バタン島漂流記!黒潮のその先に・南島奇談!池内博之の漂流アドベンチャー2!
先に放送された「池内博之の漂流アドベンチャー 黒潮に乗って奇跡の島へ」
(NHK BSプレミアム)に続く第2弾となる「池内博之の漂流アドベンチャー2
黒潮のその先に 南島奇談」の放送を見て、あまりにも面白かったので記事にまとめました!!
池内博之の漂流アドベンチャー2 黒潮のその先に 南島奇談!
この番組は江戸時代の漂流記を題材に、池内博之が実際にヨットで辿る冒険紀行番組です。
番組ではこの漂流記にならって愛知県蒲郡市を出港、季節風と海流のままに流されたり、
海水から真水を作ったり、夜光虫に光る海に驚くなど漂流記の記述を追体験する。
そしてたどり着いた南の島で出会う人々は漂流記とはうって変わった穏やかさ。
その不思議を探ると、島が辿った数奇な運命が浮かび上がってくる。
知られざる海と人間の歴史ロマンに満ちた冒険の旅。
途中でこの鬼界な岩の、孀婦岩に遭遇!
池内博之 が江戸時代の漂流記を題材に、黒潮の流れに乗りヨットでたどる冒険紀行。
日本のはるか南方にありながら、何度も日本の漂流船がたどり着いた不思議な島へ!
バタン島を目指す池内博之君と乗組員、今日は波が静かです。
荒波に洗われながらの船旅は厳しい!!

漂流記に記されているのは、江戸時代前期の尾張の船乗りたちの体験。
遠州灘で強烈な季節風に押し流され帆柱を切り倒した船は、海流と風に身を任せて一か月以上漂流。
その間、飲み水が尽きると蒸留装置を自作して海水から真水を作り
、陸地では想像もできない体験を繰り返しながら、命をつなぐ。
ようやく辿り着いたのは言葉も通じない人々が暮らす小さな島。
船乗りたちは一度は奴隷にされてしまうが、奇策を用いて日本に生還すると言うお話。
愛知県常滑市大野町の千石船が、1668年江戸からの帰り路に遭難し、
約1ヶ月漂流した後、フィリピン北部のバタン島に漂着した。
15人の船員は土人に船を壊され、すべてのものを略奪され、奴隷としてこき使われる。
年寄りの2人は働きが悪いので殺され、1人は材木で肋骨を打ち死んだ。
この国では金属類が貴重なものであったので、一旦日本に帰って金銀銅、
鉄類を沢山持って帰って来るので船を造りたいと土人に嘘をつき、半年がかりで小船を造りあげた。
仲間の1人はその間に土地の女と結婚し、日本には帰らないと言い出した。
結局、残りの11人は、バタン島に着いてから約一年半後、自ら造った小船で決死の覚悟で出航した。
1668年・江戸からの帰り路!15人の船員は現地の土人に略奪され!土人に嘘をつき・小舟で逃げ帰った!
10日後、中国の宝登山に漂着、ここで船、地図、磁石を手に入れ、日本に向かった。
そしてついに九州五島に着くことができた。
しかし、日本は鎖国の真っ只中、不審者として奉行による長期間の取調べが待っていた。
名古屋に着くことができたのは、それから3ヶ月後、ついに常滑まで帰ることができた。
家に帰ると女房が他の人と結婚している人もあれば、
気が狂って自殺した人もおり、帰って来て良かったやら悪かったやら。
この命がけの冒険を末の世に残そうと書き記したのがこの物語である。
以上のように、日本に帰してくれれば金銀財宝を持って来る、と持ちかけ舟を作り脱出、帰国を果たした。
その9年後23名のバタン人が命がけで、日本の日向国に漂着。
しかしオランダ船でバタンへ追い返されてしまった。
池内君は、長い漂流の末バタン島に漂着、長い船酔いの末の上陸でフラフラ、いわゆる陸酔い状態だった。
そこで江戸時代に漂流しバタン島に漂着した次郎兵衛について知る島の歴史家と出会う。
次郎兵衛漂流記の英訳版を所有、日本人が翻訳したものでした。

バタン島とは:バタン島はダンベル型の火山島であり、ルソン火山弧に属している。
島の北部には標高1009mの活火山イラヤ山が存在しており、この火山の最後の噴火は1454年とされている。
南部には休火山で標高405mのマタラム山が存在する。
島の狭部は丘陵となっており、おおよそ4.5kmの長さで幅は1.9-2.5km程度であり、2つの火山を繋いでいる。
島はマタラム山近郊で最も幅が広く6.5km程度の広さがある。
バタン島に最も近いサブタン島は島の南端から南西に4.5kmの沖にある。
バタン諸島最大のイトバヤット島はバタン島中心から北西に42kmほどの位置に存在する。
第2次世界大戦の日本軍のフィリピン侵攻はこの島から始まった。
1941年12月8日、第14軍はルソン島北岸から190km沖にあるバタン島への上陸作戦を開始した。
これは「真珠湾攻撃と同時」に行われており、日本軍によるアメリカ領への初の上陸したのがバタン島。
バタン島はフィリピンのルソン島北部にあるバタン諸島の主要3島の1つ。
諸島内では2番目に大きい。
ルソン島の北部にあるのがバタン島。
バタネス州に属し、20km程度の大きさの島であるが、6つの自治体のうち州都バスコを含むイバナ(英語版)、
マハタオ(英語版)、オユガン(英語版)の4つの自治体が存在している。
この漂流記を見て、何日にも及ぶ荒波とひどい船酔いで、たどり着いていますが—–時代を遡って考えると、
嘗ては船の装備も悪く、如何に大変な航海であったのかが、よく分かります。
この体験を通し沢山の貴重経験をさせてもらいました。
人間の生きる力、自然の偉大さを感じる事ができました。
池内君のアドベンチャー漂流記は、嘗てを辿るヨット漂流記ですが—–知られざる海と人間の歴史ロマンに満ちた冒険が描かれていて、
面白くて素晴らしいロマンに満ちたヨット旅で感激しましたので、紹介しました!
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