
栓を抜いた時のアロマが堪らない!
赤ワインの持ち味!それは香りや色合いにある!栓を抜いた時のアロマが堪らない!!
赤ワインは多くの魅力で満ち溢れています。
それはどんな美味しさか、何処で作られたのかや、葡萄の品種は何なのか、
値段は安いのか高いのか、これらが相互に組み合わさり、赤ワインの魅力を高めています。
中でも赤ワインの持ち味は—–香りや色合い!
ワインへの関心は—–まずは値段と旨さが一番大事でしう。
一昨日はそれについて、お話しました。
次はワインの持ち味—–香りや色合いです。
ワインの魅力の80%以上は香りです。
香りには葡萄の持つ「アロマ」の香りと、熟成による「ブーケ」の香りがあります。
グラスを回さない香りがアロマで、グラスを回した時の香りがブーケだと言われています。
そして香りと風味が一体となった「フレーバー」が何よりも大切です。
このようにグラスを回した香りが、ブーケです。

アロマとブーケを覚えましょう!
私はカシスの香りがよくわからなくて、カシスのジャムを探して食べて、
そのジャムの香りを体に叩き込み、カシスとはどんな香りなのかを覚えました。
この方法が一番近道です。
ワインの香りは不思議なもので、前日空けたボトルから次の日には違った良い香りが漂う事があります。
ワインの熟成具合と関係があるようです。香りは複雑で物凄い香りの多さに、戸惑い続けています。
ワインのテイスティングのときなど、色合いを見てそのワインの個性が分かれば余計に楽しく思えるようになります。
色合いの特徴は幾つかあります。
一つはボディで見分ける方法で、ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディですが、
ライトボディは淡い色合いで、フルボディは濃い色合いに変わって行きます。
もう一つは熟成具合で色合いが違って来ます。
若い赤ワインは、色合いはさまざまで透明感はなく、傾けたときの液面の縁も狭い。
渋みが強く、フルーティな香りや酸味が豊かなワイン。
一方熟成した赤ワインは、透明感があり、傾けると液面の縁は淡いオレンジ色で広くて、
全体的にくすんだような落ち着いた色合いをしています。
苦味や酸味が弱く、スパイシーな味わいがするワインです。
写真は左から、濃い色合いのフルボディ、ミディアムボディ、淡い色合いのライトボディの順になります。

濃い色合いのフルボディ、ミディアムボディ、淡い色合いのライトボディの順になります!
一方色の違いから、どのようなワインの個性かがわかるでしょうか。
色合いの違いには、次の二つがあります。まず第一に色合いの濃淡があります。
色の濃淡は主に、ワインの凝縮度と樽の色素を反映することから、ワインの味わいと深い関わりを持っています。
ワインの凝縮度が高くなれば当然色調も濃くなりますし、新樽を使ったワインは樽の色素が溶け込んで色も濃くなります。
そのため、一般的に、色が薄い方がライトボディ、色が濃い方がミディアムボディからフルボディのワインとなります。

これがマルベックの黒ワイン!
色合いの濃いのがフルボディ!カオールのような黒ワインもあります!
次に熟成具合による色合いがあります。
ワインの色で一番重要な項目です。熟成の度合いの色調は、グラスを傾けたときの縁に表れます。
赤ワインは縁が紫ががかっている方が若く、オレンジ色に近い方が熟成しています。
その他、ワインの色合いには、葡萄の品種によるものと、熟成具合を反映するものがあります。
淡い色合いの代表には「ピノ・ノワール」や「サンジョベーゼ」の葡萄の品種のものがあります。
淡いルビー色は見た目にとても綺麗で見とれてしまうほど美い!
味わいもフルティーでエレガント、よく凝縮された赤ワインに多く見られます。
濃いガーネットの色合いの代表は、「ジンファンデル」と「テンプラニーリョ」と「モナストレル」があります。
この黒葡萄は濃厚で独特で旨味成分の強い、赤ワインいやむしろ「黒ワイン」を熟成させます。
葡萄の品種は沢山あって、ここで取り上げるには多すぎますので、いずれまたの機会に、葡萄の品種で解説したいと思います。
葡萄の品種を覚えることが、とても大事。

葡萄の品種を覚えることが、とても大事です!
香りと色合いは、ワインを楽しむ大事なスタートラインだと思っています。
この勉強を積めば積むほど、ワインが美味しくなり、また更に勉強をしたくなります。
この循環に入るのが大事で、ここまでくればあなたは、もうワイン通です。
そしてもっと研鑽を積んでワインの達人を目指して下さい。
今日の投稿は、2015年9月25日に投稿した内容を基に、編集し直したものです。
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