カオールの黒ワイン・古い葡萄の産地!マルベックの葡萄!コクのある力強いワイン!

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カオールの黒ワイン・古い葡萄の産地!マルベックの葡萄!コクのある力強いワイン!

 

[カオール]黒ワインのカオール!

カオールはフランスで最も古い葡萄の産地です。

ボルドーが名を馳せる、はるか以前から名声を博していました。

中世の栄光の座にあったカオールのワインは、百年戦争後、

ボルドーの優遇政策のあおりを受け、ボルドー用ワインの補強用として長い間、陰に隠れた存在でした。

イギリス人からは「ブラックワイン」と呼ばれていた<カオールの赤ワイン>は、

力強さと、黒に近い濃厚な色彩が特徴です。

カオールはパリから南西に600km離れています。

古典的な品種マルベックで作る黒ワインは、濃厚で荒々しい輪郭を見せ、

熟成により身の引き締まるものになります。

このようにカオールは「黒ワイン」の産地とも呼ばれ、コクのある力強いワインを生むことで世界的に有名です。

マルベックの葡萄を70%以上使うことが義務づけられていて、

色合いは別名「カオールの黒」と呼ばれるほど濃く、タンニンも豊富で超熟成タイプのワイン。

また、カオールの南西地方は、美食の地としても有名で、

あの世界三大珍味フォアグラとトリュフの産地でも—–だから美味しいワインが出来るのだとも言われています。

カオールはフランス南部、オクシタニー地域圏の都市である。ロット県の県庁所在地。市内にはロット川が流れている。

市内のサン=テチエンヌ大聖堂と、ロット川にかかるヴァラントレ橋は、

世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として登録されている。

カオールは、非常にユニークな赤ワインの産地としてよく知られている。

AOCカオールは、カオールを含むロット県内の45か村で生産される赤ワインで、

マルベックというぶどうを70%以上使うことが義務づけられており、

色合いは俗に「カオールの黒」(黒ワイン)と呼ばれるほど濃く、タンニンも豊富で超熟タイプのワインです。

ボルドーから東へ200km進むと、渓谷や緑が美しいドルドーニュ地方に辿り着きます。

情緒ある長閑な美しい地方として、フランス人の旅先として大人気です。

「カオール」のワインは、ロート県、ドルドーニュ地方の一部、カオールの町の周辺などで生産されています。

カオール周辺の葡萄畑は、フランスで最も古い葡萄畑の一つです。

カオールのマルベックの葡萄畑とシャトーは美しすぎる程。

カオールワインは、とても強い赤ワインです。

一般的に、若い時は味が荒く、何年かカーブで保管すると特筆すべきワインになります。

とても強く濃い赤なので「黒ワイン」と呼ばれることも。

カオールの気候・風土:カオールはガロンヌ川の支流・ロット川流域にあり、

2000年の歴史を持つことから、フランスで最も古いと称される葡萄栽培地の1つだ。

ロット川流域に曲線を描くようにつくられたカオールは、旧市街地など、

中世を思わせるような情緒あふれる町並みとなっています。

赤レンガ、石灰岩、砂岩などで彩られた町並みで、観光名所も豊富にある。

葡萄栽培地としてのカオールを見ると、同じ地区内でも東と西の気温差が比較的大きい。

地区の西側、ロット川付近に広がる畑は温暖な気候に恵まれ、東側の畑と比べて2週間ほども早くから葡萄の収穫が始まる。

「海からの風」という意味がある暖かな風・オータンが吹き込み、冬の厳しい寒さからも守ってくれます。

土壌は石炭質で、乾燥しやすいがミネラル分を多く含み、葡萄栽培には適した環境だ。

収穫は手摘みと機械式の両方を導入。

収穫時期により葡萄の品質が左右されるため、タイミングを見極めて素早く作業を進める。

栽培している葡萄の品種は、伝統的品種のマルベックをはじめ、メルロー、タナなど。

 

 

 

 

黒ワインの元祖・カオール!ガリオッタン・マルベック!その受賞歴が凄い!

