Co2除去レースの号砲!大気中のCO2を減らすために、本当に意味のある影響を!CO2濃度は18世紀半ばと比べて約5割増!

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Co2除去レースの号砲!大気中のCO2を減らすために、本当に意味のある影響を与えたい!

Co2除去レースの号砲!大気中のCO2を減らすために、本当に意味のある影響を!CO2濃度は18世紀半ばと比べて約5割増!

 

大気中の二酸化炭素=CO2 を回収する――-。

これまでなら「まるで話にならない」となったかもしれないが、

「2050年までに温暖化ガス排出量の実質ゼロを目指す」ならばそうも言っていられない。

再生可能なエネルギーの電気を大量に購入しても、工場などで

物を燃やす必要から温暖化ガスの排出をどうしてもゼロにできないからだ。

過去に放出したCO2による温暖化も心配だ。世界が、ガムシャラになってきた。

「大気中のCO2を減らすために、本当に意味のある影響を与えたい」。

米電気自動車=EV 大手テスラのイーロン・マスク氏が動いた。

大気や海水中からCO2を除去する技術開発の競技会を開くと米国の非営利団体「Xプライス財団」が2月に発表した。

総額1億ドル=約100億円 の賞金を拠出するのがマスク氏とマスク氏が設立した基金だ。

25年までに、毎日1トンのCO2を採算の合うコストで取り除く技術の創出を狙う。

賞金は五千万ドル=約50億円だ。

今後1年半以内にまず15チームを選び、、各チームへ100万ドル=約1億円ずつを渡す。

マスク氏が「時間が重要だ」と強調するように温暖化との戦いは急務だ。

19年は世界で約330億トンの温暖化ガスが大気中に出た。

CO2濃度は既に400ppm=100万分の1 を超えており18世紀半ばと比べて約5割増えた。

太陽光や風力発電などの普及が進むが、既に大気中に出た分が温暖化をもたらすとの見方もある。

気候変動に関する政府間パネル=IPCC によると、地上の平均気温は

2100年までに1986~2005年より最大で4.8度上回る可能性がある。

海面が上昇し、台風も巨大化して浸水のリスクが増す。

小麦や米の収量が下がり、熱中症で亡くなる人も増える。マラリアなどの病気が流行する恐れもある。

かつては太陽光を遮る物質を上空にまいたり、海に鉄分を散布してCO2を吸うプランクトンを増やしたりする構想がとりだたされた。

地球を冷やすのにどんな技術も切り札にならないが、にわかに注目されるのが大気中のCO2をかき集める「ダイレクト・エア・キャプチャー」技術だ。

2月には、米バイデン大統領が「気候高等研究計画局」の設立を支援する作業部会の設置を発表した。

気候変動対策について話すバイデン大統領!

CO2の回収や除去、貯蓄の技術確立に本腰を入れる。

マスク氏の野望はCO2除去の競技会を通じて50年までに毎年100億ドルを少なくとも100年間はどこかに封じ込めることだという。

荒唐無稽に思えるほど高い目標だ。

大気中のCO2濃度は0.04%。窒素=78%や酸素21%に比べてけた違いに少ない、

薄く広がった状態からの回収は大幅な効率向上と大量のエネルギーが必要だ。

それでも競技会がどうであれ、世界の環境スタートアップは意欲的だ。

カナダのカーボン・エンジニアリングは提携企業ととも2年間100万トンのCO2を回収する施設の建設を進める。

年間100万トンは4千万本の植樹に当たる。

スイスのクライムワークスはアイスランドの地下に年間4千トンを封じ込める。

いずれも大型の「掃除機」で大気を吸い取り、CO2を吸着剤で大気中から分離する。

ただ、CO2は地中に送り込んで隔離できるが、そのために費やすエネルギーは課題。

毎日1トンの二酸化炭素が大気から取り出されている!

