故郷は天城から流れる狩野川!その支流の小川には 尺ヤマメ!

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故郷は天城から流れる狩野川!その支流の小川には 尺ヤマメ!

少年にヤマメは釣れません!
今日の投稿は、尺ヤマメの棲息する故郷の小川の紹介です。
少年時代の狩野川は、尺ヤマメ(正確にはアマゴ)の生息する豊かな川でした。私の育った故郷には狩野川の支流の「小さな小川」が流れていて、大きな石の間を清流の流れる美しい小川です。
その小川には、何時も同じところの瀬で「悠然と泳ぐ尺ヤマメ」がいました。小学生時代の自分には、ヤマメ釣りは出来ません、せいぜいハヤかウグイを釣るくらいです。友達と何時も竹竿にテグスと針を付けて石の上からのハヤ釣りです。
竹竿は女竹(メダケ)で造りますが、メダケの竹薮で素性のいい奴を見つけては自分で造ったものです。釣りの対象魚はハヤかウグイでヤマメは小学生には釣れません。
増水時の狩野川は、濁りが入り大きなウグイが淀みに集まり、それを釣るのですが、濁りが入っているので釣れるタイミングが微妙です。濁りが少しとれてきた時が、ベストコンデション—–自己流の竹竿で20cm前後の良型のウグイが入れ食い状態、すぐに15ー20尾になります。釣ったウグイは、メダケの先をウグイのエラから指して、ぶらぶらと何本も持ち歩きます。
            少年の心はそうやって育つのです。
尺ヤマメは釣れないので、親の大きなタモアミを持ち出して、それを瀬尻にセットし仲間が竹竿で石の下を突いて、ヤマメをおびき出すと物凄い勢いで、下流に飛び出し見事にタモアミに飛び込みます。何せ尺ヤマメですから飛び込む瞬間「素早い動きで飛び込むそのさまは、子供心をとらえて放さない」そんな凄さあり、忘れられません。
        増水した狩野川で良型のウグイが入れ食い!
          尺ヤマメは  タモアミでゲット!
         少年時代の  佳き思い出は尽きません!
 

残念ながら今の狩野川は、昭和33年9月26日のNASA観測史上最大の880ミリバールと言う桁外れの「狩野川台風」の直撃を受けて、今は無惨な河川に変わり果てました。支流の小川は護岸で固められ「尺ヤマメ」の棲む川ではありません。せめて護岸工事が適切であれば、今も尺ヤマメが見れるはずです。現に少し大石の残る僅かな分には、今も大きなアマゴが悠然と泳ぐ姿が見られます。
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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。