パッソには、「乾燥した」という意味と「歩み」という意味があり、ラベルに足跡が描かれています。
樹上でしぼんでゆく葡萄のワイン!!イル・パッソ・ネレッロ・マスカレーゼ2018!!
今日はファルネーゼグループが展開するシチリア・ワインの紹介です。
この葡萄は先日7月25日に投稿した「こんな葡萄見たこと無い!樹上で乾燥・アパッシメントになる!南イタリア・土着品種!」で紹介しました!
私はこの樹上でしぼんでゆく葡萄に大変興味があり、そのワインをネットで購入しました。
これも以前7月28日に「ワインのネットでの賢い購入の仕方!送料を減らすには!こうする!」に投稿したもので!この中にあったワインです!
その樹上でしぼんでゆく葡萄のワインの紹介です!その名は「イル・パッソ・ネレッロ・マスカレーゼ2018」

これが樹上でしぼんでゆく葡萄を使った「イル・パッソ・ネレッロ・マスカレーゼ2018」。
1728円税込。イタリアIGTシチリア。なんとシチリアのアマローネで、枝ごと切り取って畑でぶら下げて乾燥すると言う手法!!
イル パッソ ネレッロ マスカレーゼ 2018 ヴィニエティ ザブ 赤 750ml il Passo 2018 Vigneti Zabu
【赤】【フルボディ】 等級:Rosso I.G.T. Sicilia 葡萄品種:ネレッロ マスカレーゼ 100% 熟成:バリック(フレンチ95%とアメリカン5%)で4-5ヶ月
アルコール度数 : 13.0% 年間生産本数 : 50,000本
アマローネ的手法を採用、パッソは「歩み」の意味も持っています
果実そのものがもつ甘味が弾ける様に広がり、スパイシーさやバルサミコを思わせる風味があります。葡萄を枝ごと切り離して、畑で15-20日間ぶら下げ葡萄を乾燥させています。
収穫後20日間発酵し、果皮と共に長い醸しを行います。バリック(主に新樽で95%フレンチオーク、5%アメリカンオーク)で4-5ヶ月熟成します。
色調は艶やかな黒紫色。タンニンは丸く、なめらかな口当たりです。果実そのものがもつ甘みが弾ける様に広がります。
スパイシーさやバルサミコを思わせる風味があります。パッソには、「乾燥した」という意味と「歩み」という意味があり、ラベルに足跡が描かれています。
リパッソを意識した名前であると同時に、畑での手作業を含め一歩一歩最高の品質に向かって前進するイメージだそうです。
-ワイン誌評価–
2017VT:ビベンダ2019 3グラッポリ ルカマローニ ベストワイン年鑑2019 95点
2016VT:ビベンダ2018 3グラッポリ ルカマローニ ベストワイン年鑑2018 94点
2015VT:ビベンダ2017 3グラッポリ ルカマローニ ベストワイン年鑑2017 96点 ジャパン ワイン チャレンジ2016 銅賞
2014VT:ビベンダ2016 4グラッポリ ルカマローニ ベストワイン年鑑2016 93点

ルカ・マローニで驚異の94点!
相性の良い料理:豚フィレ肉のロースト チェリー風 など。
ザブを設立したアデュア ヴィッラ氏とファルネーゼの醸造家フィリッポ バッカラーロ氏とは10年来の親友でした。
現在はファルネーゼグループがオーナーとなり、フィリッポがワイン造りを行っています。
フィリッポはシチリアについて「質もよいし量も収穫できます。それは、価格と品質のバランスを追求するにはもってこいの場所」と考えています。

ワイン造りを行なっている、フィリッポ・バッカラーロ氏。
フィリッポはシチリアの固有ブドウ品種が大好きで、特にネロ ダーヴォラがお気に入りだそうです。
「アロマティックでファンタスティック、ソフトでタンニンが攻撃的でないところがとても魅力的」と語っています。

