温暖化が進む「泡無しシャンパン」!ルイ・ロデレール社のジャン・バディスト・レカイヨンが1990年のプロジェクトが生んだ!

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シャネルから造られた「コトー・シャンプノワ・ブラン オマージュ・ア・カミーユ」右はルイロデール社の初のスティルワイン!

温暖化が進む「泡無しシャンパン」!ルイ・ロデレール社のジャン・バディスト・レカイヨンが1990年のプロジェクトが生んだ!

 

温暖化の影響で、20~30年前には葡萄がなかなか熟さなかった

冷涼な地域でも、素晴らしいワインが造られるようになった。

スパークリングワインの産地では、高品質の

スティルワイン=非発泡ワイン が生まれている。

フランスのシャンパーニュ地方を訪れると、

シャンパン用ブドウで造ったスティルワインを試飲する機会がある。

ワイン法に基づきコート・シャンプノワと表示されるこのワインは、

20年以上前は、アイ村の南斜面の畑に植えられたピノ・ノワールから

造られるボランジェの「ラ・コート・オー・ザンファン」のような例外を除き、

とても酸っぱかった。

飲むと、なぜシャンパンに泡が必要なのか、よく理解できた。

しかし、状況は大きく変化している。2年前の訪問では、自ら造った

ステティルワインを誇らしげに飲ませてくれる生産者が何人もいた。

中でも特に心躍ったワインは、シャンパーニュで最も尊敬される醸造家である、

ルイ・ロデレール社のジャン・バディスト・レカイヨンが1990年代後半から

ルイ・ロデレール社のジャン・バディスト・レカイヨンが1990年のプロジェクトが生んだ!

取り組んできたプロジェクトから生まれた、2015年と16年産の赤ワインだった。

レカイヨンはスティルワインを造るため、スパークリングワインに適した

石灰質土壌ではなく、粘土質土壌を持つ畑を探し始めた。

まず、02年マルセイユ・シュル・アイ村ににある0.43ヘクタールの畑に、

ブルゴーニュ地方のピノノワールを親木に持つ苗を植樹。他の畑にも順次、植樹していった。

若木から収穫したブドウは、しばらくシャンパンの醸造に使っていたが、14年に初めて、スティルワインの醸造を試みた。

だが初年度は失敗だった。

「頭の中がシャンパンを造る時のままだった。

アルコール度数が13%になるよう収穫を遅らせたが、完全に裏目に出て、

ワインは凡庸=ぼんよう な味わいになっていた。

フルーティだったが力強さに欠け、山地の特徴である

塩見や骨格が足りなかった」とレカイヨンは振り返る。

15年は14年より満足できる出来栄えだった。

16年は樽を間違った。

17年は葡萄がカビにやられたので、醸造を諦めた。

そして18年、ついに赤白とも商品化に耐え得るレベルのワインができ。

「デリシャスで、様々な要素の詰まった現代的なワインを作りたかった。

シャンパンの副産物のような、サクランボの香りのする

コトー・シャンプノーワは好みではないので」とレカイヨンは語る。

赤の「カミュー・ピノ・ノワール2018」は、繊細で長期熟成の可能性を秘めている。

カミューは、ルイ・ロデレール現当主フレデリック・ルゾーの曽祖母の名前だ。

ル・メニル・シュル・オジェ村の畑の古木から造った白の

「カミュー・シャルドネ2018」は、カミューの時代の1961年の白ワインにヒントを得た。

ただ「白は、より難しかった」とレカイヨンは明かす。

18年産はシャブリに似ているが、リースリングのニュアンスもある。

高級スパークリングワインの産地として名を馳せる

英イングランド地方も、高品質のスティルワインを造り始めている。

前世紀末ごろの同地方のスティルワインは、葡萄が明らかに未熟で、

貧弱な味わいだった。だが、18年と20年は素晴らしい出来栄えだ。

ワインの産地の極限は、いや応なく地球の両極にむかって少しづつ動いている。

それを象徴するのが、ノルウエー産にリースリングや、カナダ・ノバスコシア州の

スパークリングワイン、ブルゴーニュに匹敵する品質のベルギー産シャルドネなどだ。

誰か、「シャトー・レイキャビック」なんてやってみる気ある?

