新世代のシェフ!ホテルに活力!Le Meurice!フランス有数の格式あるホテルのダイニングに新しい風が吹き始めている!

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この方が「アラン・デュカス」さん!


新世代のシェフ!ホテルに活力!Le Meurice!フランス有数の格式あるホテルのダイニングに新しい風が吹き始めている!

 

パリの中心、チュイルリー公園に面した1835年創業のホテル「ル・ムリス」。

世界的なシェフ・アラン・デュカスさんが采配をふるうミシュラン2つ星レストランに、

コロナ渦のただ中である2020年4月、アモーリ・ブールさんが31歳で総料理長として就任した。

「若い世代を体現する料理人」とデュカスさんが評するブウールさんの着任とともに、

フランス有数の格式あるホテルのダイニングに新しい風が吹き始めている。

ブウールさんが就任したのは新型コロナウイルス感染拡大の都市封鎖のさなか。

レストランは営業できず外出も厳しく制限されていた。

「とにかく時間があったので本をたくさん読んだ」と振り返る。

料理や食材に関する本はもちろん農業経済から環境問題まで。

外出制限が緩和されると地方の生産者を訪ねて回り、総料理長として4つの柱を決めた。

「95%以上の食材をフランス産にする」

「季節の食材をふんだんに取り入れる」

「地元の生産者を応援」

「物流ルートを短縮する」

さらにこれらを基に「アラカルトをやめてコースのみにする」と決断した。

アラカルトは前菜、魚、肉、デザートそれぞれ5~7品から選ぶことができる高級レストランの王道。

選択肢の多さは技量と格の高さのシンボルでもあり、それを止めることは大きな賭けだ。

全幅の信頼を置くブウールさんからの提案とはいえ、さすがのデュスカさんもすぐには承諾しなかったという。

だがブウールさんはデュスカさんを説得した。

コースのみに絞れば、「必要な食材を必要なだけ仕入れることで無駄が減る。

常に新鮮な食材を使うことで、より季節を身近に感じられる調理が提供できる。

何より自分が本当に良いと思うものを最良の形で出せる」と。

背景にはフランスのレストラン業界がさらされている苦境もある。

反政府抗議の黄色いベスト運動やストライキなどで客足が

鈍っていたところに、コロナ感染拡大で海外からの客客もしばらく見込めない。

アルバイトができなくなった学生たちの生活といった社会状況にも無関心ではいられない。

ようやく承認を得て決めたのは5皿からなる280ユーロと7皿で350ユーロの2つのコースだ。

それまでのコース料理よりも安く設定した。

ガストロにミーを少しでも気楽に体験できるようにして国内の客層を広げたかったからだ。

皿数を増やしたため厨房の手間は減らないが努力の甲斐があり、

ダイニングが一時再開した昨年の秋には、海外客なしでほぼ毎日満席になった。

無駄を少なくするための工夫は食材の使い方にも表れる。例えば「海の幸と山の幸を合わせた」という子羊の料理。

ピンク色にローストした子羊肉をマイルドマスタードと海藻でマリネした。

添えられているのはガストロのミーでは異色ともいえる内臓の料理だ。

腎臓、肺、胸腺、脳味噌など子羊の内臓類に牡蠣や海藻をあわせてソーセージ仕立てにしたもので、

ブイヨンには使わなかった残りの部位と昆布でとった「だし」を使った。子羊を丸ごとほぼどこも捨てていない。

食材も吟味する。塩の香りのする子羊は「プレサレ」を連想する。

大西洋岸のモンサンミッシェル近郊で、塩分の強い牧草で飼育される高級食材だ。

だがブウールさんはあえて「ラコータ」という、ロックフォールチーズのもととなるミルクで知られる牛乳を選択した。

乳用と食用を兼ねた品種を採用して、環境保全に少しでも貢献するためだ。

よく使う食材を見直した。例えば南米産が多く出回るアボガドを、季節は限られるがコルシカ産に変えた。

ランジス=中央市場  を通さず、直接作り手と取引することで、物流ルートも短縮できる。

作り手と深く関わるうちに「今まで以上に旬を大事にしたくなった」とブウールさんは話す。

ブウールさんが新しいことに果敢に挑戦できるのは、同世代のメートルとシェフソムリエの支えも大きい。

ふたりはブウールさんを評して、「自身の卓越した技術や知識を押し付けるのではなく、常に柔軟で前向きな姿勢を崩さない」と語る。

コロナ渦という負の時代を力まず追い風に変え、プロ意識の高い仲間と知恵を出し合いながら料理も進化させる。

