新・西ノ島!復活する生命!相次ぐ噴火・奇跡の島となった!東京都で「天地創造」!

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新・西ノ島!復活する生命!相次ぐ噴火・奇跡の島!

新・西ノ島!復活する生命!相次ぐ噴火・奇跡の島となった!東京都で「天地創造」!

 

誰しも一度は人生をやり直したいと思ったことがあるだろうが、現実には無理だ。

実際、ここ約40億年に及ぶ地球の歴史で、いっときもでも生命史を白紙に戻せたのは

小惑星がぶつかって生物が大量に絶滅した例などごくわずかだ。

生命に切り返しの機会はめったにこない。

だが話はここで終わらない。

「天地創造」が東京都で起きたのだ。

小笠原諸島・西之島近くで海底の火山が噴火し、新たな陸地が現れた。

上陸を果たし調査隊が目にしたのは、まさに一からのスタートを切ろうとする生命の姿だった。

富士山よりも高い4000m級の海底火山が、首都圏のはるか1000km南の海面に山頂をのぞかせている。

約40年ぶりとなる2013年の噴火で突如として海面に顔を出し、新しい島ができた。

すぐに西之島と合体し、火山活動は17年も18年も続いた。

島の大半は溶岩で埋まり、一部を残して生態系は滅びた。

噴火後の状況を調べるため、環境省主導で22人の調査隊メンバーが集まった。19年9月、上陸調査を決行した。

船で近ずくと、島全体をもやが覆っていた。亜熱帯の太陽が黒い溶岩を熱し、水蒸気が発生したらしい。

調査隊は船からゴムボートに乗り移り、島に迫った。

本土の生物を持ち込まないよう海に潜って洗い流し、波にもまれながら海岸にたどり着いた。

島は生まれたてだった。

このように島の大半は溶岩で埋まり、一部を残して生態系は滅びた!

調査隊は「無生物」の状態から「生命誕生」の過程を観察できる世界でもまれな目撃者となった。

自然環境研究センターの森英章・上席研究員は「3年越しで準備を進めた。

度重なる噴火で延期が続いたが、やっと上陸できた」と当時の興奮を振り返る。

地球史をひもとけば、約6600万年前に現在のメキシコ・ユカタン半島に小惑星が落ちた。

約6600万年前に現在のメキシコ・ユカタン半島に小惑星が落ちた瞬間!

