嘗ての狩野川の尺ヤマメは 凄かった!
野生児は 豊かな自然が育てる!
今日の投稿は、少年時代に育てられた、狩野川の記憶を紹介します。5/11日に小川の尺ヤマメを紹介しましたが、今日は本流の物凄さを投稿します。
伊豆の天城山を見て育った少年時代が、今の私の原点です。多くの思い出がありますが、中でも「狩野川で育てられた記憶」の多さに溢れています。
少年時代は狩野川台風の前で、豊かな川魚の棲息する美しい河川の狩野川でした。
ヤマメ、鮎、鰻、ズガニ、鮎取りカンジイ等ですが、ヤマメと鮎とズガニは天下一品です。「鮎取りカンジイ」とは、鮎を食べる—–つるっとした黒い体の大きな坊主頭のハゼのようで、急流の石につかまり、鮎を食べる珍魚ですが、狩野川台風で全滅し、今は見ることが出来ません。鮎を食べているのですから、焼いて食べると香ばしく実に旨い珍魚です。
当時の狩野川のヤマメは凄かった上流の世古の滝の滝壺で、同じ野球部の山田君はモリの名手で、尺ヤマメを何尾も突いていた!そんなに狩野川のヤマメは凄く滝壺には尺ヤマメが、数多く泳いでいたそうです!いつも山田君から尺ヤマメの話を聞かされていました!支流の小川に尺ヤマメがいるのだから、本流が凄いのは当たり前です。
「ズガニ」はモクズガニのことで、上海ガニと同じですが、狩野川のズガニは大きくて全国に知られていました。晩秋になるとその体は、モスグリーンから柿色を帯びて大きくなり、凄みすらあります。この「ズガニの炊き込み御飯」が最高な旨さで今でも忘れられません。
「鮎」は今でも狩野川を代表する魚ですが、昔の尺鮎は今はいません。夏休みになると、一日中狩野川に入り浸りで、箱メガネを覗いては、カンジイや鮎を追いかけて育ったものです。ですので「鮎が何処につく」のか一目で分かります。
鮎は急流につきますがそれは「元気で勢いのある鮎」だけです。今は道志川でコロガシをやっていますが、鮎の水中での生態を良く知っていますので、役立っています。三年前に道志川の青山の浄水場下流で、テトラポットの上で200尾の鮎をかけましたが、この箱メガネのおかげです。
当時の狩野川は、大きな樹木の生い茂る護岸で覆われていて、大きな石組みが急流の川を構成していて見事な河川でした。
その川で育てられた少年の心には、環境美や豊かな魚種達の生息環境が植え付けられて、大事な少年時代を過ごせたと狩野川に感謝しています。
狩野川台風で変わり果て、護岸で固められた狩野川は、以前の美しい環境には二度と戻ることは無いでしょう。残念です!
忘れてはならない狩野川の少年時代!
狩野川に育てられた 心を忘れてはなりません!
今でも鮎の季節日は、このように多くの釣り人で賑わいます。
綺麗なアマゴは今でもいます。
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