ビエルソとは!スペインの新・銘醸地!メンシア=スペインのピノ・ノワール!             

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これがスペインのピノノアールと言われている「メンシア」の葡萄です。


ビエルソとは何!スペインの新たな銘醸地で!メンシアと言う葡萄!

 

[ビエルソとは何!]

今最もスペインで、いや世界で注目される産地!

近年特に注目のビエルソはスペインのカステーリャ・イレオン地方にあって、今最も世界で注目される赤ワイン産地です。

スペインではプリオラートに続く話題の産地になろうとしています。

その葡萄の固有品種メンシアは、サンディエゴの巡礼路周辺の山間部にありながら、ながらく忘れられていて、

それを発掘して世に問うた数人の青年だったことが、プリオーラーの再生と似通っていたことから、見直されるようになったとも伝えられています。

ビエルソは標高600〜800mで年間降水量は600〜800mmとレオン県では多いい地域。

葡萄のメンシアは比較的早く熟し、樹勢はそれほど強くないが、しかし醸造されるとフレッシュな酸味を持ったワインになる—-

これがメンシアの特徴で、アルコール分は14%に達することがあります。

メンシアは、熟成されると繊細でエレガントな赤ワインになり「スペインのピノ・ノワール」とも言われています。

これがメンシアの葡萄で比較的早く熟し、フレッシュな酸味を持った——繊細でエレガントな赤ワインになります。

これがメンシアの葡萄です。

ビエルソの気候・風土:ビエルソは、スペイン北西部、カスティーリャ・レオン州のワイン生産地で、

アストゥリアス州やガリシア州に近く、ガリシア州のDOバルデオラスとは西側で接しています。

気候は西岸海洋性気候に属し、雨が多く年中温暖で、葡萄畑は高地にあります。

栽培される葡萄は、黒葡萄のメンシアがほとんどです。

メンシアはガリシア州でも生産されているますが、ビエルソのワインが有名です。

中には50年以上の古樹も珍しくない。

その他には、白ぶどうのゴデーリョも少量栽培されています。

土壌はスレート土壌に粘土質、石灰質を含むビエルソ独特のもの。

こうした土壌がメンシアの栽培に大変適しているのです。

ビエルソのワインの特徴:メンシアによる赤ワインが、ビエルソ全体でつくられるワインの9割近くを占める。

チェリーやカシス、スミレなどの花を思わせるアロマが豊か。

味わいはブラックチェリーやラズベリーを思わせる果実味の中に、繊細さを備えている。

国際的に高い評価を受けるワインでもあります。

前記したように、その味わいは時に「スペインのピノ・ノワール」と形容。

 

 

これがスペインのピノノアールと言われている「ラガール・ロブラ」です。


スペインのピノノアールと言われ!豊かなアロマが・繊細でエレガント!

 

また、こうした高い品質の割に、コストパフォーマンスに優れたワインなのが、もうひとつの特徴といえます。

エピソード:メンシアは中世時代に、スペイン北西部の巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラ

へと向かうカトリックの巡礼者によって、ビエルソにもたらされたとされています。

山間という立地もあり、固有品種としてのメンシアは長らく注目されてこなかったが、

しかし2000年代以降、リカルド・パラシオら新進気鋭の生産者によって注目を集めた。

長らく注目されてこなかった固有品種にスポットを当て、地元の生産者が高品質なワインを生み出した、

という意味では、プリオラートに似たストーリーを持つ生産地といえます。

スペインの赤ワインで使用されているブドウ品種といえば、「テンプラニーリョ」が出てくると思います。

しかし、今回取り上げたワインに使用されている葡萄品種は、最近注目を集める「メンシア」です。

産地はメンシアにとって最も良いとされる「ビエルソ」です。

ビエルソは山間部にあり、急峻な立地の畑が多いため作業がとても大変で、一時は見捨てられかけた時もありました。

しかし、近年は志の高い若手の生産者達によって注目を集めています。

ビエルソの土壌(粘土と石灰を含むスレート土壌)がメンシアに非常に適しており、高品質なワインが続々と生まれております。

この赤ワイン「マニウム・クリアンサ」の醸造を手掛けるのはラウル・ペレス。

ビエルソ出身で、メンシアという葡萄とビエルソという土地の名前を世界に知らしめた人物です。

この赤ワインはビエルソ出身のラウル・ペレスが手掛けた「マニウム・クリアンサ」で、男の力強さの意味です。

とてもエレガントな赤ワインです。

これがラウル・ペレスが手掛けたワイン。メンシアの魅力タップリ!

ラウル・ペレスは自身のワイナリー(ボデガ)も所有してワインを造っていますが、

スペインの各地(ほとんどがマイナー産地)で現地のボデガとコラボレーションを

その土地の伝統品種を使ってするという活動も行なっています。

「マニウム・クリアンサ」はラウルが醸造責任者として腕を振るうボデガス・アバニコのトップ・キュヴェ。

自らのボデガではありませんが、「ラウル・ペレス節」が前面に出ていてとても素晴らしいワインです。

この人がビエルソ出身のラウル・ペレスさん。

ラウル・ペレスのメンシアは「丸さ」、「柔らかさ」と言った要素が際立っています。

この方がビエルソ出身のラウル・ペレス氏です。

色合いは光沢に富んだ明るく濃いルビー色。透明度も高くとてもきれいな色合いです。

香りはカシスリキュールのような甘やかさがまず初めに現れ、

そこにチョコレート、黒オリーブ、梅、そして五香粉のようなオリエンタルなスパイス香。

しっとりと落ち着いた印象です。

味わいは、マッタリした丸みがあります。

紫蘇の清涼感とカシスのコク、そして黒オリーブの滑らかさに厚みのあるアルコールによるボリューム感。

上記の要素だけだとベタッと重くなりそうなところを、思ったよりしっかりとした酸が全体を軽やかにまとめてくれております。

ソムリエという職業柄、メンシアのようなメジャーではない葡萄の品種のワインもそれなりに飲んでいると思うので感じるのですが、

ラウル・ペレスのメンシアは「丸さ」、「柔らかさ」と言った要素が際立っています。

メンシアは、最近になって注目を浴びるようになりましたが、洗練されていないものが多く見受けられました。

しかし、ラウル・ペレスのメンシアは一線を画しています。

エレガントさがはっきりとあり、まろやかな非常に口当たりの良いものです。

私が試飲したビエルソのメンシアは「ラガール・デ・ロブラ2008」は、綺麗なルビー色でアロマはカシス。

酸味と渋みのバランスが良く四つ星++の高評価でした。銘醸地ビエルソのメンシア恐るべし!

通販で933-1008円のALC14%のフルボディ。

この「ラガール・ロブレ」は私の試飲評価は高く四つ星++でした。

少し冷やし気味の温度で、大きめのグラスがあればいいでしょう。

柔らかく豊かな果実味で、料理との相性をあまり考える必要はなく、ワイン単体でも気軽に楽しめます。

秋の夜長、映画や読書のお供にピッタリのワインです。

今日の投稿は2015年11月8日にYahoo!ブログで投稿した「ビエルソとは何!」と2016年3月6日の「今注目のビエルソ」を、

2018年10月4日に全く新しい記事で、編集し直して投稿しました。

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。