私の五つ星!試飲記録をつけてそれを評価!やはりスペインワインは最強でした!

[★ 私の五つ星]
データは何を語るのでしょうか!
私が2011-2015年の足掛け五年で選んだ試飲評価の五ツ星は現在、初代から九代目までの九個です。
選んでみてはっきりと自分の好みが出ていたのには、嬉しくもあり驚きでした。
しかも葡萄の種類がはっきりと表れていた—–なんと初代と二代目と八、九代目がスペインの「テンプラニーリョ」で 、
五代目と六代目がアルゼンチンの「マルベック」 。
それぞれが共に二回の五ツ星。
三代目の五ツ星は死ぬ程好きなカリフォルニアの「ジンファンデル」—-
ここ迄はそれぞれ金賞受賞ワインか、パーカーポイント90点以上で、誰もが評価したワインでした。
しかし四代目のバローロは、無名ワイナリーでしかも、受賞歴なしのイタリアピエモンテの「ネッビオーロ」 —–これは、これには、驚きです!
私の五ツ星を国別で見るとスペイン=5 カリフォルニア=1 イタリア=1 アルゼンチン=2 で
フランスが一つもないのは意外と言うのか、とても驚きです。
フランスの本当に美味しいワインは、熟成を経たヴィンテージワインであって
デイリーワインクラスには、少ない、と言うことの表れなのでしょうか???
フランスワインの名誉のためにも—–。
ワインの愉しみは 「アー旨かった」で済ますのではなく、その都度こまめに記録を残し、
自己評価をしっかりと資料にまとめておくことにもあると言うことを学びました。
と同時にワインの資料収集の重要性と、
美味しそうなワイン探しに労を惜しまないことが、如何に大切かも、よく分かりました。
これからも美味しくて安いワインを求め、
地道にユックリとワインを集めその「記録=試飲ノートと試飲メモ」を続けます。
そして「試飲マトリックス」での分析も忘れません。
● 下図は私の五ツ星—-パーカーポイントを獲得したワインはⅤ、Ⅶ、Ⅷ、Ⅸの4本だけです。
パーカーさんと私では当然ながら評価が違うと言うことです。いかに私の五つ星14を紹介します。
Ⅰ 初代 スペイン ペネデス 「ラモンロケッタ・テンプラニーリョ2010」 テンプラニーリョ100%
Ⅱ 二代 スペイン バルデベーニャス 「ヴァルデモンテ・レッド」 テンプラニーリョ 100%
Ⅲ 三代 カリフォルニア 「ボーグル・ジンファンデル・オールドヴァイン2009」 ジンファンデル 100%
Ⅳ 四代 イタリア ピエモンテ 「リヴァータ・バローロ2006」 ネッビオーロ 100%
Ⅴ 五代 アルゼンチン 「ドニャ・パウラ・エステート・マルベック2009」 マルベック 100%
Ⅵ 六代 アルゼンチン 「ラスモラス・ホワイトラベル・マルベック2010」 マルベック 100%
Ⅶ 七代 スペイン イエクラ 「バラオンダ・バリカ2011」 モナストレル 100%
Ⅷ 八代 スペイン リベラ・デル・ドゥエロ 「カサフス・ペンディアム・セレクシオナダ2010」 ティンタ・デル・パイス 100%
Ⅸ 九代 スペイン トロ 「ムルべ・ロブレ2011」 ティンタ・デ・トロ 100%