そんな風通しの良さがある。覆面で訪れたというフィガロ紙のジャーナリストは、「料理は斬新で遊び心があり、とても正確。

肩の力が抜け、うまく調和の取れたサービスとともに出される」と紙面で評した。

パンデミックには環境問題が深く関係していると考えるブウールさん。

料理の世界でも小さなことを見直し、「一人一人が気を付けることで大きな動きにつながる」と信じている。

昨年9月のレストラン再開に向けて、デュカスさんとの新しい

メニュー試食会にのぞんだのは、初めての息子が生まれた翌日だった。

長男の誕生によって「つないでいきたいこれからの世界がより強く感じられるようになった」と語る。

10月末以降7か月にわたる2度目の営業停止期間を経て、レストランは6月9日から再開する予定だ。  

吉田知弘 水島優撮影。日経新聞。

 

ではこれにまつわる研究を続けます!

 

 

映画『アラン・デュカス宮廷のレストラン』より!


ミシュラン18ツ星シェフ、アラン・デュカスが見つめる世界。その成功の秘密とは?!食とモードは相似。目指すは「食のオートクチュール」!

 

[ミシュラン18ツ星シェフ、アラン・デュカスが見つめる世界。その成功の秘密とは?]    

ミシュラン史上最年少で3ツ星を獲得し、現在は世界に30以上の店舗を構える伝説のシェフ、アラン・デュカスが9月に来日。

装い新たにオープンした「ベージュ アラン・デュカス 東京」や、新作ドキュメンタリー

『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』、さらには知られざる自身の“コレクション”の話題まで。

彼のフィロソフィーを交えて語られた美味なるトークから、その成功の秘訣に迫る。

[食とモードは相似。目指すは「食のオートクチュール」。]    

シャネル銀座ビルの最上階。

ツイード柄のクラブチェアが配されたラウンジを抜けると、正面のガラス窓越しに、瀟洒な銀座の街並みが広がっている。

ピーター・マリノが手がけた内装に、ダイニングエリアの壁面を飾るのは、堀木エリ子による

手梳きの和紙を使ったスクリーンと、フランス人アーティスト、ジョージズ・ノエルの作品だ。

「東京にさらに溶け込んだ空間になったと思います」。

リニューアルに際し、来日を果たしたアラン・デュカス氏が語る。

白いシャツに羽織ったネイビーカラーのジャケットの、ラペルのフラワーホールに施された赤い刺繍がさりげない。

「今回のリニューアルでは、よりエレガントに、より無駄をそいで、本質に集中したいと思いました。

シャネルとデュカスのコラボレーションだからこそ生まれる、フレンチ・ラグジュアリーのエレガンス。

ガブリエル・シャネルが愛し店名でもあるベージュカラーが貴重となった店内!

その本質だけを残し、さらなる食のオートクチュールを目指したいと思ったのです」

目指す食のスタイルをモードに例えながら、「料理と空間にハーモニーを生み出したい」と語る彼。

「私は、『線を洗練していく』という表現が好きです。

一本の線をシンプルに研ぎ澄ませ洗練させていくことで、よりコンテンポラリーに近づけるのです」

[「良い夢だけではなく悪夢もあるのが人生なのだと、受け入れる必要がある」]    

そんな徹底した美意識で、クリエイションのビジョンを打ち出すデュカス氏が、現在手がけるレストランやビストロ、ブラッスリーは、世界に30店舗以上。

その中には、モナコ、パリ、ロンドンの、三つ星レストラン3 店舗も含まれる。

日本橋と六本木には今春、ショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」をオープン。

11月には、デュカスのチョコレートの本の日本語訳版も出版される。

一方パリでは、セーヌ川をクルーズしながら食事ができる”フローティングレストラン”が、つい先日完成。

本格的な厨房を備えた40メートル×10メートルの電動船は、一から造られたものだ。

年内にはさらに、オートクチュールカフェをパリにオープン予定で、ビジネスの発展はとどまることを知らないように思える。

「まだまだです。22年前は、パリとモナコに2店舗しかなかった。

そこから築き上げてきたわけですが、まだまだ序の口。

アラン・デュカスというメゾンを我々は日々育ているんです。

もちろん、やり続けていれば、悪夢と思うようなことにも出会います。

人生は良い事ばかりではないですからね。

だから、良い夢だけではなく悪夢もあるのが人生なのだと、受け入れる必要があるんです」

[「寛大な心を持つことが、何よりも大切」]    