 

 

ジャン・バディスト・レカイヨンさんはルイローデル社で醸造責任者!


泡入り、かつては「欠陥品」!泡入りシャンパンの人気は結果的にシャンパンを助けた!泡を生むクリーミーな口当たりや副産物の澱に由来する焼き菓子のような香り!

 

シャンパンはもともと、スティルワインだった。

17世紀ごろ意図せず瓶の中で再発酵して出来た泡入りワインが英国人に受け、現在の形になった。

黒葡萄から白ワインを作る方法を編み出すなど、シャンパンの品質向上に多大な貢献をした

修道士ドン・ピエール・ペリニョンは、泡入りシャンパンを欠陥品とみなしていた。

泡入りシャンパンの人気は結果的にシャンパンを助けた。

産地のシャンパーニュ地方では、ワイン用葡萄栽培の

北限とされる北緯50度ギリギリに位置し、葡萄がなかなか熟さない。

出来たワインは果樹味の乏しい貧弱なワインになりがちだった。

だが、泡を生むクリーミーな口当たりや副産物の澱に由来する

焼き菓子のような香りが弱点を補い現在の名声を確立した。

シャンパンは仕上げに糖分を添加することが多いが、これも、

冷涼な地域のワインに特徴的な酸味の強さを和らげる目的がある。

シャンパーニュ地方も、温暖化で葡萄がよく熟すようになり

栽培・醸造技術の向上も加わって、品質が一段と向上している。

象徴が、コトー・シャンプノワだ。

しかし温暖化は良いことばかりではない。

高温、集中豪雨、間伐などにより、従来ブドウ栽培が

できなくなると懸念される地域が世界中で増えている。

日本の産地でも北海道が温暖化の恩恵を受ける一方、

山梨県の一部などは夏場の高温が問題となっている。  

ライター  猪瀬聖。 日経新聞。

 

ではこれにまつわる研究をします!

 

 

ワインは産地によってどう違うの??~赤ワイン編~!

ワインは産地によってどう違うの??~赤ワイン編~!カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロと言えば樽熟成されることが多く、辛口でしっかりした渋味とほどよい酸味!!

 

[ワインは産地によってどう違うの??~赤ワイン編~]    

最近は、一般的なスーパーでもいろんな国のワインが手に入るように

なりましたが、なかなかその違いまではよくわからない、という人も多いのでは?

前回は白ワインについて、同じぶどう品種シャルドネで異なる産地のものを

比較してみましたが、今回は赤ワインについて試してみたいと思います。

ぶどう品種はボルドーワインによく使われる

カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ主体のもので異なる産地で比較します。

さて、結果やいかに!?

[▼ さっそくやってみた!!]     

まずはワイン!次の4つで試してみました。

ワイン1  フランス ボルドー地方メドック地区   

『ドメーヌ バロン ド ロートシルト メドック レゼルブ スペシアル 2014』

ワイン2  日本 山梨県甲斐市   

『サントリー 登美の丘 赤 2014』

ワイン3   アメリカ カリフォルニア州ナパ・ヴァレー  

『ウィリアムヒル ナパヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2013』

ワイン4   チリ ラペル・ヴァレー  

『ロス ヴァスコス グランド レゼルブ 2013』

使用したグラスは小ぶりのティスティング用のグラスです。 

検証の仕方は、4人のメンバーで試飲して、味わいの

要素を最高5点で数値化して比較しました。

さてさて、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロと言えば樽熟成されることが多く、

辛口でしっかりした渋味とほどよい酸味があって、

黒系の果実や杉のような植物を思わせる香りが特長だったりしますが、

産地によってどんな違いがあるんでしょうか??

 

 

暖かい産地(チリ、アメリカ) ワインは果実味と渋味が豊か!涼しめの産地(フランス ボルドー)・ 酸味が豊か!