さらに今の回収量では地球規模の取り組みには力不足だ。

芽吹き始めた技術を、いかに育てるのか。

大切なのは厄介者のCO2を価値あるものに変える発想だ。

捨てるだけでは長続きしない。

産業技術総合研究所は、大気中の濃度より薄い0.01%のCO2を燃料のメタンに変える触媒を開発した。

水素と反応させると

回収と燃料合成に二兎を追える。倉本浩司研究グループ長は

「30年ごろにも大型の実験設備を作り、企業と連携して実用化を目指す」と話す。

長岡技術科学大学は、もともと水素を使う燃料電池でCO2を取り込む。発電しながらCO2をメタンに変える。

韓国の科学技術研究院は銅化合物の触媒を使い、CO2からプラスチックやフィルム、ゴムの原料のエチレンを作った。

研究チームは「炭素の使い道を変換し、気候変動対策に貢献できる」と期待する

化石燃料に頼る現代文明はいつしか多くのCO2を出す暮らしに慣れてしまった。

CO2の大量排出とは無縁の産業や生活に転換できれば、次の文明が開花する。  

草塩拓郎 日経新聞。

 

 

ダイレクト・エア・キャプチャー!大気中の二酸化炭素回収!

ダイレクト・エア・キャプチャー!大気中の二酸化炭素回収!

 

大気中の二酸化炭素を捉える技術。

大気から直接捕捉する。

火力発電所などから二酸化炭素を回収する「CCS=二酸化炭素回収・貯留」

と区別する場合があり、CCSよりもコストや効率は劣るとされる。

再生可能エネルギーが普及しても、工場などで二酸化炭素の排出を完全にゼロにするのは難しい。

やむを得ず排出する分を取り除くのが目的だ。

カナダやスイス、米国では、スタートアップが実用化を進めている。

吸着剤で二酸化炭素を取り込む。

大気中の二酸化炭素の濃度は低いうえ、回収の規模も大きくすると採算が合わないとの懸念もある。    

日経新聞。

 

では次に「CO2除去」と「ダイレクト・エア・キャプチャー」について研究ステゆきます。

 

 

二酸化炭素除去の成功を左右する3つの条件!

二酸化炭素除去の成功を左右する3つの条件!二酸化炭素除去のコスト削減と二酸化炭素貯留能力の実現!

 

[二酸化炭素除去の成功を左右する3つの条件]    

現在、空気中に存在する二酸化炭素は、過去40万年のどの時点よりも多く、

二酸化炭素レベルは前例のない400ppm(百万分率)を超えています。

仮に私たちが、2016年にパリ協定で定められた二酸化炭素削減目標を達成できたとしても、

世界の気温は2030年までに1.5℃以上上昇する可能性が高く、それにより、

干ばつ、洪水、猛暑、何億人もの貧困などのリスクと影響が大きくなるため、

二酸化炭素排出のペースは大きな問題となっています。

幸いなことに、ここ10年間で高まった国際的圧力が、二酸化炭素排出の問題に取り組むための解決策の開発を後押ししています。

この解決策のひとつとして、大気中から二酸化炭素を除去することにフォーカスした

ネガティブエミッション技術(NETs)と呼ばれる技術があります。

これら二酸化炭素除去のための解決策は、気候変動との戦いにおいて大きな意味を持つものとなる

可能性もありますが、二酸化炭素排出を効果的に抑制するためには、特定の条件を満たす必要があります。

[除去した二酸化炭素の長期的な回収・貯留の実現]    

マサチューセッツ工科大学(MIT)エネルギー・イニシアティブの、シニア・リサーチ・エンジニアであり、

二酸化炭素回収貯留(CCS: Carbon Capture and Storage)における第一人者であるハワード・J・ヘルツォーク教授は次のように述べています。