硫黄分などが地球規模の酸性雨や寒冷化を招き、恐竜を含む75%の生物種が消えた。

過去にこうした大量絶滅が5回あったとされ、そのたびに必ず新しい生態系が復活してきた。

恐竜が滅びた後に栄えたのが哺乳類だ。

地球規模の絶滅とは比べようがないが、

西ノ島でも生態系の再スタートが起きているかもしれないとメンバーはひそかに期待した。

酷暑の中熱中症を防ぐ日除けのテントや送風機、経口補水液を準備して調査に挑んだ。

メンバーは目を疑った。

森林総合研究所の川上和人・主任研究員らの目に飛び込んできたのは、オナガミズナギドリヤ、カツオドリなど5種類の海鳥。

巣や雛の姿もあった。

「魚を食べ、陸のエサが乏しい島を生き抜いている」川上主任研究員。

溶岩の堆積を免れた地域に向かうと、他にも住民はいた。

オガサワラクビキリギリスやハダカアリだ。

森上席研究員らの調査では陸上節足動物は33種類に達した。

かつて観察できたトノサマバッタやオオシワアリは姿を消した。

「花の蜜や葉を好んだ昆虫が死に絶え、海鳥の死骸や魚、昆虫も食べる種と入れ替わったのだろう」森上席研究員。

生物がどうやってきたのかは不明だが、島には予想以上に豊かな生態系が広がっていた。

海鳥は遠くからの植物の種や昆虫を運ぶ力がある。

生態系復活の立役者になりやすいとはいえ、島における海鳥の役割は想像を超えた。

調査隊は「海鳥主体の復活劇」をあちこちで目撃した。

新しい溶岩の大地では、ハサミムシやトビムシが海鳥の死骸を分解し、

有機物が溶岩の粒と混ざって「土」ができかけていた。

「生態系の土台ができ始めた」森上席研究員。

土は植物が腐ってできると考えがちだが、溶岩だらけの陸地で植物には期待できない。

海鳥の死骸は排泄物は土や肥料になる。既に3種類の植物が育ち始めていた。

噴火の影響が小さい内陸部では、京都大学の中野智之助教授らがオオカクレイワガニを見つけた。

貝や甲殻類、魚類は計7種類と噴火前の半分以下だったが

「このカニは海鳥が食べ残したイカやトビウオで食いつないだようだ」。

陸続きであれば、失った生態系が近くからコケや草木は入り込み、昆虫や動物も集まって元に戻る。

見方によっては、一時退避した生物が戻ってきただけとも言える。

西ノ島は最寄りの父島から約130km離れる。

「絶海の孤島」だけに、新たな生態系の誕生を見守る実験場にふさわしい。

川上主任研究員は「変化は数十~数百年は続く」と話す。

西ノ島は19年末や今年6月の噴火で、生態系は再び白紙に戻ったとみられる。

やり直しのきかない生命史にあって、これだけ再出発を繰り返す西之島は「奇跡の島」。

今後も目が離せない。   

日経新聞 草塩拓郎。

 

では復活する西之島について更に詳しく調べてみます。

 

 

絶滅危惧種のオオアジサシ!


絶滅危惧オオアジサシ!西之島で集団繁殖 噴火経て復活!!

 

[絶滅危惧オオアジサシ、西之島で集団繁殖 噴火経て復活]  

断続的に噴火している東京・小笠原諸島の西之島で、絶滅危惧種の海鳥オオアジサシが集団繁殖していることがわかった。

本社機「あすか」に同乗した森林総合研究所の川上和人・主任研究員が5日、確認した。

2013年の噴火以降、繁殖は見られなくなっていたが、5年ぶりに繁殖地が復活した。

特集:どうぶつ新聞

オオアジサシは国内では西之島と沖縄県・尖閣諸島でのみ繁殖する絶滅危惧種。

オオアジサシは国内では西之島と沖縄県・尖閣諸島でのみ繁殖する絶滅危惧種!

西之島では島の中央付近で150~200ペアが繁殖していたが、

13年からの噴火で営巣地が埋まり、繁殖集団は確認できなくなっていた。

5日に上空を飛行したところ、噴き出した溶岩や噴出物がたまって新たにできた島北部の海岸に、

約180羽が身を寄せ合って休息する様子が確認できた。

なかには卵を抱く個体もいた。

噴火以前にいた個体が戻ってきたと考えられるという。

川上さんは「噴火後に少数のオオアジサシが飛ぶ様子は時々見られたが、

群れがどこに行ったのかわかっていなかった。

今回の繁殖集団の発見の意義は大きい」と話した。(小坪遊)   

以上は朝日新聞記事。

 

 

1973年の噴火後まだ時間が経過していなかったため植物相は貧弱!

1973年の噴火後まだ時間が経過していなかったため植物相は貧弱!!!

 

西之島は、日本の小笠原諸島にある無人の火山島。

父島の西北西約130kmに位置する。

1702年にスペイン帆船Rosario号によって発見されたことから、別名Rosario島とも称される。

有史以降、1973 – 1974年と、2013 – 2015年、2017年、2018年、2019 – 2020年

現在で噴火が確認されており、特に2013年以降の活動によって大きく陸域面積を拡大した。

これらの活動によって、地表は安山岩質の溶岩流やスコリアに覆われている。

2019年5月における面積は約2.89km2、最高標高は160mで、海底からの比高は3000mから4000m程度。

2011年に島全域がユネスコの世界自然遺産「小笠原諸島」に登録された。

[外部リンク概要] 

火山島として2020年現在も島の形を大きく変えるほど活発な活動が見られる。

1973年と2013年に近傍で噴火し、それぞれ陸地を形成した。

いずれの噴火においても当初は沖合に新しい「新島」が出現したが、後に西之島と一体化している。

2013年の噴火においては、1年以上にわたり非常に活発な噴火活動が見られていた。

2016年5月頃から地殻変動観測で火口周辺の沈降と考えられる変動が見られており、

6月には火山ガスの放出量の低下も確認されていたが、2017年4月20日より再び噴火活動が活発化。

2019年時点で噴気や周辺海域の変色が続いている。

一方で波浪による侵食も受け、面積が頻繁に変動している(2017年5月時点の島の面積は約275ha)。

英語でもNishinoshimaと表記するが、Rosario Islandとも呼ばれる。

これは1702年にこの島を発見したスペインの帆船「ロサリオ号」による命名である。

所在は、東京都小笠原村父島字西之島。

[地理]  

西之島は東京の南約1,000キロメートル、父島の西約130キロメートルの太平洋上に位置する。

西之島は東京の南約1,000キロメートル、父島の西約130キロメートルの太平洋上に位置する!