アーティスティック・ディレクターとして役割を果たす一方で、グランド・シェフとして

若いシェフを育成し、世界に散らばるデュカス・ブランドの厨房を任せる彼。

その様子は、2年間に渡って彼に密着した、10月13日公開のドキュメンタリー

映画『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』にも描かれている。

映画『アラン・デュカス宮廷のレストラン』より!京都の名店「天ぷら松」にて!

それにしても、性格も年齢も、国籍、宗教も違う彼らをどうやって束ね、信頼関係を築いているのか?

その答えは「分かち合う寛容性にある」とデュカス氏は言う。

「私は、自分が持っているものは誰とでも、すべての人と分かち合いたいという考えです。

寛大な心を持つことが、何よりも大切なんです」

[ラゲージ・コレクターの一面も。その数、約600個!]    

映画の話に触れたところで、「スクリーンで見るのと違って、実物はさぞ愛想がなかったでしょう」

とユーモアある一面を見せる彼。

ユーモアある一面を見せる彼!

また、ほとんど知られていないが、自ら“ラゲージ・コレクター”であることも明かしてくれた。

世界を旅する生活がきっかけとなって始めたコレクションは、現在その数なんと約600個。

1880年~2015年までのシャネル(CHANEL)をはじめとする有名ブランドの

ラゲージが、自宅の専用の一室に収められているというから驚きだ。

シャネル(CHANEL)の象徴であるカメリアを形取ったデザート!

インタビューの翌日には日本を発ち、パリに戻るとすぐに首相との昼食会が待っているという。

「毎日が特別で非日常ですが、そんな中でも創り続けることが大切だと思っています。

常に新しいものを求めて、創作、クリエイションをし続ける。

でもクオリティが最優先なので、急ぐことはしません。

私たちは、“ゆっくり急ぐ”つもりです」

VOGUE より。

 

 

「野菜とシリアルと魚だけではガストロノミーは完結しない」という固定観念を覆した新コンセプトの料理!


食とモードは相似。目指すは「食のオートクチュール」!30年の歳月の果てに肉料理をメニューから外した!!

 

[食とモードは相似。目指すは「食のオートクチュール」]    

「パリ、モナコ、ロンドンで三ツ星を獲得し、フランス料理界をけん引し続けるスターシェフ」   

アラン・デュカスさん   

時代は変わっている。

「精進料理」にインスパイアされ、魚と野菜、雑穀を主役に据えました。

モナコ「ル・ルイ・キャーンズ アラン・デュカス」、パリ「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」をはじめ、

世界中に20以上のレストランを展開するアラン・デュカスさんは、

日本でも「ベージュ アラン・デュカス東京」「ブノワ」の2店を率いる。

5年目を迎える「ダイナースクラブフランスレストランウィーク」の記者発表では

「知識の伝達は、若手料理人への支援と同様にきわめて重要。

彼らの成長と成功をサポートすることは、シェフとしての務め」と述べた。

東京・青山でその心境と哲学を聞いた。

「30年の歳月の果てに肉料理をメニューから外した」

──2014年9月、「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」から、肉料理が消えましたね。

「ジビエの国」にあって「ナチュラリテ」のコンセプトは、衝撃的でした。

それはなぜ、どうして今なんでしょうか?

じつは今までもやっていたんですが、改めて、地元にある食材を大事にすること、生産者の顔を知ること、

そして彼らと対話をしながらレストランを発展させていくこと、に意識を向けたいと考えたからです。

それに、今フランスでは、これまで以上に健康志向が強くなっています。

単に身体に良いというだけでなく、地元にあるものを、徹底的に使っていくことが望まれています。

──健康とテロワール?