「空気中の二酸化炭素を増やさない最良の方法は、そもそも排出しないということです」。

既に排出された二酸化炭素を、長期的に再回収し貯留することがいかに難しいかを考えると、この言葉は、まさに真実です。

より多くの木を植えること。これは、自然がもたらす最もシンプルな二酸化炭素を取り除く方法です。

これが効果的な解決策となるためには、森林伐採や自然災害からしっかりと土地を保護するよう管理しなければなりません。

土地が保護されていなければ、木々は数百年分の二酸化炭素量しか貯留できず、

気候変動を遅らせるのに必要とされる数千年分には全く足りません。

一方で、技術者たちは、自然に回収された二酸化炭素を含むバイオマスを燃やし、放出されたエネルギーを

活用して二酸化炭素を地下にポンプで注入し、長期貯蔵する方法を発見しました。

これは回収・貯留(CCS)付きバイオマス発電(BECCS)として知られる、期待できる技術ではありますが、

二酸化炭素の漏出を防ぐため、玄武岩やフォルステライトなどの適した岩石層が必要となります。

アプーブ・シンハ氏により設立された革新的なスタートアップ企業、

カーボン・アップサイクリング・テクノロジーズでは、二酸化炭素をフライアッシュ、グラファイト、タルク、オリビンなどの

微細粒子と組み合わせ、幅広い材料溶液に使用できる固体ナノ粒子を生成しています。

2017年には、カーボン・アップサイクリング・テクノロジーズは、そのナノ粒子で耐食コーティングを生み出し、

二酸化炭素を別のものに変えるそのプロセスにより収益を生み出すことに成功しました。

[二酸化炭素除去のコスト削減と二酸化炭素貯留能力の実現]   

二酸化炭素除去にかかるコストと貯留能力の限界は、解決策により異なります。

大気中から二酸化炭素を除去する最も安価で最も自然な方法は、間違いなく植林することですが、

その貯留能力は利用可能な土地の量に左右され、森林伐採の影響も受けます。

太陽光発電において日光が欠かせないのと同様に、効果的に

二酸化炭素を除去するには、どの解決策においても特定の条件が必要です。

それが満たされない場合、いずれの技術においても二酸化炭素回収能力を最大限発揮することはできません。

2017年のミシガン大学における研究では、二酸化炭素の年間排出量が約38ギガトンであるのに対し、

二酸化炭素除去のための解決策により、年間37ギガトンの二酸化炭素の軽減が可能であるという楽観的な見通しが示されています。

しかし、これが正しいとしても、この貯留能力を実現するためには、従来の

貯留または排出より二酸化炭素回収コストが低くなる一連の解決策が必要です。

技術的な解決策は進化していますが、二酸化炭素除去にかかるコストを削減し、

これらの解決策の活用を拡大していくには、さらなる投資と時間が必要です。

スイスの企業、クライムワークスは、フィルターと化学反応プロセスを活用して、

大気中から二酸化炭素を抽出し、濃縮物として貯留するプラントを建設しました。

このような技術は、炭素直接空気回収・貯留(DACCS)と呼ばれます。アイデアは斬新ですが、

クライムワークスのイタリアのプラントでは今のところ、大気中から二酸化炭素を年間150トンまでしか回収できていません。

これは、例えれば、道路から32台の車を排除しただけにすぎません。

高額の投資および二酸化炭素除去のためのコストも考慮すれば、このような解決策だけでは不十分です。

 

 

二酸化炭素除去の解決法における市場リスクと技術リスクの軽減!

二酸化炭素除去の解決法における市場リスクと技術リスクの軽減!二酸化炭素除去技術とその他の解決策!