ソフトなタンニンが魅力的!
アロマティックでファンタスティック!ソフトなタンニンが魅力的!
ネレッロ マスカレーゼは、ピノ ノワールに似たエレガントな個性を持っています。
地元では色が薄く糖度があがらないと言われていたため、アマローネ的な効果を与えることにしました。
結果、色が濃くなり、糖度もあがり、フルーティなワインに仕上げることが出来るようになりました。
ネレッロ マスカレーゼは、10月上旬に畑で房の付いたまま枝をカットし、樹上で7-14日間乾燥させます。
シチリアの暑い太陽とアフリカからの風が、糖分を増加させます。15-20%重さが減ります。
パッソには、「乾燥した」という意味と「歩み」という意味があり、ラベルに足跡が描かれています。
リパッソを意識した名前であると同時に、畑での手作業を含め一歩一歩最高の品質に向かって前進するイメージです。
現在生産量が増えて、ザブの35%がイル パッソです。
『サクラアワード2019』最高賞ダイヤモンドトロフィーの実績!
『リアルワインガイド』永遠の旨安大賞受賞!
シチリアの強い太陽の下で乾燥させたネレッロ マスカレーゼを贅沢に使用

シチリアで注目の高級ブドウ品種「ネレッロ・マスカレーゼ」を乾燥させて造る究極のワイン!
リパッソ方法を取り入れた心地よい甘みの赤
2016年からネレッロマスカレーゼ100%に変わりました。
サクラアワード2019最高賞「ダイヤモンドトロフィー」受賞!
『サクラアワード2019』で2017ヴィンテージが見事最高賞「ダイヤモンドトロフィー」を受賞したヴィニエティザブの「イルパッソ」!
「審査員が全て日本人女性」サクラアワード
「審査員全てが日本人の女性」という「SAKURA JAPAN WOMEN’S WINE AWARDS」(サクラアワード)は世界初の女性審査員のみのワインコンペティションとして、日本
国内はおろか現在世界中から大変な注目を集めています。

サクラアワードの審査員は全員日本人の女性!
2014年からスタートしたサクラアワード。2019年にワインを審査したのは、ソムリエ、ワインジャーナリスト、愛好家、インポーターと様々な職種のワイン界のプロフ
ェッショナルな女性560名です。
4326本の中から選ばれた48本
審査は全て銘柄を隠して行われます。
100点満点で、カテゴリーごとに93-100点を「ダブルゴールド」、88-92点を「ゴールド」、80-87点を「シルバーメダル」として選出します。
2019年は世界34カ国4326本の中から278本のワインが「ダブルゴールド」、1013本が「ゴールド」、715本が「シルバー」を受賞しています。
「ダイヤモンドトロフィー」はダブルゴールドより選ばれた僅か48本のみとなり、全体4326本の内、僅か1.1%の最高賞の栄誉に輝いています!!
アマローネの醸造法「リパッソ」をとりいれ、乾燥ブドウならではの芳醇で複雑な風味を表現。
イルパッソはファルネーゼがシチリアでプロデュースするヴィニエティ ザブが造る大人気ワイン。
アマローネの造り手が用いる醸造法「リパッソ」を取り入れ、複雑かつ円やかな味わいで注目を集める実力派シチリアワインです。
エトナの次にネレッロ マスカレーゼの産地として知られるサンブーカ ディ シチリア。

ネレッロ・マスカレーゼの産地「サンブーカ・ディ・シチリア」の葡萄畑。
標高が比較的高く、風の強い急斜面にザブのネレッロ マスカレーゼの畑は広がっています。
粘土質土壌50%、砂質土壌50%という特徴のある土壌のおかげで、力強さとエレガントさを兼ね備えたネレッロ マスカレーゼが育ちます。
ルカマローニ2017成熟を迎えたネレッロ マスカレーゼを房から10cmのところで枝を切りそのまま畑に10日間ほどぶら下げ、アッパッシメント(乾燥)。
シチリアの強い太陽と北アフリカからの風(シロッコ)によって徐々に水分を失われ、糖度を増したブドウを既に発酵させたネロ ダーヴォラのワインに入れてもう一度発
酵させます(リパッソ)。
その後、バリックで6ヶ月間熟成させます。
2017年10月に試飲しました。乾燥ブドウならではの芳醇で複雑な香り。
上品でまろやかな口当たりでボリュームはありますが、ネレッロマスカレーゼ由来の上品な酸味、とてもなめらかな飲み口が魅力的です。
たっぷりとした果実味とともに広がる心地よい甘みがありながら飲み疲れしない程よい凝縮感とスムーズな余韻。他にはないシチリアワインです。
ファルネーゼがシチリアでプロデュース!「ルカ マローニ」でも高評価を受ける注目ワイナリー
ヴィニエティ ザブ Vigneti Zabu

