二本のワイン飲み比べ上達法!
二本のワイン飲み比べ上達法!これで違いが分かれば!ワイン術が5倍上達します!!
[二本のワインを飲み比べ]
ワイン術が5倍上達します!
ワイン術の上達法については、2-3日前に2回にわたり紹介しましたように、勉強をすればワインがわかり上達します。
先ずは、葡萄の品種を覚えれば、勉強しただけ腕前が上がります。
次が、試飲記録をつけるとワインの事が一段と良く理解できるようになって、飛躍的に腕前が上がります。
今日はそれに続いて重要な、同時に二本のワインを飲み比べると、腕前が5倍上達します。
例えばボルドーとスペインワインとの国別対決です。
あるいはメルロとカベルネソーヴィニヨン等の葡萄対決です。
二本のワインを呑み比べる事が大事。

二本のワインを呑み比べる事が大事です!
こうすることで、ボルドーの特徴とスペインワインの特徴の違いが、ハッキリ分かりるのです。
同じように葡萄の違いも分かります。アロマやコクや酸味の違いをも、かなり正確に分かるようになる筈です。
飲み比べの注意点は、ヴィンテージで言うと若いワインは熟成したワインより先に、ボディで言うとミディアムボディは、フルボディより先になります。
ジャンシス・ロビンソン女史がこう言っています。
ワインの知識を飛躍的に向上させる方法を「違う二本のボトルを相互に飲み比べながら飲み進めればば、進歩の速度は5倍あがる」と言っています。
是非実践してみて下さい。
ワインの違いが歴然と判別できます。
ジャンシス・ロビンソン女史は、イギリスのワインジャーナリストで、世界のワイン好きからその一語を待ち望まれている、世界屈指のワインテイスターでもあります。
私は二本のワインを同時に開けて、飲み比べをするようになって、ワインの事が飛躍的にようわかるようになり、ワイン術が上達しました。
飲み比べをすると、今まで分からなかったワインのフレーバーが、わかるようになります。
それだけ味わいの五感が、研ぎ澄まされた感覚になっているのです。

飲み比べをすると、不思議とワインがよく分かるようになります!葡萄の違いも重要です!
不思議とワインがよく分かるようになります!葡萄の違いも重要です!
飲み比べはまず二本のワインから始めて下さい。それでなくても味わいは、複雑ですので二本のワインに限りましょう。
この二本のワインの飲み比べが原則です。
そこで「安くて美味しい赤ワイン」の15ページに飲み比べ上達法を記述していますので紹介します。
col❖ 五倍上達します 飲み比べ上達法!
ジャンシス・ロビンソン女史(P64-65)もワインの知識を、飛躍的に向上させる方法を
「違う二本のボトルを相互に飲み比べながら飲み進めれば、進歩の速度は五倍上がる」と言っています。
私流の「五倍上達法」の一端を—–。
● 例えば葡萄の違いで飲み比べるのが、一番良いと思います。
それには 「カベルネソーヴィニヨンとメルロ」 「マルベックとネッビオーロ」「テンプラニーリョとジンファンデル」
等々のような飲み比べは 葡萄の品種の違いを、かなり正確に把握できるようになるための訓練—–
それだけでなく、アロマやコクや酸味の違いをも、かなり正確に分かるようになる筈です。
● 飲み比べの場合には どちらを先に飲むかも 重要になります。
ヴィンテージでは 、「若いものは熟成したワインの先に」ボディでは
「ライトボディはフルボディの先に」 甘辛では、「甘口は辛口の先に」がセオリーです。
私はこの方法で飲み比べをして重要ことに気付きました。
「先に飲んだワインは 後から飲むワインに強いダメージを与える」 —–
私が試したのは、ボルドーの「ポイヤック」で今世紀最大のヴィンテージ2000のワインと、
ピエモンテのネッビオーロ 「バルバレスコ」2008です。先にバルバレスコを飲んで、
次にポイヤックを飲みましたが、美味しいはずのボルドーが、旨くなかったのです。
それはネッビオーロの強烈な個性がボルドーのカベルネブレンドワインに、決定的なダメージを与えたからなのです。
これがボルドーワイン「ポイヤック」です。


これがボルドーワイン「ポイヤック」です!
● そのことを証明するのが 「1976年パリ目隠し試飲事件」です。
カリフォルニアのカベルネS.の若い「スタッグスリーブ」がボルドーの熟成ワインに勝って、
世界一のワイン王国フランスの、神話が崩れたと言う逸話—–
何故カリフォルニアの若いスタッグスリーブがボルドーの熟成ワインに勝ったのか —–
ボルドーより南に位置するカリフォルニアのワインは、アルコール度数が強く、
更に葡萄の持つ強烈な個性もあって、こちらに軍配が上がるのは、目に見えていたような気がします。
もちろん、そのボルドーをカリフォルニアとは違う日に飲めば それなりに美味しい?
—–既にお気づきのとおり、目隠し対決は、力量を上げる目的ではあっても、雌雄を決するためでは、ないと言うことです。
この1976年の試飲対決の判定は、私にとっては、まだ 「闇の中」 —–
違う二本のボトルを飲み比べて修行を積めば、ワインの達人に近づけることは、確かなのかもしれません。
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