<アリカンテ>
スペインの南東部に位置し、標高600mにある地域は夏場50℃以上にもなるのに夜は涼しく、その寒暖差が葡萄に良い影響を与えます。
葡萄の品種は モナストレルを中心に、カベルネソーヴィニヨン、メルロ 、テンプラニーリョ—–
中でも産地を代表するモナストレルから作られるワインは逸品です。
<イエクラ>
標高500-800mの高地にあり、地中海の温暖な気候と、乾燥したテロワールによる、葡萄栽培に最適な環境でワインが造られます。
<イエクラ>の歴史はわりと古く、黒葡萄のモナストレル種の産地で、 P・P 90点以上が目白押し—-その中には私の五ツ星「バラオンダ バリカ」もあります。
<ブーリャス>
海抜800以上で1000m越えもある<ブーリャス>は、冬は寒く、夏は暑いが夜は涼しく、雨量は550mと少なく、
幾つかのワイナリーが80年代から新技術により高品質ワインを世に送り出しています。
高地栽培の樹齢30〜50年のモナストレル種の古樹からは、パーカーポイント90点以上を連発するなど、ブーリャスが注目されています。
<アルマンサ>
バレンシアの南西に位置し平均樹齢45年超の固有のガルナッチャ・ティントレラの産地です。
猛烈に暑い夏と極寒の冬を経験する<アルマンサ>は標高800mの大陸性気候で葡萄の質が複雑—–
パワフルなワインが生まれるそうです。
スペインの天才醸造家エステル・ニンがP・P100点満点を2004年と2005年に二年連続で獲得し
ピングスを凌ぐと言われているのが「ボデガス・アルマンセニャス」—- 今や世界の注目のアルマンサです!
<バルデベーニャス>
広大なラマンチャ平原の南側に大きな渓谷があり、「石の谷」を意味するこの地形にバルデベーニャスがあります。
スペインNo.1の葡萄栽培面積と生産量を誇るワイン生産地です。
この土地のワイン造りは長い歴史を持ち、19世紀から20世紀にかけて首都マドリードで特に愛飲されていました。
<フミーリャ>
バリューワインの宝庫スペインにおいても、屈指のコスパを誇る産地 —–
最高標高900mの高地の大陸性気候で冬はマイナス気温—–夏は40°と暑いが、夜は涼しく寒暖差が大きい。
代表的な葡萄モナストレル種は凝縮し、果実味が パワフルだと言われています。
注目されるワイン産地の ひとつ。
<リベラ・デル・フーカル>
フーカル川の上流域で、標高650ー750m—-年間 降雨量は450ml程度の、大陸性気候で冬は寒いが 夏は暑く、
夜が涼しいため葡萄は凝縮され、アルコール度数12-14.5%ぐらいの、上質なワインとなります。
葡萄はセンシベル種(テンプラニーリョ)がメイン。
<リベラ・デル・グアディアーナ>
グアディアーナ川が、一部ポルトガルとの国境をなしていて 、標高は280-850m—-
6つのサブゾーンに分かれていて、多様な栽培条件を持ち葡萄も様々。
夏は酷暑 、冬は厳冬で雨量は少ない。
葡萄の栽培面積がラ・マンチャ地方に匹敵するほど広大で 「ワインの海」とも呼ばれるほどです。
以上でスペインの銘醸地の紹介は終わります。
中でもイエクラには、注目に値するワインがありますし、フミーリャはスペインで「一二を競う」安くて美味しい赤ワイン産地です。
この地域の代表的な葡萄は、モナストレル種で、とてもいい赤ワインを熟成させます。
今後注目して見ていて下さい。
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