彼がヴィニエティ ザブです。
生産者さんとともに ザブの創始者のアデュア・ヴィッラは、1980年に南アメリカからイタリアへ移り、ワインの販売に携わっていました。
その頃から、いつかは自分のワイナリーを持つ事を夢見ていました。
そして、念願の畑を購入し、畑の手入れを始めたのです。彼は、ファルネーゼの醸造責任者であるフィリッポ・バッカラーロと10年来の友人だったので、自分の畑を見せました。
するとフィリッポは、その可能性を秘めた畑に惹かれ、ザブの醸造も手がけることになりました。
畑を購入してから3年間は畑の手入れに専念し、4年目に初めてワインを造りました。
その後順調に売り上げが伸びていくなか、世界中の顧客を相手にしていくことが難しくなり、ファルネーゼのカミッロ、フィリッポ、ヴァレンティーノがオーナーとなりました。
年中昼夜の寒暖差がある独特な気候で質の良いブドウが造られます
ブドウ畑 シチリアの州都パレルモから離れること約90キロ、畑は、素晴らしい木々に囲まれるベリーチェ渓谷にあるサンブーカ ディ シチリアのアランチョ湖周辺にあります。

シチリアの葡萄畑。
周囲に工場など空気汚染をもたらすようなものはなく、暑く乾いたシチリアの夏においても昼夜の寒暖差のがある独特な気候、またアランチョ湖の豊かな水があることか
ら、質の高いブドウを育てるのに最適な環境と言えます。
古来からあるこの土地の名前は、サンブーカで農業を起こした、アラブの族長であるアル ザブスを由来としています。
畑は古代から耕されており、そこで見つかるたくさんの出土品から、当時の農夫たちが常に自然に配慮し高い精度で仕事をしていたことがわかっています。
また、エノロゴはフィリッポのほかに、2013年10月から、シチリア出身のジュゼッペ・アルファーノが常駐しています。
ジュゼッペは、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、アメリカ、フランスのプロヴァンス等、世界中のワイナリーで経験を積んだ素晴らしいエノロゴです。
収穫時などの重要な判断が必要な時は、フィリッポが全体の指示を出しています。

これが樹上でしぼんでいく葡萄「ネレッロ・マスカレーゼ」で超有名!!
リパッソの乾燥葡萄で高い評価!シチリア・ワイン愛好家大注目!評価は高く★★★★++!
今日はネットで購入した「イル・パッソ・ネレッロ・マスカレーゼ2018」で、葡萄は樹上でしぼんでゆく「ネレッロ・マスカレーゼ
100%」です。このワインは大変興味があります!

これが樹上でしぼんでゆく葡萄で造られた「イル・パッソ」です。
もちろん初めての葡萄です。
試飲記録 2019-08-14-16-18
外観:綺麗なルビーがかったガーネット。 アロマ:ネレッロ・マスカレーゼの葡萄のカシスのいい香りがこのワインのアロマ。
ボディ:飲み応えのあるミディアムボディ。 アタック:口に含むとパッソの乾燥した葡萄の風味が口を覆い、美味いぞという。
ストラクチュア:酸味とタンニンのバランスが素晴らしいストラクチュア。
一口評:これはパッソだからシチリアのアパッシメントだね!このワインの美味さはそこから来たものだ!シチリアのネレッロ・マスカレーゼ種初めてだがいーね!!
評価は四つ星++の高評価。
このワインはシチリアで注目されている葡萄の品種「ネレッロ・マスカレーゼ」の葡萄を枝ごと切り取ろり20日ぐらい乾燥させたアマローネだと言う。
ファルネーゼ渾身のワインのようだ!!パッソは「乾燥した」と「歩み」の意味があり—–ラベルに足跡が描かれています!
リパッソを意識した名前は、畑での手作業を含め一歩一歩最高の品質に向かって前進するいマージだそうです!
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