 

[二酸化炭素除去の解決法における市場リスクと技術リスクの軽減]    

多くの二酸化炭素除去のための解決策は、いまだ開発段階であり、商業化までにはまだ何年もかかるでしょう。

商業化に向けて、経済的見返りの保証がない中で、研究開発への多額の投資が必要となります。

多くの投資家や資金提供者にとって、これは安易に許容できるリスクではなく、

新しい解決策を開発するための資金集めは難航しています。

サイクロトロン・ロードは、スタートアップトレーニング、研究室へのアクセス、生活費、研究費、メンターシップを通して、

革新的なハードテック領域の社会的企業をサポートする起業家フェローシッププログラムです。

ローレンス・バークレー国立研究所と連携してサイクロトン・ロードのマネジメントを行う、

非営利組織アクティベートの副社長、ロバート・イーシア氏は、このサポートにより、

「ハードテック領域のスタートアップ企業は、プログラムとパートナーを活用することで、

市場リスクおよび技術的リスクを軽減させ、商業化を加速させることができる。」と述べています。

初期段階では、二酸化炭素除去のための解決法の開発を加速化させるには、

適切な社会企業家に投資し、間違いのないビジネスと業界をサポートする、リスクを許容できる寛容資本が不可欠です。

つまり、二酸化炭素除去技術を商業化するのに必要な資金提供においては、

インキュベーター、アクセラレーター、慈善家、国際機関、政府、学術機関、エンジェル投資家などの

リスク許容度の高い資金提供者が重要な役割を果たすということです。

[私たちがすべきこと]    

自然界に存在するものを含め、二酸化炭素除去技術は増え続けています。

開発における段階は様々ですが、これらの技術は、未解決の気候問題に対する必要な防御機能としての可能性を有しています。

しかしこれらは現在、そしてこれから排出される二酸化炭素に対する保険にはなりえません。

二酸化炭素排出量を世界的に削減するためには、二酸化炭素除去技術とその他の解決策、

そして世界的な取り組みとを組み合わせて対処していかなければなりません。

しかし、利用可能な発展途上の解決法があるということを知るだけでも、

これらの解決法の開発、コスト削減、スケールアップの動機付けとなるはずです。

世界の未来は、それにかかっているといえるでしょう。     

WORLD ECONOMIC FORUM より。

 

 


ダイレクトエアキャプチャー技術で大気中のCO2を回収して地下に貯蔵する! 

ダイレクトエアキャプチャー技術で大気中のCO2を回収して地下に貯蔵する!アウディとクライムワークス社が提携!!

 

[ダイレクトエアキャプチャー技術で大気中のCO2を回収して地下に貯蔵する!

アウディとクライムワークス社が提携]    

2020年9月7日、スイスの環境スタートアップ企業であるクライムワークス(Climeworks)社は、

大気中のCO2を直接回収して「石」に変えて貯蔵する、世界最大の施設をアイスランドに建設している。

アウディは、チューリッヒを拠点とするこの企業と提携し、プロジェクトを結成して、この未来のテクノロジーを推進している。

この施設は、毎年4000トンの二酸化炭素(CO2)を大気からろ過し、地下に送り込んで鉱化する。

それにより、アウディはクライムワークス社を通して、大気から1000トンのCO2を除去することになる。

[プロセス 地下にCO2を貯蔵する方法]    

