[ワインで一番重要なのが!テロワール]
土壌と気候は 産地の重要な個性!
今日は以前、ブログを始めて一ヶ月で投稿した「テロワール」が、訪問者が1名と少なく残念に思い再度改めて、投稿します。
テロワール—–即ち「葡萄畑」を特徴づけるのは自然の条件—–つまり土壌の構成と日照、方位、地形、気象等によって同じ葡萄の品種から全く違うワインが出来てしまいます。テロワールの違いが反映されるからです。
その中でも特に、気温と雨量と土壌が、大きな要因になります。
[気温]
世界の葡萄産地の平均気温は、ほぼ10〜20℃。良質のワインは15〜16℃以下と言われていて、特に銘醸地は10℃に近いところが多いそうです。
冬の温度が低すぎると、障害が現れる—–耐寒性の葡萄でも、零下15〜20℃の日が、数日続くと枯れてしまう。このことから葡萄栽培の北限は、北緯50度とされています。
[雨量]
欧州の葡萄は元々乾燥した土地のもので、年間降雨量が8〜900ミリ以下のところが多く、特に生育期間中の降雨量は、400ミリ以下が好ましく、地中海沿岸では、100ミリに満たない土地もあります。芽が出てから果実が熟するまでの期間に降雨量が多いのは好ましくない。その理由は、葡萄樹が成長し過ぎて、果実そのものに、栄養が行き渡らないからです。
[土壌]
「ワイン用の葡萄の樹木は、まず水はけ」と言われ、良質の土壌の一番手にあげられます。実際、銘醸地の葡萄は、想像以上に深いところまで、根を張っているようです。
またボルドーのグラーブが「砂利」を意味するように、石ころだらけで石の多い葡萄畑は、水はけがよく、同時に、昼間暖められた石が夜間にはカイロの役目を果たして、果実の生育を促すことからも好ましいのです。
● 何故ヨーロッパの銘醸地は、葡萄栽培の北限に近いのか?ブルゴーニュ以北の気候は、安定しているとは言い難く、葡萄栽培は様々な障害に襲われるからです。しかし、この悪条件を長い歴史は乗り越え、今日では世界に冠たる銘醸地を生み出しています。
一方、南の地中海沿岸は、非常に気候に恵まれていて「葡萄栽培がしやすいところ」であるにもかかわらず「銘醸地」とは必ずしも言えないようです。
ですが私が思うには、テロワールに恵まれたところから、必ず次々と銘醸地が登場してきます—–なぜなら葡萄が良ければいいワインができるからです。
これはスペインのリベラ・デル・ドゥエロの葡萄畑です。
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