地球上の資源が無くなりつつある。この時代にあって、料理人も

「お客様に何を食べさせるのか」

「どういう生産者が作っているのか」などを、もっと理解しなければならない。

レストランも、そういう責任感をもってやっていかなければならない時代になったと思います。

[既成概念を捨てることで見えてくるものがあります。

野菜とシリアルと魚だけでもおいしい高級料理はつくれます。]    

──料理人は、健康問題や環境問題も考えていかなければならない、と。

しかも今は、野菜や果物、シリアル、魚といった食材で、高級料理も作れる時代です。

だからこそ、ガストロノミーを提供するレストランであっても、体に良いものをお出しする責任があると思います。

──その発想はいつ、どこからきたんですか?

 野菜とシリアルだけの料理は、モナコの「ル・ルイ・キャーンズ」で、1987年5月27日からやっています。

当初は、それをオーダーしてくれるお客様は多くても3%ほどでしたけれど……。

でも、30年経った今は、それが30%弱にまで伸びてきているんです。

──毎年1%ずつ上がってきたということですね。

そうですね。つまり、お客様の意識が変わり始めた。それこそが、お客様の生の声。

時代は変わりつつあるということだと思います。

そして今、野菜とシリアルに魚を加えて、「完成したレストラン」になった。

年くらいかけて、ガストロノミーの試みが、新しい「アラン・デュカス・オ・プラザアテネ」へと昇華した、と感じています。

「アラン・デュカス・オ・プラザアテネ」の店内!

──それにしても、年前に野菜と果物とシリアルだけというのは、凄いことですね。

でもね、既成概念を取り払ってしまえば、それほど凄いことではないんです。

今までは、皆、既成概念が強過ぎたんです。

「魚だけでは赤ワインが飲めない」とか、

「野菜やシリアルが中心ではフランス料理は成立しない」とか、

「野菜とシリアルでは高級料理にならない」とか……。

──イメージに縛られていた?

既成概念といっても、実際にはそれほど深く考えているわけじゃなくて、単なる思いつきだったりする。

実際にやってみて説明すれば、人は理解できるんです。

根拠のない既成概念を払拭すれば、もっと健康的な食生活になるだろうし、

もっと地球の資源を意識しながら食事を楽しむこともできる。

そうしたことを、広く伝えていきたいんです。

──でも、概念だけじゃなくて、実際のフランス料理の歴史もあるのではないでしょうか? 

「フランス料理といえばジビエよね」という考え方も、現実にはあると思います。

それを覆す発想というのは、どこからくるのかなぁ、と思ってしまうのですが……。

それも既成概念なんです。

フランス人だって「ジビエ」というイメージが定着しているだけで、実際にはそうでもありません。

私は58歳ですが、幼い頃から自家菜園の野菜や、森で採れる食材を使った家庭料理を食べて育ちました。

肉を毎日食べていたわけではないし、それで栄養に問題があったわけでもない。

ですから私にしてみれば、技術さえあれば、地元にあるものだけでおいしい料理をつくることができるのは当たり前なんです。

自家菜園の野菜は、農家で採れた野菜に変わったけれど、パリでも、じつは子どもの頃の記憶を再現しているだけ、とも言えるんです。

──ベルサイユ宮殿の畑で野菜を作っていらっしゃるそうですね?

そうなんです。

宮殿の畑の土が凄くおいしい。

それで、おいしい野菜ができるんです。

その野菜を、レストランに届けてもらう。

ちょっと離れているけれど、感覚的には自家菜園と同じなんです。

 

 

30年近く前に始めた野菜とシリアルだけの料理。今は30倍のお客様が注文してくれる!


フランスの食材と技術を使い精進料理の精神を表現!ハードワーク、向上心、規律と倫理、そして威厳や誇り……!

 

[フランスの食材と技術を使い精進料理の精神を表現]    

──デュカスさんのお話には、日本の精進料理と多くの共通項があると感じました。

「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」のメニューからお肉が消えたということは、

たいへん思い切ったことではあったけれど、私自身、とても受け入れやすいと思ったんです。

まさしくその通りです。

棚橋俊夫さんという精進料理人がいます。

気難しい方と言われていますが、とても哲学がしっかりしています。

2カ月ほどパリに来ていただいて、精進料理という哲学、味付け、優しさ、食材を大事にすること、などを教わりました。

実際に、もっと見たいと思ったからです。調理のプロセスにも独特の哲学があって、とても勉強になりました。

棚橋さんの料理を目の当たりにして、さまざまな情報もいただいたし、いいコラボレーションになったと思っています。

食材にはフランスの技術を加えていますが、その考え方は精進料理からとったことに間違いないです。

──さすがデュカスさん、さすが棚橋さんということですね。

ところで、全世界で20以上も星を持っていらっしゃいますが、どうしてそのようなことができるのですか?