ダイレクトエアキャプチャー技術により、周囲の大気から二酸化炭素を抽出し、CO2を含まない空気を大気に戻す。

アイスランドにあるクライムワークス社の新しい施設は、空気からろ過された

CO2を地下に送り込み、そこで自然のプロセスによって鉱化させる。

そのため、二酸化炭素は大気から永久に除去される。

この施設では、まず周囲の空気を吸引し、フィルターが設置された

「CO2コレクター」と呼ばれる装置に送り込む。

そこでは、特別に開発された吸着剤を使用して、空気中のCO2をフィルターに吸着させる。

フィルターがCO2で飽和状態になると、近くの地熱プラントからの

廃熱を使用して100℃に加熱し、回収したCO2分子を放出させる。

次に、アイスランドで最大規模の地熱発電所であるヘトリスヘイジ発電所から

施設に流れてくる水を利用して、二酸化炭素を地表から約2000mの地下に送り込む。

CO2分子は玄武岩と自然の鉱化作用によって反応し、数年かけて

炭酸塩に変換されるため、CO2は永久に地下に貯蔵されることになる。

利用した水は、地熱発電所のサイクルに戻される。

この施設は、24時間年中無休で稼働し、毎年4000トンのCO2を大気からろ過する。

クレジット制度により、その1/4がアウディに付与される。

自然界でその量のCO2を化学反応させるには、8万本の木が必要になる。

クライムワークス社のダイレクトエアキャプチャー技術には、ふたつの大きな利点がある。

ライフサイクル分析では、空気からろ過されたCO2の90%が、

効果的かつ永続的に地下に貯蔵されることが示されている。

また、この高い能力により、施設は非常に効率的に稼働することができる。

このテクノロジーは、年間メガトン単位にまで拡張可能なため、将来的に大きな可能性を秘めている。

アイスランドは、地球上に何カ所か存在する、このプロセスに理想的な条件を備えている。

火山の国アイスランドは、世界でもっとも地熱活動が盛んな地域のひとつだ。

その高い地熱エネルギーを使用することにより、費用効果の高い方法で、

事実上CO2を排出せずに発電することが可能だ。

さらに、アイスランドの岩盤層は、大量のCO2を貯留するのに理想的な組成を備えている。

 

 

使命 アウディがこのプロジェクトに取り組む理由!脱炭素化に貢献します!

使命 アウディがこのプロジェクトに取り組む理由!脱炭素化に貢献します!

 

[使命 アウディがこのプロジェクトに取り組む理由]    

アウディのサステナブルプロダクトコンセプト責任者であるハーゲン ザイフェルト氏は、次のように述べている。

「科学的な観点から見て、大気から二酸化炭素を吸着することは、車両や工場の

CO2排出量削減とともに、グループの気候目標を達成するための重要な対策となっています。

私たちは、クライムワークス社のCO2回収プロジェクトへの参加を通じて、脱炭素化に貢献します」

また、アウディはこの分野でも総合的なアプローチに従っており、革新的な気候保護技術の開発だけでなく、

社会に貢献する方法でそれを実行するためのプロジェクトに取り組んでいる。

アウディは、チューリッヒを拠点とする環境スタートアップ企業である

クライムワークス社によるCO2回収技術の開発を、2013年からサポートしている。

2年前、両社はスイスのヒンヴィールに施設を建設した。この施設では、

大気からCO2をろ過し、炭酸飲料を生産している飲料業界に提供している。

アウディはアイスランドにおけるプロジェクト及び両社の良好な

パートナーシップを拡大し、それを次のレベルへと引き上げている。

地下に送り込まれたCO2は、自然のプロセスによって永久的に

地下に貯蔵されるため、CO2サイクルを閉じることができる。

また、アウディは、新しい熱交換器のコンセプトの開発など、

技術的なノウハウを提供して、スイスの新興企業をサポートしている。

フォルクスワーゲングループは、2025年までに、バリューチェーン全体で、自動車および

小型商用車の環境フットプリントを、2015年と比較して30%削減することを目標にしている。

そのため、アウディは、2050年までにあらゆる面で完全に

CO2ニュートラルな企業になるという野心的な目標を掲げている。    

Motor-Fan TECH. より。

 

 

「膜」が世界を救う!細胞膜の模式図!

「膜」が世界を救う! 植物の真似をして地球温暖化を逆転させる方法!!

 

[「膜」が世界を救う! 

植物の真似をして地球温暖化を逆転させる方法]    