ここまでが「安くて美味しい赤ワイン2015」の書籍に発表された五つ星ですが、それ以後の五つ星五本も併せて紹介します。
十代 スペイン カタルーニャ 「トカ・デ・ララ2014」 カルニェナ、ガルナッチャ、シラーのブレンドワイン
十一代 スペイン トロ 「イトゥリア・トロ2010」 ティンタデ・デ・トロ90% ガルナッチャ10%のブレンドワイン
十二代 スペイン プリオラート 「アルディレス2007」ガルナッチャ、カリニャン、シラーのブレンドワイン
十三代 スペイン フミーリャ 「アルセーニョ・プレミアム・50バリカス2012」シラー85%、モナストレル15%のブレンドワイン
十四代 イタリア ブーリア州サレント 「トゥルッリ・プリミティーヴォ・サレント2016」プリミティーヴォ 100%
以上が私が選んだ五つ星は合計14です。スペイン=9、イタリア=2、アルゼンチン=2、アメリカ=1。
私の五つ星は14!内スペインが9!スペインワインが最強の 証と言う解析結果!
まず葡萄の品種で見てみると、Ⅰ Ⅱ Ⅷ Ⅸ の四品+一品=五品がテンプラニーリョです。
テンプラニーリョの実力が世界に認められた瞬間でもあります。
次に Ⅴ Ⅵ の二品がマルベックでこの葡萄の強さも印象的です。
次に国別で見ると Ⅰ Ⅱ Ⅶ Ⅷ Ⅸ の五品+四品=九品がスペインで、
実に五つ星獲得率は6.42割で、スペイン最強をここで改めて証明しています。
更に驚きはフランスワインが一つも無いことです!
以上14代までの五つ星を紹介してきましたが、十代以降で素晴らしい五つ星のワインを取り上げてみます。
まず十代の「トカ・デ・ララ」ですがスペインのカタルーニャのエンボルダが産地ですが、
私はエンボルダを全く知りませんでした。
スペインには時々このように全く知らない産地が、登場しますので—–嬉しくもあり、気が抜けません!
エンボルダは地中海に面した、フランスとの国境の近くで、
ワインの産地としてはあまり有名ではありませんが、
作り手がコカ・イ・フィット兄弟で「コカ・イ・フィット」
「ジャスビー」シリーズで既に多くの人たちの支援があるそうです。
コカ・イ・フィット兄弟が初めて手がけたのが「エンポルダ」のワインでした。
コカ・イ・フィット兄弟のラベルデザインはグッドなデザインが多くて定評があります。
このお洒落なボトルが気に入って購入しましたが、やはり美味しかった!!

これがエンボルダのワイン「トカデ・ララ」
次は十一代のスペイン、トロの「イトゥリア・トロ2010」で、
葡萄の品種は ティンタデ・デ・トロ90% ガルナッチャ10%のブレンドワイン。
やはりテンプラニーリョの地場品種90%のワインです。パーカーポイント91点を叩き出した、凄い奴。
アタックでティンタデ・デ・トの美味さが口中を覆い即、五つ星の美味さ!
ストラクチュアは酸味と渋みのバランスが素晴らしく、トロが放つ極上の美味さの赤ワイン!
しかもフランス出身の若き醸造家放つ新顔で、今後注目すべきワイン!
今日は「シッカリと濃厚なワインを飲みたいなー」という期待にバッチリ応えてくれます。
トロのワインはなかなか出回りませんので、すぐに購入しましたが、五つ星のうまさでした!

「トゥルッリ・プリミティーヴォ・サレント2016」でトロ最強です!
次は代十四代のイタリアのブーリア州サレントのプリミティーヴォを
「トゥルッリ・プリミティーヴォ・サレント2016」の紹介です。
ご存知プリミティーヴォとはジンファンデルと同じDNAです。
ブーリア産のワインは低価額でヨーロッパ全域においても、トップクラス。
プリミティーヴォは口に含んだ瞬間旨味の香りが立ち上り、
凄い香りに驚きます。果実味と暖かみがあって上品さも兼ね備えています。
南イタリアの黒ワインと呼ばれています。
このワインは御存知ジンファンデルのDNAを持ったワインで、その美味しさに五つ星を献上!!

このワインが「トゥルッリ・プリミティーヴォ・サレント2016」は千円以下の五つ星!
そのほかでは十二代と十三代のワインはいずれもスペインのプリオラートとフミーリャのワインですが、
私がいつも言っているようにシラーがブレンドされていると美味しい、まさにその二本です。
やはりシラーがブレンドされるワインは美味しいの証がここにもありました。
私がいつも指摘しているのが、記録をこまめに付けることです。
記録があれば、記録がまとまれば、凄い威力を発揮します。
情報がなければワインの評価を集約できません!
評価を集約して初めてその大事さがわかります。
スペイン・ワインが世界最強と、ただ叫んでみても誰も納得しません!
このような評価を集約して—–初めてその結果が、強い威力になると言うことです。
ですから皆様もワインを飲んだら必ずその評価をメモに残すことです。
そしてそのメモをまとめて評価します。
そこで見えて来るものが大事な事。
今日の投稿は2015年12月13日にYahoo!ブログで投稿した「私の五つ星!」を、
全く新しい記事に編集し直して2018年12月9日に投稿しました。
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