今年の狩野川の釣果報告!鮎はただ群れているだけでした!何故縄張りを作らない!!

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かつてはここに尺アユが居ましたが!!

今年の狩野川の釣果報告!鮎はただ群れているだけでした!何故縄張りを作らない!!

 

親父が亡くなって早50年になります。その親父の御墓参りを兼ねて狩野川で友釣りを楽しみました!

去年の狩野川は全くアユの遡上がなく二日間ともにゼロ釣行で、嫌な狩野川でした!

去年の前評判はすこぶる悪く、今年の前評判はすこぶる良いの正反対で、期待して乗り込みました。

私の狙いは鮎が縄張りを争う沈み石のある急流が、囮にアッタクしてくるので狙い目です。

私が去年の釣行で、その流れが楽しめた日向にある落合おとり店の前の強い流れに惹かれ、まずそこに入る予定。

昔の狩野川は強い流れで鮎が何処に縄張りを張っていたかは、想像がつきますが、最近の狩野川はよく分かりません!

この週は梅雨が上がって嘘のように晴れが続き、それもあって釣行は6月の25-27日に設定。

早朝5時青葉台を出発。

矢熊に着いてすぐに実家のお墓詣り。

今となっては早すぎる親父(享年74才)の50年と友人のあまりにも早すぎる死に、ご冥福をお祈りしました。

先ずは前記したように、落合おとり店で2匹の囮と年券を購入しご主人おすすめのポイントに入る。

川に入って驚いた、強い流れの石周りが白い、鮎の餌である藻が付いていない!

嫌な予感が頭をよぎる。

鮎は石に付いた藻を食べるために、そこに入ってきた鮎を敵とみなし追い払う習性があります。

その追い払う習性を利用したのが、友釣りの発祥と言われています。

白くて藻がついていない石は、鮎が付いても群れているだけで縄張りを作らない!

案の定、鮎が掛かりません!

運よく、ご主人おすすめの一番いいポイントに入ったが、全くアタリが無い!

向こう岸にいる釣り人、数人もアタリがなく釣れていない!

その内下流に一人入った、静岡から来た人で、すぐにアタリが来て2-3匹を釣り上げたが、その間2匹をバラしていた。

やがて上流の流れ落ちる白泡の難しい釣り場にやって来たのは、八王子から来た釣り人で、竹籠を背負った達人のよう。

1時間もし無いうちに、白泡の中から10匹以上を釣っていた。

状況の悪い中では—–やはり腕前の違いが、よく出るようです。

私と言えば、9時に釣り始めて2時までの5時間で小さいサイズを入れて3匹とは情けない釣果でした。

二日目は、私が中学生の頃、箱メガネで覗いてびっくり仰天、尺アユが流れの中に見えた場所。

その流れは、以前とは大きく違っていますが、基本的には同じ位置で急流です。

そこに入りましたが周辺には誰もいません。釣れないから来ないのか、よくわかりません。

嘗ては、この位置に同じような強い流れがあり、そこで箱メガネで尺アユ覗き、竹竿の先に針を付けて大鮎をかけました。

その鮎は親父の酒の肴に!

 

9時から12時までなんのアタリもなくあっという間の3時間、ですが疲れて小石の上で昼寝、

小石の上で痛みはあるが、晴天の青空と狩野川の流れの音で、なんとも心地よかった!

そして午後は、狩野川では有名な嵯峨沢橋の下へ、そこは嵯峨沢館の前で、

組合長が自分の宿屋の前に大量に鮎を放流すると言う、評判の良く無い場所ですがお陰で鮎が沢山いる。

そこの流れも強く、私好みにの釣り場です。

 

 

 

ヘロヘロに弱った囮にやっと一匹かかりました!最上流の嵯峨沢橋で!

 

 

向こうに見えるのが嵯峨沢橋、橋のすぐ下の大きな木の下のギリギリが狙い目!

ここで掛けた2匹の強い引き込みに、魅了されました!

ここが一番かかる場所!

3時間粘って1匹も釣れない、帰ろうとして竿を立てて、帰る途中で

ヨタヨタに疲れ果てた囮に1匹かかった、かなりの良型で綺麗な囮ぐらいのサイズ。

これを囮に変えて、強い流れの一番向こう岸で、強い引きがあり、やっと2匹目をかけました。

立てつずけに2匹をかけましたが、1匹はバラし。結局今日は2匹止まり。

三日目は、初日と同じにするか、嵯峨沢橋にするか迷った挙句、昨日の強い引きに魅力があって、

嵯峨沢橋の下へ、今日は下流まで調査を兼ねて、釣り下がりましたが、

アタリは無くもうすぐ横浜へ帰るので、終わりにする直前に、立てつずけに3匹が来た。

狩野川の嵯峨沢橋下流、超人気ポイントです。

ここの流れで3連続のアタリ、だがオーナーの満開チラシで2匹を痛恨のバラシ。

この流れでは鮎はすぐに掛かりそう!

だが仕掛けのオーナーの満開チラシの具合が悪く、2引きはバラし。

私が作った手製のチラシはバラシがないが、手持ちが終えて、あえなく既製品を使用して、連続のバラシになった—–残念。

三日間の釣果は5匹と低調な狩野川釣行でした。

今年を振り返ってみると、相模川は鮎が小さすぎて、今後を考えても、そうは大きくなれない、精々15cm止まりと思っています。

桂川は数が少ないですが、大型との情報がありますので、釣れている猿橋あたりが狙い目でしょうか?

一方の狩野川は平水に戻り、鮎が石に着き藻をぐようになれば釣れ出すと期待していいでしょう!

鮎の友釣りは奥が深い、友釣りの何かがわかるまで、10年はかかるでしょう、それ程の難しさを痛感した狩野川釣行でした。

そこで耳寄りの話を—–田舎の近所で花の栽培をしているご主人に、貴重な情報をいただきました—–鮎が群れていて縄張りを作らないのは、養殖の時の育つ環境にあるのではないかと、話していました。

養殖の鮎は、餌をもらうにしても縄張りは作らずに、自由に餌を食うことができます。

こんなヤワな環境で育っているので、ただ群れているいるだけではないかと—–

自分のハウスの下にある狩野川で、大量に群れている鮎を見ていますので、そのように思ったと言っていました。

花の栽培と鮎の養殖、何か同じ栽培と養殖の環境で仕事をしているので、そのように思うのではないでしょうか!

蘊蓄のあるお話だと聞き捨てにはできませんでした!

去年の友釣りを振り返ってみると、縄張りの鮎のアタリが、僅か一回きりで、

縄張りの鮎が居ないことへの、私なりの危惧がなお一層—–

お花を栽培しているご主人の貴重なお話で、同感できると思っています。

今後の友釣りで、鮎が群れるのと、鮎が縄張りを作るのを注意深く見守っていきます。

果たして縄張りに入ってくる囮鮎に、積極的に攻撃してくる鮎がどのくらいいるのかが、注目ポイントです!!

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。