まず仕事をたくさんすること。もっと上を目指して向上心を持つこと。

あとは規律と倫理。

自分にも圧力をかけるし、人にも圧力をかける。威厳や誇りも大切だと思います。

──ハードワーク、向上心、規律と倫理、そして威厳や誇り……。

あと3つある。

ひとつは物をつくれること。2つ目は伝承すること。

3つ目は伝えること。

具体的に言うと、

ひとつ目は、まさに自分が料理をつくること。

2つ目は自分が作ったものを他人に知らせること。

3つ目は、メディアを通して世間に伝えること。

この3つで成功するかどうかはわからない。

けれど、私はそういうモットーで生きています。

──それだけでも大変なことです。

料理だけじゃなくて、すべてに言えることでしょうね。

超ご多忙の中、興味深いお話をさまざまな方向からありがとうございました。    

民輪めぐみ=インタビュー 山内章子=構成 星野泰孝=撮影

本記事は雑誌料理王国第253号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。

記載されている内容は 第253号 発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。

掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。

あらかじめご了承ください。    

料理王国 より。

 

 

フランス料理界の巨匠、アラン・デュカス氏にインタビュー!

フランス料理界の巨匠、アラン・デュカス氏にインタビュー/ 自然食にグローバリズム。フランス料理の未来とは?]!!!

 

[フランス料理界の巨匠、アラン・デュカス氏にインタビュー/ 自然食にグローバリズム。フランス料理の未来とは?]    

16歳で料理人となり、33歳でモナコの【ル・ルイ・キヤーンズ】に料理長として就任後、わずか33ヶ月で三ツ星を獲得。

以降、フランス料理界のトップを走り続けるアラン・デュカス氏に、

「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2017」記者発表会でインタビューした。

今や、料理人の枠を超えて世界に20以上のレストランを経営するアラン・デュカス氏。

クリエイター、実業家としても活躍している。

フランス料理を気軽に楽しめる食のイベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2017」

の元となる「Tous au Restaurant」の提案者のひとりである。

「ナチュラリテ」(自然食)が未来へのキーワード

テロワールを活かすのは料理人と生産者のコンビネーション

グローバリズム化で際立つシェフの個性

――ここ数年「ナチュラリテ」を提唱していらっしゃいますね。

パリのご自身の店【アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ】では肉を一切出さずに、野菜、魚、穀物を中心とした料理を提案されています。

【アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ】の料理の一品!

「ナチュラリテ」はまだ始まったばかり。まだまだ根付いていないし、これからますます根付かせていくべきことだと思います。

「ナチュラリテ」とは地元で採れる野菜、穀物を中心とした食材を使い、脂質と砂糖、塩味を抑えて、動物性たんぱく質を控えるという考え方です。

健康にはもちろん、環境にも優しい。

海産物であれば、その旬にも十分関心を持たなければならないし、資源を枯渇させないサスティナブルな漁業を考えなければいけません。

その考え方は「トレ・ボン!日本のテロワール」という今回のフランスレストランウィークのテーマにも通じます。

日本においては、生産者や食材業界の方々の情熱にとても感銘をうけています。

そういう方々の協力なしにシェフたちは料理を作ることができませんから。

――数えきれないほど来日のご経験があるデュカス氏ですが、

「日本のテロワール」で印象に残っていることはなんでしょうか?

日本の野菜には情熱を感じます。例えば、大根。

きっと私たちフランス人にとっての蕪のように庶民的なものだと思うけれど、大根は好きです。

京都の【祇園さゝ木】で食べた大根は、完璧だった。

大根は目立たない、控えめな存在の野菜だけれど、だからこそ土地の味がする。

土地の味とは“京都で食べている”、と実感できるということ。

東京で食べるとまた違う味がする、ということなんです。

そして、そのテロワールを活かすには、食材そして料理人双方が必要です。

【祇園さゝ木】で食べた大根の料理は、完璧に取られただし、ビーフと一緒に出てきた

白みそのソースも素晴らしかったのだけれど、それだけでは成り立たない。

どう野菜が育てられたのか、それをどう料理するのか、どう盛り付けするのか。

そう、すべては野菜を育てた人、そしてそれを提供する料理人を含めたコンビネーションが大切です。

――2011年から開催され、今年で6年目となった「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」。

日本におけるフランス料理レストランに足を運ばれるなか、今の日本のフランス料理の変化は感じますか?

