日本の新しい街ずくりは失敗でした!街づくりとは何が重要でしょうか!

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日本の新しい街ずくりは失敗でした!街づくりとは何が重要でしょうか!

 

 

 

日本の新しい街ずくりは、失敗でした。嘗ての日本には奈良井宿や川越などの町並みの素晴らしいが沢山ありましたが、新しい建築基準法を境に木造の素晴らしさが消えて、それに変わるべき新しい街づくりには、なんの取り柄のない街が、ただ漠然と氾濫しました。この責任は我々建築家の怠慢ではないでしょうか?

日本の今日は建築の設計についてお話しします。建築設計で重要なのは、街に作る時と自然の中に作る時では全く、考え方が違います。この考えを基本に建築設計をスタートさせる必要があります。

残念ながら今の、日本の街には、姿形の連続性がなく色々な形が街に溢れていて、街づくりとしては失敗だと、言わざるを得ないのが現状です。それに比べ昔の街には、素晴らしい姿形があって理想的な街づくりになっていました。それが壊れたのが、木造建築が火災に弱く—–建築基準法の縛りで、色々な姿形が街に溢れかえり、統一感のない哀れな街が次々と出現しました。これはそれを放置した、私たち建築家の責任だと痛感しています!これからでも遅くないので、自分に何ができるのかの使命感を持って、建築設計に取り組んでいく所存です。

今申し上げたように、街の中に設計する時には、その街がどんな街であるかが、問われます。何か手がかりを探し、それを前提条件にして設計を始めるようにしています。これが設計で一番重要な前準備で、楽しい時間でもあります。もし街に思わしいものがなければ、自分の設計する建築が、街にどんな影響を与えるかが重要になります。南青山のプロジェクトでは、既存の街にどのように存在させるか、この問題に真正面から取り組みました。私の作る建築が街にどんな影響を与えてゆくのかを、考えた上で案を描きました。私はこの作業が特に重要だと考えています。これが街創りだと思っています。この考えの連鎖が形となり建築となり—–街に連続性を持たせ、街を形作っていくと考えています。街作りの第一歩がこの作業で、重要です。

 

 

街に連続性を持たせ、街を形作っていくと考えています。街作りの第一歩がこの作業で、重要です。

 

 

南青山に設計した建物で、これが街に影響を与えてくれればの願いを込めて設計したのですが?

私は街創りには、街に建築の姿形のデザインの連続性があって初めて、生きた街づくりになると考えています。これは私一人ではできませんので難しい問題ですが—–いい街創りのためには、無駄のようですがこのような姿勢が重要で、この考えに協調する他の建築家が表れれば、可能性はゼロではない、細やかな貢献の第一歩になります。

一方自然の中に設計する時は、その自然がどんな自然なのかが重要になってきます。私はわりと多くの自然の中での設計が多かったように思います。特に国立公園の中で設計を手がけたことがあります。国立公園の中には、普通地域と特別地域があります。このように国立公園の規制がありますので自由に設計することはできません。国立公園の規制の中で設計の形を作ってゆくのは、楽しいだけの作業ではありません。これを乗り越えへて—–環境に見合った、設計図を描き、良い建築を作ることが理想的です。良い設計図とは、良い建築とは、如何に周辺の自然にマッチングする建築です。私が重要視しているのは、周辺環境に違和感のない建築デザインにすることを、常に心がけています。それは自然環境の中でどのように調和させるかが課題です。自分を主張しすぎると自然に馴染まなくなります。この見極めが重要なスタートラインです。

これは箱根の国立公園普通地域に建てました。屋根のデザインが重要です。

違和感のない建築デザインとは、まず大事なのが屋根のデザイン—–陸屋根には絶対にしない!陸屋根の水平線は、自然の風景を断ち切ってしまうので自然に溶け込めないし、馴染めない。従って屋根を付けて、自然に合うような姿や形のデザインを追求しています。屋根の形は寄棟とか切り妻ですので、屋根の凸凹がデザイン基本で姿形の連続になります。この凸凹の形の方が、陸屋根の水平線より自然の中にマッチングするのです。ここまでくれば楽しいデザインの作業になります。

この建物は日光に建設しましたが、国立公園にいかに解け込むかが重要です。

建築のデザインで、街の中でも自然の中でもまず一番最初に、思案しなければならないのが、これらのことが重要な前準備—–自分の建築思想です。この基本がないと建築は作れません!この思想が街創りのデザイン思想で—–建築デザインです。

街創りは楽しい作業です。それは街創りに貢献できる一縷の希望を持っているからこそ、楽しくデザイン出来ると思っています。これが街創りを、途方も無い長い年月をかけて、決定的に左右させるのだとの意識があれば出来る—–重要で重い課題です。南青山で25年間設計事務所をして来て、この街が少しでも街づくりとして発展して行けるかどうか、細やかながら貢献できればの思いがありました。

前述したように、街創りとはこのように気の遠くなるような作業の連続で、これが建築を作る者の大事な考え方です。街創りにはこの考えに共感できる建築家が、現れて来ることがどんなにか重要なことです。細やかな貢献とは、このことを指し—–やがて街を形成してゆくのです。

自然の中では、自然景観を壊さないように自然の一員になれる建築デザインが問われるのだと、思っています。こちらは比較的建築家の連帯がなくても、自然の中に違和感なくセッティングできるでしょう。

今日は、建築デザイン講座の初歩ですが、重要なスタートランで心に溜めていた重要なお話です。

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。