ざっくりと結果まとめ!暖かい産地(チリ、アメリカ) ワインは果実味と渋味が豊か!涼しめの産地(フランス ボルドー)・ 酸味が豊か!

 

[▼ ざっくりと結果まとめ!!]    

いきなり今回のざっくりした結果ですが、

★★暖かい産地(チリ、アメリカ)

★★ ワインは果実味と渋味が豊か

★★涼しめの産地(フランス ボルドー)

★★ 酸味が豊か★★特殊な日本

★★ 暖かい産地だが、いろんな要素が控えめということに!

同じぶどう品種でも産地ごとにけっこう味わいが違う結果になりました。

気温と味わいの傾向は白ワインとよく似ていました。

これを参考に自分好みのワインを探してみては!?  

産地ごとの特徴など、詳しくは「検証結果をくわしく!」で。

[【ワイン1】フランス ボルドー地方メドック地区

:『ドメーヌ バロン ド ロートシルト メドック レゼルブ スペシアル 2014』]    

【この産地の特徴】  

気候:平均気温17.1℃、平均月間降水量68.3mm (引用:climate-data.org ぶどう生育期間の平均。))

比較的涼しく、降水量は少ない。 

ワインの樽熟成:フランス産オーク樽で熟成を行うことがほとんど。このワインも同様。 

ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロを主体に

複数品種がブレンドされ、カベルネ・フランやプティ・ヴェルドも使われる。

このワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン:60%、メルロ:40%。 

このワインの味わい:はじめは果実味や香りの要素を感じにくく、

閉じている印象。このワインは少し時間をおいて評価。

時間をおくと、控えめながらもチェリーを思わせる果実味や、スミレや杉などの

植物を思わせる香り、スパイスのニュアンスも感じられるように。 

また、しっかりとした酸味と渋味を感じられる。ただ、渋味は少し粗く後口に残る印象。 

スマートな骨格の、まだ若さを感じるワイン。

このワインの外観:濃いめの紫がかったルビー色、若い印象。

[【ワイン2】日本 山梨県甲斐市 『サントリー 登美の丘 赤 2014』]    

【この産地の特徴】  

気候:平均気温20.5℃、平均月間降水量136.4mm 

(引用:climate-data.org ぶどう生育期間の平均。) 

温暖で降水量が極めて多い。

ワインの樽熟成:オーク樽で熟成を行うことが多い。

このワインもフランス産オーク樽で熟成。 

ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどが使われることが

多く、単一品種のものもあれば、複数品種がブレンドされることもある。

このワインは、

メルロ:48%、

カベルネ・ソーヴィニヨン:20%、

カベルネ・フラン:17%、

プティ・ヴェルド:15%。

このワインの味わい:小さな赤い果実を思わせるチャーミングな香りや、

少し植物の茎を思わせるような青い香り、少しバニラやナッツを思わせる香りも。

香りのボリューム感は控えめ。

味わいは色んな要素が控えめで穏やか、前回の日本の白ワインとよく似た傾向。

穏やかでチャーミングな味わい。 

このワインの外観:濃いめの紫がかったルビー色、若い印象。

[【ワイン3】アメリカ カリフォルニア州ナパ・ヴァレー

『ウィリアムヒル ナパヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2013』]    

【この産地の特徴】  気候:平均気温18.1℃、平均月間降水量34.8mm 

(引用:climate-data.org ぶどう生育期間の平均。)

温暖で降水量は少ない。 

ワインの樽熟成:アメリカ産やフランス産のオーク樽で樽熟成を行うものが多い。このワインは、フランス産オーク樽で熟成。 

ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に複数品種がブレンドされることもある。

このワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン:90%、プティ・ヴェルド:7%、その他:3%。