 

何度も述べましたが、カオールのワインの特徴:

「黒のワイン」とも呼ばれるほど濃厚な赤が特徴的なカオールワイン。

ベリーのスパイシーな香りと凝縮された葡萄の甘み、時折広がるアーモンドのアクセントが赤ワインのコクを引き立てる。

力強いボディとは裏腹に、さっぱりと締まるフィニッシュ。

ほどよい酸味とまろやかさがバランスよく、深みのある赤ワインを堪能することができる。

肉料理、チーズ、煮込み料理との相性は申し分ない。

エピソード:カオールの赤ワインはその外見から「ブラックワイン」と称されるほど。希少価値が高く入手は極めて困難だ。

ブラックワイン愛好家でもある高級ブランド・カルティエの元会長アラン・ドミニク氏が、

カオールのシャトーを買収したというエピソードも残されている。

黒ワインは、オーセロワ(別名コット、マルベック)という葡萄品種で造られ、

フランスワインの中で最も濃い色のワインと言われています。

このオーセロワ種で造られたワインはタンニンを多く含む濃縮感のある味わいとなります。

カオール出身の詩人「クレマン・マロー」は、「小石に覆われる乾いた土壌の丘で、

力強く香り豊かなワインが造られる」とカオールのワインを詠い讃えています。

カオールはボルドーの東南に広がる南西地方のアペラシオンの一つ。

日本ではあまり紹介されていないようですが、カオールは上質なワインの宝庫というべき、隠れ家的産地なのです。

カオール地方:フランス南西部にあるカオールは、パリから600キロほど離れたミディ・ピレネーのロット県にあります。

ボルドー川の上流であるロット川に周囲を囲まれているため、

一見すると浮島のようにも見える、中世の面影を残す美しい街です。

13世紀ごろ、ロット川の運河を利用した交易や造幣、

両替を中心に商業都市として繁栄した当時の面影が旧市街に残っており、

現在もロット県の県庁所在地として小規模ながら商業、文化の要となっています。

特に、フォアグラ、トリュフ、ロックフォールといったフランスを代表する食材の産地として有名で、

街角にはフォアグラを示すガチョウの絵の看板が数多くあり、デリカテッセンの店、

マルシェ(市場)などを街中のあらゆるところで目にすることができます。

タニックで濃厚な黒ワインは、ブルーチーズ、クリームソースや肉料理ととても相性がよく、

世界の食通たちが美食とワインを求めて訪れます。

遥かフランス南西地方で、黒ワインの魅力は美食とともに花開いているのです。

下の画像は、ガリオッタン マルベック カオール 2009で、

評価は四つ星++でしたが、コクがあって飲み応え十分。これで980円とは驚きです。

私が試飲したカオールのワインは「ガリオッタン マルベック カオール 2009」です。

ガリオッタンは受賞歴が凄いのですが、カオールのマルベックは初めて—– 色合いは黒いガーネット。

黒すぐりのような複雑な香り。アタックは濃厚で力強い渋みが前面にあり、

酸味とのバランスも良く、さらに甘味もあって極旨な黒ワイン。

即四ツ星++の高評価。ボディはコクがあって飲み応え十分で甘い余韻もあります。

千円以下で渋みの強い赤ワインは珍しい。ボトルのデザインがカッコ良くて、発信力グッド!

味わいもグッドな、流石フランスワイン—-久々にフランスの、いいワインに出会えました。

980円と手頃でデイリーワインに最適です!

フランス カオール  / ダブル金賞+銀賞  レ・シタデル・デュ・ヴァン 2011/カステルサラザン・コンクール2011金賞

チャレンジ・インターナショナル 2011 銀賞

葡萄の品種:マルベック 100%  ALC13.5%  フルボディ   

紀伊国屋リカーズ 980円  送料 500円   酒はない 918円送料626円

カオールはボルドーのあるガロンヌ川の支流のロッド川の流域にあります。

下が、カオールの地図とマルベックの葡萄。


今日の投稿は2015年11月15日にYahoo!ブログで投稿した「カオール!」を、

2018年10月23日に全く新しい記事に編集し直して投稿しました。

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。