
この住宅は工務店が優れていて、出来映えは好評でした!
住宅設計で大事なこと!これだけは知っておいて下さい!住宅は「基本設計」が大事!
今日は建築で一番重要な住宅の設計についてお話しします。
まず建築設計で大事なのは、住宅の設計で、これが「設計の基本」だと思って居ます。
住宅は、生活が建築設計に反映されるのでとても大事。
これがしっかりしていなければ、使いにくい、使えないの苦情が殺到します。
住宅の設計が出来て初めて設計者と言える、それほど重要なのです。
卒業したばかりの人に住宅の設計をさせると、まずその人の設計の腕前がわかります。
住宅の設計で訓練を重ねるのが、設計上達の早道です。
私の事務所への入社試験をしたことがありますが、やはり住宅設計の課題を出しました。
前述したように、腕前がはっきり分かるからです。
住宅の設計で一番最初に調べるのが、敷地の事前調査です。
敷地には建坪率や高さ制限などがありますので、それらを全てクリアーする必要があります。
これを「建築基準法チェック」と言い大事な作業の始まりです。
これを全て念頭に入れ込んで、設計がスタートするのです。
プランをスタートする前に敷地条件が、どうなのかを頭の中に入れ込みます。
道路幅はいくらか、敷地面積はどうか、敷地の高さは周辺とどう接しているか、
隣地の建築はどんな状況なのかの、メモを作っておく—–これらを頭の中で練りながらの設計作業が大事です。
設計には個人差があって、すぐに出来る人と、なかなか出来ない人に分かれます。
この作業を会得するには、人それぞれなので訓練を積み重ねるしかありません!
また同時に重要なのは、地盤の強さです—–これが建築の耐用年数に大きく左右する重要事項。
地盤が弱ければ地盤改良を行なって、地盤の強度を確保してください!
住宅の設計でまず大事なのがプランを作ること—–これで住宅設計がスタートします。
ここでは木造住宅をテーマに進めてゆきます。
プランを作るには、住む人の家族構成をしっかりと把握しておく事。
更に建主の希望条件を全部念頭に納めてからのスタートになるのは当然です。
訓練を積めばこれらの作業が一気に出来るようになりますので、その訓練が重要。
プランニングをする上で重要なのが—–ただプランを作れば良いのではなく、
空間をどう作るかを頭の中で描き、同時に図面上で練ってゆく必要があります。
プランと空間は一体でなければ、使えるプランとは言えません。
この作業には能力の差が歴然と出ますが、訓練で補っていくしかありません。
このプランと空間を作って行く作業が、設計で一番楽しい作業です。
訓練を重ねて、この楽しいプラン作りを楽しんで居ます。
住宅設計で私が最も重要で基本に考えているのが、屋根を付けることと、同時に庇を付けることです。
これは住宅を長持ちさせ、同時に外壁を汚しません。いつまでも綺麗に見える事を重要視した基本的な考えです。
和風と洋風で庇の出が違いますが、洋風でも最低60cmの庇が必要。
これで外壁の汚れを最小限にし、更に木造住宅を長持ちさせます。
私の譲れない、大事な設計思想の一つがこれです。
下の写真は私が設計した市川にある住宅です。
庇を付けたデザインです。

この住宅が私の代表作品です!
私の訓練時代に「アメリカ建築草の根」と言うデザインが、一斉を風靡しましたが、これには決定的な欠点が—–
庇を出さないデザインのため、雨の多いいい日本の家屋には向きませんでした。
その反省として木造の家には、庇をつけることをデザインの基本にしました。これはとても重要なことです。
同時に大事なのが前述した、地盤調査と基礎の作り—–基礎をしっかり作らなければ、家は長持ちしません。
ですので設計に先立ち地盤の強度を調べておく「地盤調査」が重要です。
これは絶対に手抜きしてはなりません!これで耐用年数が決まるからです。

地盤調査はこれに従って行う!
先づは地盤調査が一番重要!耐用年数はこれで決まる!家の向きも大事!東南の角には樹木を植える!
家の向きも重要です、隣地の家の立ち方を十分に念頭に置いて設計を作る必要があります。
陽の当たり具合や、風通りの良さが歴然と違い—–快適な生活になるかどうか、大きな影響を与えます。
最後に庭に植える樹木を、どうするかも重要なことです。家を建てても樹木がないは、まだ未完成なのです。
樹木があって初めて家が完成する。同時に高台にある家は東南の角に暴風よけの、樹木をお勧めします。
この樹木が巨大台風の襲来時に家を守ってくれる、重要な役目をします。
下の写真は我が家の東南の角で、強風から家を守っているヤマモモ!

東南の角は台風時に強風で煽られるので、大きな木があれば安心です!
家を作ることを、お考えの方は、以上のことを参考に長持ちして使いやすい家を作ってください!
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