このワインの味わい:カシスなどの黒い果実やそのリキュール、コーヒー、少し土っぽい香りや

ミントのようなハーブ、コショウのようなニュアンスなど、いろんな複雑な香りが感じられる。

果実味や渋味、酸味それぞれがしっかりと感じられて、バランスがよい印象。

渋味はまろやかに感じられて飲み口はスムーズ。

複雑でリッチ、のみ応えのあるワイン。

このワインの外観:少し茶色のニュアンスがある紫色。他のワインより色調は淡い。若い状態を少し抜けた印象。

[【ワイン4】チリ ラペル・ヴァレー『ロス ヴァスコス グランド レゼルブ 2013』]    

【この産地の特徴】  

気候:平均気温19.9℃、平均月間降水量12.9mm 

(引用:climate-data.org ぶどう生育期間の平均。)

温暖で降水量は極めて少ない。ワインの樽熟成:樽熟成の仕方(有無)はさまざま。

このワインはフランス産オーク樽で熟成。 

ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に複数品種がブレンドされることがある。

このワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン:85%、

カルメネール:5%、

シラー:5%、

マルベック:5%。

このワインの味わい:いろんな要素が高いレベルでしっかりと感じられるワイン。

凝縮した果実味で少し甘さを感じる。

酸味はほどよく、渋味はしっかり。渋味は少し後口に残るような粗さも感じる。

香りは黒い果実やそのリキュールのような香りがまず感じられて、少し杉のような

植物を思わせる香りや、エスプレッソ、バニラ、アニスやシナモンのようなスパイスのニュアンスも。

重厚でパワフルなワイン。 

このワインの外観:濃いめの紫がかったルビー色。

若い印象。

 

 

有名なボルドーのワインが要素が低いように見えるけれど!ワインの飲み頃が関係しているのではないかと思います!

やってみてわかったこと!有名なボルドーのワインが要素が低いように見えるけれど!ワインの飲み頃が関係しているのではないかと思います!

 

[編集後記(やってみてわかったこと!!)]    

【結局のところは??】 

カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの特長である黒系の果実や杉のような香り、

しっかりした渋味は共通しながら、それぞれの特長がよく現れている印象でした。

★★暖かい産地(チリ、アメリカ)

★★果実味や渋味、香りの要素が豊かに

★★涼しめの産地(フランス ボルドー)

★★酸味が豊かに。少し若い印象。

★★特殊な日本

★★暖かい産地なのに、いろんな要素が控えめに

果実味・渋味・香りの要素は、平均気温とある程度相関が見られる結果になりました。

酸味については、今回は産地ごとの平均気温の差が

少ないこともあってか、白ワインほどは違いが見られませんでした。

香りについては、今回のワインはどれもフランス産のオーク樽で樽熟成をしていたので、

前回の白ワインのように単純に樽熟成の有無では比較できませんでしたが、

平均気温とも相関関係がありそうな結果になりました。

また、今回も日本は平均気温が最も高いにも関わらず、例外的に果実味などの要素が控えめでした。

やはり、極めて多い降雨量や日照量の少なさなどが影響しているのではないかと思います。

【有名なボルドーのワインが要素が低いように見えるけれど】 

これは、ワインの飲み頃が関係しているのではないかと思います。

チリやアメリカなどのワインの歴史から見て新しい産地はニューワールドと呼ばれていて、

ワインがつくられてからすぐに楽しめるものが多いと言われています。

一方で、伝統的なワイン産地のフランス、特にボルドーワインは、熟成して真価を発揮すると言われています。

今回試したボルドーワインも、まだ若い印象でいろんな要素が閉じてしまっているようでした。

飲み頃までに数年から時に数十年かかるとも言われていますが、

実際にそういった飲み頃のワインを飲むと本当に感動します。

飲み頃はワインの難しさでもありますが、まだ解明できていないロマンであるとも言えます。

【この次。】 

前回と今回、同じぶどう品種で産地の違いを検証しましたが、

次は、同じ産地でぶどう品種の違いを検証してみたいと思います。

シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなどなど、

最近はぶどう品種の名前を知っている人も少しずつ増えてきましたが、

実際のところどう違うのかはなかなかわかりにくいところ。

次回はまず白ワインで試してみたいと思います。乞うご期待!!    