火山列島(硫黄列島)と同一の地形的高まりである七島・硫黄島海嶺に属しており、

付近では海底火山活動が活発である。

西之島の本体は海底比高4,000メートル、直径30キロメートルの大火山体で、

山頂部がわずかに海面上に露出して西之島を形成している。

2013年の噴火前までは西之島の東南海面下に旧火口があったが、

2013年に旧火口の西方海面下に出現した新たな火口から噴火したことで旧火口は埋め立てられた。

その後、この新火口群のうち第7火口が火砕丘を形成し、西之島の最高地点となっている。

2016年時点では、島の北方沖約1200メートル・西方沖約400メートルまでは水深5メートル未満の浅瀬である。

2013年に旧火口の西方海面下に出現した新たな火口から噴火したことで旧火口は埋め立てられた!

浅瀬の先は急峻な斜面となり、数千メートルの深海底に至る

[生態系]  

西之島は海洋島であり、2008年時点では1973年の噴火後まだ時間が経過していなかったため植物相は貧弱で、

スベリヒユ、オヒシバ、イヌビエ、グンバイヒルガオ、ハマゴウ及びツルナの6種しか確認されていなかった。

これらの多くは、種子の海流散布を行う植物である。

動物では、アカオネッタイチョウやアオツラカツオドリ、オオアジサシ、オーストンウミツバメ、カツオドリ、

オナガミズナギドリ、セグロアジサシなどの12種類の鳥類の生息、そのうち9種類の繁殖が確認されていた。

その他にはアリやクモ、カニの生息が確認されていた。

1975年には新属新種のニシノシマホウキガニが発見された

(同種は他の島にも生息が確認されたが、西之島では噴火活動によりその後の生息が確認されていない)。

それ以前にはアホウドリも生息していたとされる。

周辺海域の海生哺乳類としては小型の鯨類(コビレゴンドウや数種のイルカ類)は噴火の前後に確認されている。

2008年8月1日に国指定西之島鳥獣保護区(集団繁殖地)に指定されている (面積: 29ha)。島全域が特別保護地区である。

島に人は居住していない。

2013年11月以降の継続的な噴火活動で流れ出した溶岩により、1973年の噴火以降に形成された島の全域が覆われ、

2015年時点で植物の存在が確認できない状況となった。

動物については2015年合同調査で、1ha程の僅かに残る旧島部分でアオツラカツオドリの

繁殖が行われている事が確認された(それまでの10年間で唯一子育てが確認されていた)。

環境省が2016年10月25日に発表した同月20日の上陸調査結果などによると、

鳥類ではアオツラカツオドリが定着していると見られるほか、カツオドリや渡り鳥のアトリ、

ハクセキレイ、昆虫はトンボやハサミムシ、ガの幼虫、植物はオヒシバやイヌビエなど3種類が確認された。

2019年9月3日から9月5日にかけての環境省による上陸調査では、鳥類5種の繁殖と、

節足動物(トビカツオブシムシを含む昆虫やダニなど)32種、カニ2種、貝類4種の生息が確認された。

アオツラカツオドリは60羽以上おり、尖閣列島を超える日本国内最大の集団となっている。

なお、噴火後の西之島において、ワモンゴキブリが大量に発見されている。

ワモンゴキブリは噴火前に漁業者の船などから島に流入し、噴火後に生き残った個体が増加したものと考えられている。

環境省は島全体の生態系への影響を懸念しており、ワモンゴキブリが繁殖した原因を分析するとともに、

駆除するなどの対応を検討している。

カツオドリの生息数は約1400羽と噴火前とほぼ同水準に回復。

オナガミズナギの成鳥は夜間だと400羽以上に達し、雛や卵も見つかった。

噴火後の西之島は、人間の干渉を極力排して

生態系が回復・形成される過程を観察する場とされている(「噴火後初の上陸調査」で後述)。

[海底火山の活動に伴う「新島」現象と地形の変化]  