「それは、細胞膜です。細胞膜は脂質という分子が層状になった構造です。

この膜の厚さはわずか二分子ほどで、数ナノメートル(以下、nm)しかありません。

これはDNA3本分くらいの厚みですから、非常に薄い膜であるということがわかるかと思います。

にもかかわらず、細胞内のものが外に漏れ出したり、逆に、外の物質が勝手に細胞内に侵入したりすることはありません。

もちろん細胞が活動するためには、細胞膜を通じて、物質をやり取りする必要がありますが、これには特殊な「チャンネル」を使います。

たとえば細胞内外で水分子を出し入れしたい場合は、この薄い細胞膜に

埋め込まれたアクアポリンというタンパク質を通じて、水だけが選択的に膜を透過します。

われわれの世界では、膜を透過させるのにポンプなどを使って圧力をかけたりしますが、

細胞膜の場合、このようなポンプに相当する仕組みはありません。

つまり余計な圧力をかけることなく自然に水を透過させている。

しかも選択性がとてつもなく高い。すごく薄いのにすごくバリアしていて水だけを通す。外から支えているものもないので、自立性も高い」

しかし、細胞膜は欠点もある。

細胞膜はとても脆いそうだ。すぐ壊れてしまう。

だから、細胞膜そのものをCO2分離膜に使うのは無理。

であるならば、細胞膜を参考にして自分たちで

「きわめて薄く、選択性が高く、自立性も高く、なおかつ壊れない膜」を作ればよいということになる。

「ぼくは以前から『膜』の研究をしてきました。ガラス基板の上に剥離層を塗ります。それをぺろっと剥がすと、けっこうタフな膜ができるのです。

たとえば、酸化チタンで作った40nmの膜があります。

あとは、これを改良して、薄くてガスが透過しやすい膜にしていけばいいわけです」

 

 

世界最薄! 30nmの膜を実現!大気から直接、CO2を取り込む段階に!

世界最薄! 30nmの膜を実現!大気から直接、CO2を取り込む段階に!!

 

[世界最薄! 30nmの膜を実現]   

「そうやっていろいろと試行錯誤を経てようやくできあがったのが、この膜です! 

世界最薄。厚さ30nmの膜です」

藤川准教授はぼくらに、開発した分離膜を見せてくれた。

おお、すごい! 

30nmなのにちゃんと膜が見えている。ちょっとシャボン玉の泡っぽいかんじで光っているのが美しい。

「これは多少弛ませているので目で見ることができます。

ピンと張ったら、もうなかなか見えません(笑)」

世界最薄にして世界最高性能の自立ナノ膜。

2気圧の加圧にも破れず、40000GPUの透過性を実現した。

この透過性は世界的に見てもダントツである。

選択性は11と低いが、さきほどの「透過性&選択性とコストのバランス」を考慮しての設定であろう。

「自立ナノ膜の作製に成功した」という藤川准教授の論文は、2019年9月、

「The Chemical Society of Japan」オンライン速報版にて公開された。

「今後は、選択性を上げたものも作るなど、いろいろと改良していきたいと思っています。

しかし、単に性能を上げていくだけでは研究として新しくない。おもしろくないですね。

そこで、原点に立ち返って『われわれ科学者が挑戦すべきことは何なのか』ということを考えはじめました。

原点に立ち返るとは、CO2削減の現状を鑑みて、もっとも効果的な、インパクトの強い研究をするということです。

『ダイレクト・エア・キャプチャ(Direct Air Capture。以下、DAC)』という言葉をご存知ですか」

[大気から直接、CO2を取り込む段階に]    

DAC(Direct Air Capture)とは、これまでのCO2削減の考え方であるカーボンニュートラル

(CO2排出と回収を釣り合わせること)をさらに一歩進めて

「大気中のCO2を直接回収する」という考え方、および技術のことである。

冒頭で記した通り、いま世界各国では、パリ協定で定められた

CO2削減を実践しているわけだが、もはや、従来の削減プランだけでは目標達成は困難だと言われている。

カーボンニュートラルを実践していくだけではなく、いっそのこと、大気中からどんどん

CO2を取り込んでいかなければ大気中のCO2総量を減らすことなど無理だ、という話になってきたわけだ。

2014年、日本主導で『世界エネルギー・環境イノベーションフォーラム

(Innovation for Cool Earth Forum。以下、ICEF:アイセフ)』が発足した。

このICEFは「技術イノベーションによって地球温暖化対策を推進していく」ということを

目的に設立された会議で、毎年、開催されているのだが、

2018年にはこの会議においてDACを進めていくためのロードマップが作成されている。

「現状では、米国のGlobal Thermostat社、カナダのCarbon Engineering社、

スイスのClimeworks社の3社が先行して、すでにDACを開始しています。

これらはいずれも、先ほど説明した方法A(溶液吸収)でDACをやっているのですが、

見てください。砂漠などの広大な土地に巨大な施設を作ってやっているわけです」    

Rikejo より。

 

 

かつての小氷期のセーヌ川の凍り付き!!