SUNTORY より。

 

 

「コート・デ・ブラン」というエリア名、和訳すると「白の丘」!つまり、白ブドウ主にシャルドネだけで造った白のシャンパーニュ、という意味!

「コート・デ・ブラン」というエリア名、和訳すると「白の丘」!つまり、白ブドウ主にシャルドネだけで造った白のシャンパーニュ、という意味!!

 

「グラン・クリュの各村を識る」第5回:白の丘はシャルドネの聖地。

「コート・デ・ブラン」

① シャンパーニュの各村を識るシリーズ、第5回からはシャルドネの聖地とも呼ばれる

グラン・クリュ南エリア、「コート・デ・ブラン」エリアの各村について解説していきます。   

「コート・デ・ブラン」というエリア名、和訳すると「白の丘」。

その名の通り、シャンパーニュを代表する白ブドウ品種であるシャルドネ種の産地として名高いエリアです。

世界に名だたる「ブラン・ド・ブラン」の殆どが、この南北に縦長に広がるエリアから産み出されていきます。

例えば、誰もが知るような『SALON サロン』や、『KRUG Clos du Mesnil 

クリュッグ クロ・デュ・メニル』といったシャンパーニュがこの地域を代表するトップキュヴェと言えるでしょう。

「ブラン・ド・ブラン」については、ご存じの方も多いと思います。

直訳すれば「白の白」。

つまり、白ブドウ主にシャルドネだけで造った白のシャンパーニュ、という意味です。

シャルドネ種以外にもシャンパーニュ使用できる白ブドウは存在しますが、

95%を超えるブラン・ド・ブランはシャルドネ種のみで造られていると考えて大丈夫です。

シャルドネ種100%で造られたブラン・ド・ブランの醍醐味は何と言っても「酸とミネラル」。

造りたての頃はとにかくフレッシュでシャープ、厳しさを感じさせるほどの

酸を感じさせますが、実はこの酸と豊富なミネラルこそが長期熟成の土台。

じっくりと寝かせておくことで、途方もなくリッチな奥行きが構築されていきます。

20~30年経って発泡性は微弱になってしまっても、全く色褪せないその深み・・・。

シャンパーニュはシュワシュワの気持ち良さや、飲みやすさを楽しむだけのお酒じゃない、ということを思い知らされます。

この「酸とミネラル」の基盤となるのが、コート・デ・ブランのグラン・クリュ各村の

土壌に豊富に含まれる『ベレムナイト・チョーク』。

ベレムナイトは真っ直ぐな貝殻を持つオウムガイ(現代の甲イカに近い種類のようです)の1種で、

矢尻のような独特な形をしたこの貝の化石を豊富に含む土壌が、丘の中腹に分厚く広がっています。

こういった石灰成分を含む土は表土の部分からやや白っぽくなることからも、「白の丘」と名付けられたのでしょう。

そして、そこで栽培されるのは石灰土壌に最も適した白ブドウ品種「シャルドネ」というわけです。

今回はコート・デ・ブラン地区の概要をお伝えしたので、次回からこの

エリアのグラン・クリュ各村ひとつひとつを解剖していきます。

この地区にはグラン・クリュが6村ありますが、そのうち知っておくべき村は5つでしょうか・・・。

北から順にひとつずつ、各村の特徴を解説して行きます。    

CHAMPAGNE より。

 

 

シャンパーニュ ブラン・ド・ブランの基本のキ!シャルドネ100パーセントは、なぜ格上になる?!

シャンパーニュ ブラン・ド・ブランの基本のキ!シャルドネ100パーセントは、なぜ格上になる?!!

 

[シャンパーニュ ブラン・ド・ブランの基本のキ シャルドネ100パーセントは、なぜ格上になる?]    

