木造耐火建築の時代へ!ローコストで長持ち!コンクリート造より数段に住み心地がよい!

Pocket

木造耐火は勿論三階建OKです。

木造耐火建築の時代へ!ローコストで長持ち!コンクリート造より数段に住み心地がよい!

 

これからの建築はコンクリート造から木造耐火の時代へ移行します。住み心地を考えても建築費や工期を考えても、コンクリート造に比べて、遥かに木造耐火建築が優れています。建築コストが安くいうえに工期が短く、狭い土地であっても、尚且つ住み易いのが木造耐火建築です。人が住むにはやはりコンクリート造ではなく木造です!

何故住みやすいかは、木造の持つ暖かみが、コンクリートの居住性能をはるかに上回るからです。私は2014年に表参道の防火地域に木造耐火建築を作り、その性能の良さに—–改めて惚れ直しました。

これが私が設計監理したパリのディプティクのお店で、防火地域の三階建です。

耐火被覆すれば内装はこのように出来ます。

それは住んでみてコンクリートの冷たい住み心地の悪さ—–手に負えないコンクリート造の結露などで、人の住む家には適していません。耐火性能だけを優先してコンクリート造にしているだけです。これからは木造耐火建築の時代がきます。

日本には戦後植えた杉や桧の森が育ち、山々には建築適齢期を迎えたそれらの樹木で溢れています。この素晴らしい樹木を使わない手はありません。今がまさに、その樹木を使う時代に移行したのです。コンクリートの耐用年数は60年ですが、木造は遥かに優れた耐用年数があります。一般的に考えてもコンクリート造の三倍の耐用年数があります。

今まで何故、木造耐火建築が 普及しなかったのかは、木造は燃えやすく火災に弱いとの観念が強すぎたからです。何回も都市火災が繰り返されてきた、悲しい歴史が、木造建築から遠ざかる原因でした!だが今は木造耐火建築は、最強です!都市火災にもコンクリートと大差はありません。住み易いし、建築費が安いし、早く作れるし、やはり木造耐火建築は最強です。しかも有り余っている木材の資源が使い放題にあるのが日本の現状!

これが木造耐火の被覆の仕方です。

では何階建まで作れるでしょうか!三時間耐火が、作れれば100-200階建てが可能ですが、まだ実績が無いので可能性に留めておきます。ですが可能性が大きいのです。5階建てであれば、二時間耐火ですので問題なく建てられます。木造耐火建築が普及しないのは、前記したように火災に弱いと言う先入観が強すぎるからではないでしょうか。木造でも火災に強い家はいくらでも作れます。

山には樹木であふれていると前記しましたが、戦後木材不足の折に植林ブームとなりそのとき植えた木が70年経ち伐採の時期が来ていますが、輸入材に頼ることが常習化している現在、国内材を利用しなくなっています。その結果林業が廃れ、森に人の手が入らなくなったことで森が荒廃し、もともと人が利用する為に植えられた木であるはずなのに、利用しなくなっている為、間伐も行われることの無い森が増えています。したがって、日本の木を使用することは「日本の森を守る」と同時に「よその国の森を守る」ことになります。

日本の山林はこのように素晴らしい杉と檜が育っています。この材料を使わない手はありません!!

以上のことから国内材の利用を広めなければならないし、国の方針も森林伐採を抑制する政策から、利用する政策に変えて、公共建築物にも木造で建築する機会が増えている、ことを見ても明らかです。

残念ながら、木造耐火建築は、木を建築基準法に従って石膏ボードで覆わなければなりません。ですので木造耐火建築にするためには、構造材部分を木肌で表す建築は出来ません。防火性能を満たす為には、構造部は1時間耐火、2時間耐火の建築基準法に従って石膏ボードで覆わなくてはなりません。これによってコンクリート造と同じ耐火性能になります。防火地域や大きな建物を作るには、一時間耐火以上の基準を満たす必要があります。これを満たした時に木造耐火建築が、初めて最強と言えます!

 

これが私が設計した表参道のパリのお店の屋根構造です。これらは建築基準法に従って全て耐火被覆されています。

木造の暖かさは人間的!有り余っている日本の木材を使いましょう!今まさに国策でする時!

 

このような耐火基準を満たしてでも、木造耐火建築を作る時代だと思っています。何故かは前記したように、人が住むには木造が優れているからです。人が住むには「住み心地」が大事です。住み心地の良い家は、コンクリート造ではありません!やはり断然、木造建築です。建築は全て人が住むのが大前提です—–それには人の事を、人の心を考えた木造が一番適しています。

木造耐火建築でも構造材を耐火被服で覆えば、内装はこのようにできます。

今日は木造耐火建築の時代が来る—–お話でしたが、私達の住処ですので重大な課題です。それへの提言が木造耐火建築でした。私は30代にコンクリート造のマンションに住んでいましたが、どうしても対処し切れない結露に悩まされ続けました。コンクリート造はその上冷たいし、木造とは比較にならないほど、住み難いの一語!!住んで比較すればその違いは歴然です。

これは設計者の物へのこだわり方や、考へ方一つです。コンクリート造と木造を住んで比較したことのない設計者は必ずしも木造と言わないかもしれません!ただ知らないだけです!ですが比較して住んでみれば答えは歴然で、大差があります!!是非みなさんも木造の住みやすさを、体験してください。コンクリート造だけに住んでいると、その差がわからないかもしれません!是非比較して木造の良さを体験して下さい!木造こそが、人が住むための住居で、コンクリート造では決してありません!!! 残念なのはまだ木造耐火建築のマンションが少ないことです!!

日本の山林は戦後植えた杉と檜が育ち使える適齢期を迎えています。これを使わない手はありません!!

林業を守ることは、国の政策ですので、是非国も木造耐火建築を推進して、林業を守っていかなければならない時が今!自分の国の有り余る木材を使うのは当然の政策、他国の森を守ると言う意味でも、国をあっげて木造耐火建築を推進すべき時!戦後国が、杉や桧を植林してきた事からしても、国がやらなくて誰がやるのでしょうか、これこそが国がやるべき重大な国策なのです!!しかもローコストで快適な居住空間づくりになるのです!!

Pocket

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。