2030年には地球は小氷期に入ると言われています!もし小氷期が訪れるとすれば、温暖化どころではありません!!

 

今日のまとめ。

大気中の二酸化炭素=CO2 を回収する――-。 

これまでなら「まるで話にならない」となったかもしれないが、

「2050年までに温暖化ガス排出量の実質ゼロを目指す」ならばそうも言っていられない。

再生可能なエネルギーの電気を大量に購入しても、工場などで物を燃やす

必要から温暖化ガスの排出をどうしてもゼロにできないからだ。

過去に放出したCO2による温暖化も心配だ。世界が、ガムシャラになってきた。 

「大気中のCO2を減らすために、本当に意味のある影響を与えたい」。

いずれも大型の「掃除機」で大気を吸い取り、CO2を吸着剤で大気中から分離する。

ただ、CO2は地中に送り込んで隔離できるが、そのために費やすエネルギーは課題。

韓国の科学技術研究院は銅化合物の触媒を使い、CO2からプラスチックやフィルム、ゴムの原料のエチレンを作った。

研究チームは「炭素の使い道を変換し、気候変動対策に貢献できる」と期待する

化石燃料に頼る現代文明はいつしか多くのCO2を出す暮らしに慣れてしまった。

CO2の大量排出とは無縁の産業や生活に転換できれば、次の文明が開花する。

ダイレクト・エア・キャプチャー!大気中の二酸化炭素回収! 

二酸化炭素除去の成功を左右する3つの条件!

二酸化炭素除去のコスト削減と二酸化炭素貯留能力の実現! 

二酸化炭素除去の解決法における市場リスクと技術リスクの軽減!

二酸化炭素除去技術とその他の解決策! 

ダイレクトエアキャプチャー技術で大気中のCO2を回収して地下に貯蔵する!

アウディとクライムワークス社が提携! 使命 アウディがこのプロジェクトに取り組む理由!

脱炭素化に貢献します! 

「膜」が世界を救う! 

植物の真似をして地球温暖化を逆転させる方法! 

世界最薄! 30nmの膜を実現!

大気から直接、CO2を取り込む段階に!

今日はCO2除去レースの号砲! 

大気中の二酸化炭素をいかに回収するかについて研究してきました。

世界中競ってこの課題に取り組んでいます! 

それは地球温暖化を少しでも和らげたい狙いがあるからですが、難題だらけで果たして解決できるのでしょうか?

私が思うには地球の環境を変えることなど、人の手では如何にもならない難題だと思っています。 

二酸化炭素をいかに減らすのかは、可能でしょうが、 地球規模の温暖化となると、人の手では如何にもならない難題だからです。 

2030年には地球は小氷期に入ると言われています! 

地球事変!革命を生んだ小氷期!

もし小氷期が訪れるとすれば、温暖化どころではありません! 

かつてはパリのセーヌ川が寒さで川の水がバリバリに凍り付き、多くの人々が苦しみ抜きました!! 

2015年には既に小氷期の気候変動が現れたとの報告もあります!!

私はむしろこの小氷河の方が、如何にもならない難題だと思っています! 

地球の温暖化は、この小氷期の訪れで、一瞬にして温暖化から寒さで震え上がる、恐怖に転じてしまいます!

この小氷期は人の手では如何にもならない難題で、多くの人が苦しむそんな時代を心配しています!!

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。