黒ブドウ品種のピノ・ノワールとムニエ、白ブドウ品種のシャルドネの、ほぼ3種類でつくられるシャンパーニュ。

このうち、白ブドウのシャルドネ100パーセントのシャンパーニュを「ブラン・ド・ブラン」と呼ぶ。

では、なぜ「ブラン・ド・ブラン」はシャンパーニュのなかでも、格上の存在なのか。

知りたいひとは必読です。

[セクシーな「白の中の白」]    

ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)。なんというセクシーな響きだろう。

ネイティヴの発音では鼻母音が二度繰り返されるので、なおさらセクシーに耳へと響く。

ここはぜひ、レア・セイドゥーかマリオン・コティヤールに耳元で囁いてもらいたいものだ。

ブランはフランス語で白。ブラン・ド・ブランは「白の中の白」である。

これが転じて、白ブドウのみから造られたシャンパーニュをブラン・ド・ブランと呼んでいる。

シャンパーニュ地方で白ブドウといえば一般的にはシャルドネであり、

シャルドネ100パーセントから造られたシャンパーニュを意味する。

しかしながらシャンパーニュ地方には、アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブランなどの

品種もわずかなながら栽培されており、これらを単独、もしくは

アッサンブラージュしてもブラン・ド・ブランを名乗れるはずだ。

ブラン・ド・ブランの歴史については諸説あるものの、その嚆矢は1911年に

リリースされた1905年ヴィンテージの「サロン」と言われている。

ル・メニル・シュール・オジェ村のシャルドネのみから造られた

単一ヴィンテージのブラン・ド・ブランであり、単一品種というだけでなく、

単一のクリュから造られた異例のシャンパーニュだった。

なぜサロン以前にブラン・ド・ブランが登場しなかったのか。

それにはいくつかの理由が考えられる。

こんにち、シャンパーニュ地方には3万4000ヘクタールのブドウ畑があるが、

そのうちシャルドネの占める割合は28パーセントに過ぎない。

かつては今以上に作付け比率が低かったと言われており、フレッシュさやエレガンスを与える

シャルドネは、ノンヴィンテージのアッサンブラージュに最優先で回された。

とくに熟成のポテンシャルを鑑みれば、グラン・クリュのシャルドネほど

ノンヴィンテージのリザーヴワインに重用されたはずで、貴重なシャルドネのみから

シャンパーニュを造る発想など生まれなかったのであろう。

もうひとつは、その品質である。今は地球温暖化でシャンパーニュ地方でも熟度の

高いブドウを収穫できるが、昔は気温が低く、とくにシャルドネは酸の強さが際立った。

おそらくマロラクティック発酵も自然には起こらず、当時、シャルドネのみから

造られたシャンパーニュはよほどの量のドザージュに頼らぬ限り、ギスギスして飲みづらかったはずである。

この問題を解決するには長い瓶内熟成を経て、酵母がワインに丸みを与えてくれるのを待つよりほかない。

それを実現したのがサロンだったのではなかろうか。

希少なシャルドネと不可避な長期熟成。

したがって、ブラン・ド・ブランというカテゴリーが、通常の

ノンヴィンテージやヴィンテージよりも格上に扱われるのも、当然といえば当然なのである。

酸の高さに裏打ちされたミネラル感!

ブラン・ド・ブランの多くは、質の高いシャルドネを生み出すコート・デ・ブラン地区のブドウを用いる!

[酸の高さに裏打ちされたミネラル感]    

ブラン・ド・ブランの多くは、質の高いシャルドネを生み出す

コート・デ・ブラン(Côte des Blancs)地区のブドウを用いることが多い。

このエリアは概ね朝日が当たる東向き斜面で、適度な日照が得られるとともに、

風味にミネラルを生み出すチョーク質の土壌が特徴となっている。

ブルゴーニュのコート・ドールとは対照的に、木々の茂る斜面上部よりも

集落の位置する麓のほうが表土が薄く、よりミネラルに富んだシャルドネを生む。

コート・デ・ブランには北からシュイィ、オワリー、クラマン、アヴィーズ、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェと

6つのグラン・クリュがあり、とくにクラマン以南の4つの村=クリュが有名である。

それぞれの特徴は、メゾンやレコルタンごとに主張が異なり、一般化するのが難しい。

しかし、メニルのシャルドネが最も厳格で、ミネラルに富み、長期熟成のポテンシャルが高いという点では意見が一致する。

また、モンターニュ・ド・ランスの東の縁に位置するヴィレール・マルムリーとトレパイユもシャルドネの産地。

位置的にはコート・デ・ブランより北ながら、比較するとわずかにふくよかな印象を受ける。

さらに最近、シャルドネの産地として脚光を浴びるのが、コート・デ・ブランの南に続く

コート・ド・セザンヌ、トロワの西に位置するモングー、シャロン・アン・シャンパーニュの南東にあるヴィトリアだ。

いずれもチョーク質の土壌を母岩にもつものの、緯度や斜面の向き、表土の

厚さがコート・デ・ブランとは異なるため、ブドウの質にも違いがあるようだ。

ブラン・ド・ブランは色が淡く、緑みがかり、泡立ちは繊細。

フローラルで柑橘のアロマが際立ち、酸の高さに裏打ちされたミネラル感に富む。

フレッシュでデリケート、そしてエレガンスを極めたシャンパーニュというのが一般的なイメージだ。

しかしそれも若いものに限られ、長期の熟成によってバターやモカ、時にはたとえ

醸造に木樽を使っていなくても、ナッツのようなフレーバーを醸し出すことがある。

その一方、熟成感が増しても酸とミネラルが背骨を構築し、決して重くならないのもブラン・ド・ブランの特徴。

その高貴な泡立ちと風味に、世のシャンパーニュ・ラヴァーはハートを鷲掴みにされるのだ。    

WINE WHAT より。

 

 

飲むたびに感動を与えてくれる、完璧な美味しさ、それがクリスタル!レカイヨン氏のコメント!


温暖化はブドウの産地の気候により、その味わいに大きな影響を及ぼすのです!温暖化は ワインにまで影響しているのです!

 

今日のまとめ。 

温暖化が進む「泡無しシャンパン」!

ジャシス・ロビンソン・ワインレポート!

ルイ・ロデレール社のジャン・バディスト・レカイヨンが1990年代後半から取り組んできたプロジェクトから生まれた! 

木泡入り、かつては「欠陥品」!

泡入りシャンパンの人気は結果的にシャンパンを助けた!

泡を生むクリーミーな口当たりや副産物の澱に由来する焼き菓子のような香り! 

ワインは産地によってどう違うの??~赤ワイン編~!

カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロと言えば樽熟成されることが多く、辛口でしっかりした渋味とほどよい酸味! 

ざっくりと結果まとめ!

暖かい産地(チリ、アメリカ) ワインは果実味と渋味が豊か!

涼しめの産地(フランス ボルドー)・ 酸味が豊か! 

やってみてわかったこと!

有名なボルドーのワインが要素が低いように見えるけれど!

ワインの飲み頃が関係しているのではないかと思います! 

「コート・デ・ブラン」というエリア名、和訳すると「白の丘」!

つまり、白ブドウ主にシャルドネだけで造った白のシャンパーニュ、という意味! 

シャンパーニュ ブラン・ド・ブランの基本のキ!

シャルドネ100パーセントは、なぜ格上になる?! 

酸の高さに裏打ちされたミネラル感!

ブラン・ド・ブランの多くは、質の高いシャルドネを生み出すコート・デ・ブラン地区のブドウを用いる!

今日はジャシス・ロビンソン・ワインレポートから記述してきました! 

地球の温暖化が進むと恩恵を受ける産地と、そうでない産地に分かれるのが現実! 

温暖化はブドウの産地の気候により、その味わいに大きな影響を及ぼすのです! 

例えば日本ではかつてワイン産地ではなかった、北海道が冷涼な気候のために、ワインにとって良好な産地になったのです! 

温暖化は ワインにまで影響しているのです!!

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私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。