ヒメシャラの再生計画!樹木を大事にする気持ちが大切です!

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ヒメシャラの再生計画!樹木を大事にする気持ちが大事!

 

大事なヒメシャラが元気が無い!どうやら10年前に家を新築した際に土盛りを40cmして、車が家の下に入るように、家全体をかさ上げしたのが原因のようです。

ヒメシャラはこの土地を買った時に、植えたもので既に45年は経ちます。当時私は、箱根のホテルの設計をしていて、箱根にはしょっ中行ってました。箱根でまず目についたのが、素晴らしい樹木達、その一つが「ヒメシャラとヤマボウシ」でした。ヒメシャラは箱根が北限であるにも関わらず、その北限に多くの綺麗な樹木が自生している不思議な樹木だと言われています。

そしてその木肌が綺麗なヒメシャラに一目惚れし、早速買ったばかりの家の庭に植えました。ヒメシャラは箱根が北限ですが、関東地方の庭でも「植木として手入れをすれば大丈夫」とのお墨付きを造園屋さんから頂き、南の一番中央に植えました。やがて元気に育って2-3年後にはヒメシャラのタネが落ちて新芽が出ているでは無いか!その新芽を大事に植え替えて、消滅しないように育てていきました。新芽は自生しているところから植え替えた方が、元気に育つのが大原則。ヒメシャラにとっての環境は、北限の箱根よりさらに北にある我が家では、厳しい環境なので、特に植え替えて育てるのが鉄則。

その甲斐あって2-3本のうち一本が現在も辛うじて東の片隅で生き長らえています。厳しい環境ですので元気に育っているとは言えませんが、小さいながら大事にしています。

ヒメシャラの樹勢回復計画ですが、造園屋さんに診てもらうと、このくらいなら回復が可能とのことでした。その対策としてヒメシャラの根元部分を掘り出して、根に酸素を供給できよようにするのが一番良い。

根は土壌中の酸素を使って呼吸するとともに、養分や水分の吸収作用も行っています。根の活動の場である土壌の環境が悪いと、庭樹は健全には生育できません。

そこで根元を直径80cm、深さ40cmの土を撤去しました。これが今回行ったヒメシャラ樹勢回復計画の詳細です。その結果今年の新芽の出具合は、去年と比べてはるかに元気を取り戻しています。枯れてしまった枝からは新芽は出ませんが、幹の太い部分から新芽が出始めていて、再生の手がかりを掴んだと思っています。これからの成長が楽しみで、しばらくヒメシャラから目が離せません!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

箱根のヒメシャラの群生林は、それは見事の一語。赤い木肌のヒメシャラがスックと伸びて立ち上がるその立ち姿の群生林は優雅で美しい。その姿に惚れたのが半世紀も前のこと。

伊豆の故郷の我が家の山にも見事なヒメシャラがあります。この樹木は幹が太くてガッシリとした樹形で、木肌が赤くて箱根のヒメシャラよりむしろ綺麗です。伊豆の山には箱根で見られるようには群生していません。一本立ちの見事なヒメシャラが多く見られます。株立ちも稀に見られます。

我が家のヒメシャラの足元には、3株に刈り込まれたドウダンの刈り込みがヒメシャラの足元で存在感を高めてます。秋口になるとデッキ越しに丸く刈り込まれたドウダンの紅葉が見事に染まります。ドウダンあるからヒメシャラが際立つのです。

ドウダンとヒメシャラと更に今年植えたコハウチワカエデを加えた3種は我が家の、いや私が大事にしているワンセットです。今年の秋には初めてコハウチワカエデの紅葉に加えドウダンの紅葉とで賑やかな秋の彩りになるでしょう。今からこれらの揃い踏みが楽しみです!

 

 

樹木の存在の大きさを知る!樹木が無いと建築は完成しない!建築と樹木は切り離せない!

 

 

私が樹木を大事にするのには訳があります。住宅の設計を完成させて建て主に引き渡すのですが、建築だけでは完成にはなりません。必ず樹木を植えないと建築は未完成で見られません!木があって初めて建築がイキイキとして来るのは不思議!「木がないと建築が映えません」それだけ木の存在は大きいのです。ですので私の設計にはどんなに狭い土地であっても、木を植える位置を先に決めて設計を始めます。

必ず樹木を植えて建築に息吹を吹き込み、それで初めて建築が完成するのです。コマーシャルで「木が無くても風がふく」ではダメです。木の存在を軽んじてはいけません!建築と樹木は切っても切り離せません!!それが私の建築哲学でこれだけは誰にも譲れません!

これからはヒメシャラの樹勢回復を見守ってゆきます。必ず元気に回復してくれるでしょう、そう願っています!!

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。