それはもちろん感じます。

フランスと日本が近くなっている。

私たちフランス人は和食を、そして日本人はフランス料理を知ろうとしている。

その歩み寄りで近づいていく進化がもっとも面白い。

若い日本人の料理人がフランスに来て、フランスでも日本でもない料理がつくられている。

技術と食材が調和し、ハーモニーを生み出す。

――いまや、日本とフランスだけではなく、世界中でジャンルを超えた食のグローバル化が進んでいることについてどう思われますか?

それも同じことです。

国を超えて、相互の好奇心が料理のレベルを高めている。

お互いがお互いの料理に興味を持ち、料理の個性が生まれてくる。

私は料理人個人の食材の組み合わせや発想に興味を惹かれます。

グローバル化は進化しているということ。

新しいものが生まれる、ポジティブなできごとだと思います。

――当サイト「ヒトサラ」では、「シェフがオススメするお店」というコンテンツが人気です。

デュカス氏がオススメするお店のポイントはなんでしょうか?

シンプルで、自分のレストランとは異なった魅力があるところ。

または、自分のレストランとは異なった傾向があるところ、とも言えるでしょうか。

パリでは私が選んだ好きなレストランのガイドブック

『J’aime Paris アラン・デュカスのおいしいパリ』(朝日新聞出版)もあるんですよ。

――デュカス氏がオススメする東京のレストランはどこですか?

様々なカテゴリーがあるから東京は選ぶのが難しいですね。

そうですね、【オテル・ドゥ・ミクニ】は好きです。

古典的な基礎がしっかりありながら、コンテンポラリーな料理。

フランスに行かなくても、フランスらしい料理が食べられますね。    

この記事を作った人

撮影/角田進(ポートレート) 

取材/山路美佐(ヒトサラ編集部)    

ヒトサラ より。

 

 

これが香味野菜のマリネです!


目指すのは食のオートクチュウール!この先このような食のオーダーメイドのような新風が世界に吹き荒れるでしょう!!

 

今日のまとめ。

世界的なシェフ・アラン・デュカスさんが采配をふるうミシュラン2つ星レストランに、コロナ渦のただ中である2020年4月、アモーリ・ブールさんが31歳で総料理長として就任した。

「若い世代を体現する料理人」とデュカスさんが評するブウールさんの着任とともに、フランス有数の格式あるホテルのダイニングに新しい風が吹き始めている。

「95%以上の食材をフランス産にする」

「季節の食材をふんだんに取り入れる」

「地元の生産者を応援」

「物流ルートを短縮する」  

さらにこれらを基に「アラカルトをやめてコースのみにする」と決断した。

アラカルトは前菜、魚、肉、デザートそれぞれ5~7品から選ぶことができる高級レストランの王道。

料理の世界でも小さなことを見直し、「一人一人が気を付けることで大きな動きにつながる」と信じている。 

ミシュラン18ツ星シェフ、アラン・デュカスが見つめる世界。その成功の秘密とは?!

食とモードは相似。

目指すは「食のオートクチュール」! 

30年の歳月の果てに肉料理をメニューから外した! 

フランスの食材と技術を使い精進料理の精神を表現!

ハードワーク、向上心、規律と倫理、そして威厳や誇り……! 

フランス料理界の巨匠、アラン・デュカス氏にインタビュー/ 自然食にグローバリズム。

フランス料理の未来とは?]!

今日は新世代のシェフ!

ホテルに活力!

について記述しました! 

それは世界的なシェフのアラン・デュカスさんです!

フランス有数の格式あるホテルのダイニングでも新しい風が吹き始めている!

色とモードは相似と話すアラン・デュカスさん! 

目指すのは食のオートクチュウール!

だから食のオーダーメイドです!

この先このような食のオーダーメイドのような新風が世界に吹き荒れるでしょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。