西之島(旧島)は4000m級の山体を持つ海底火山の火口縁がわずかに海面上に現れた部分にあたる。

かつての西之島は面積0.07km2、南北650m、東西200mの細長い島だった。

この海底火山は噴火の記録はなかったが、1973年に「有史以来初めて」噴火し、

大量の溶岩流や噴出物が海面上まで堆積して西之島付近に新しい陸地を形成した。

この陸地は「西之島新島」と命名され、当時は「新島ブーム」とマスコミに報道され、大きな話題となった。

西之島の東南側の火山体の火口は、1911年の測量では深さ107メートルあったが、

この噴火により50メートル未満まで浅くなった。

1年に及ぶ噴火が終息すると、新島は南側からの波で強い侵食を受け、

最初の数年は年間60 – 80mの速さで海岸が後退した。

新島は波で削られて失われ、火口や標高52mの丘も消失したが、

削られた土砂が波で運ばれて湾内に堆積した。

堆積の速さが侵食を上回ったため、侵食されながらも面積が増加した。

1982年には湾の一部が海から切り離されて湖になり、

1980年代を通して堆積を続け、1990年頃には湾口は無くなり完全に一体化。

旧島北端を頂点とした、釣り鐘のような四角形状の島になった。

形状が安定すると面積は減少に転じ、1999年時点での新島部分の面積は0.25km2、最高標高は15.2mである。

旧島部分を含めた西之島全体の面積は0.29km2、最高標高は25mであった。

2003年時点で島の大きさは、東西約760m、南北約600m程で、安山岩を主体としていた。

島の付近では数年おきに海水の変色や蒸気の吹き上げが観測されていたが、

2013年には旧火口の西方に出来た火口が噴火し、40年ぶりに新しい陸地を形成した。

2013年には旧火口の西方に出来た火口が噴火し、40年ぶりに新しい陸地を形成した!

1973年と2013年のどちらも、当初は西之島から海面を隔てた「別の島」であったが、

溶岩の噴出や堆積が進んで西之島と一体化している。

2013年の噴火は1973年の噴火と比較して溶岩流出量が非常に多く、

1973年の噴火による堆積で水深10メートル未満の浅瀬が広がっていたことにより、島の急激な成長に繋がった。

一連の活動はなおも継続しており、陸地の規模は変化するとみられる。

西之島から噴出しているマグマについて、伊豆諸島の島である三宅島、八丈島、青ヶ島、鳥島などは

玄武岩マグマを噴出するが、西之島では大陸地殻に似た安山岩マグマを噴出しているため、

大陸形成過程の謎を解明する手がかりになるのではと研究者が注目している。

[1973年の噴火に伴う経過]  

写真上方が西北。湾を挟んで上の部分が旧島、下の部分が1973年の噴火により形成された新島

後に湾になっている部分が堆積作用により土砂で埋まり、2013年の噴火直前は台形状の海岸線になっていた。

1973年(昭和48年)5月30日、西之島の東南方600メートルで海底火山の噴火があり、9月11日に新しい島が出現した。

1973年5月30日、西之島の東南方600メートルで海底火山の噴火があり、9月11日に新しい島が出現した!

12月21日には海上保安庁により「西之島新島」と命名された。

この時点で新島の大きさは、東西550メートル、南北200 – 400メートル、

面積0.121平方キロメートル、標高52メートルに達していた。

その後も火孔の増加、噴石の堆積やマグマの流出により新島は成長を続け、

翌年には西之島と陸続きとなり、北側が開いた「コ」の字形(馬蹄型)の地形の内側に湾を持つ島となった。 

以上ウイキペディア。

 

 

1978年当時の西之島!


西之島近くで海底の火山が噴火し、新たな陸地が現れた!西之島は「奇跡の島」!!

 

今日のまとめ。

ここ約40億年に及ぶ地球の歴史で、いっときもでも生命史を白紙に戻せたのは小惑星がぶつかって生物が大量に絶滅した例などごくわずかだ。

生命に切り返しの機会はめったにこない。

だが話はここで終わらない。

「天地創造」が東京都で起きたのだ。

小笠原諸島・西之島近くで海底の火山が噴火し、新たな陸地が現れた。

上陸を果たし調査隊が目にしたのは、まさに一からのスタートを切ろうとする生命の姿だった

富士山よりも高い4000m級の海底火山が、首都圏のはるか1000km南の海面に山頂をのぞかせている。

約40年ぶりとなる2013年の噴火で突如として海面に顔を出し、新しい島ができた。

すぐに西之島と合体し、火山活動は17年も18年も続いた。

島の大半は溶岩で埋まり、一部を残して生態系は滅びた。

西ノ島は最寄りの父島から約130km離れる。

西ノ島は最寄りの父島から約130km離れる!

「絶海の孤島」だけに、新たな生態系の誕生を見守る実験場にふさわしい。

川上主任研究員は「変化は数十~数百年は続く」と話す。

西ノ島は19年末や今年6月の噴火で、生態系は再び白紙に戻ったとみられる。

やり直しのきかない生命史にあって、これだけ再出発を繰り返す西之島は「奇跡の島」

今後も目が離せない。

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私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。