始末のこころで暮らす!主に関西で昔から唱えられてきた「始末」の精神!SDGsにも通ずる日本人の暮らしの倫理観がある!

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始末のこころで暮らす!主に関西で昔から唱えられてきた「始末」の精神!

始末のこころで暮らす!主に関西で昔から唱えられてきた「始末」の精神!SDGsにも通ずる日本人の暮らしの倫理観がある!

 

ものを大切にする、無駄にしない、。

節約、倹約する、

といった意味で、

主に関西で昔から唱えられてきた「始末」の精神。

商家の家訓にも登場し、帳尻を合わせる、

うまく終わるように物事を進めるという心がけでも合った。

そのには、持続可能社会づくりに向けた国連の開発目標、

SDGsにも通ずる日本人の暮らしの倫理観がある。

repeat

revive

reborn

 

 

裂織の技法で作られた布地!


日常に新たな価値を添える!うまく活用して価値を高められるのが始末の良い人だ!これが究極の始末かもしれません!

 

京都市中京区の三条通り新町。

築90年近い京町家を利用したNPO法人「リボーン・京都」のアンテナショップには色とりどりの洋服が並んでいた。

多くは寄贈された日本の着物を海外で仕立て直した品だ。

リボーンウエアと呼ぶこれらの洋服作りは、40年以上前、カンボジア難民の支援のために全国に呼びかけた衣類の寄付から始まった。

集まった中には着物があった。

現地に送ることができず保管していたところ、ボランティアで参加していた女性が洋服へのリメークを提案し、製作がスタート。

その後、洋裁技術を途上国の女性に教え、現地で作った製品を日本で販売することで自立を助けるユニークな民間の支援に発展した。

ベトナム、ヨルダンなどの女性を支援し、現在はラオスとルワンダが主な活動地となっている。

「始末の精神が現地に体現した活動といえるかもしれません」と小玉昌代理事長。

京都など関西では「始末がいい」とは単なる倹約、節約を指す言葉ではなかった。

家庭ではものを大切に使う、浪費しないが主眼になるが、商家では物事を計画的、合理的に進めるというニュアンスも加味された。

井原西鶴は代表作の日本永代蔵で商人に大切な要素として算用、才覚とともに、始末を掲げている。

江戸期、始末を家訓に記した商家もある。

ケチって縮小均衡を図るのではなく、使うべき場合は投資して事業を長続きさせる。

うまく活用して価値を高められるのが始末の良い人だ。

「これが究極の始末かもしれません」。

小玉さんが見せてくれたのは、グラデーションのように色合いが微妙に変化している服だった。

着物を裂いて紐状にしたものを織り込む裂織=さきおり と呼ばれる技法で作られた布地だ。

裂織の布で作ったベスト!

色合いが似通った何着もの着物を使う。

使い尽くされた着物がまさに生まれ変わった服と言える。

現在はラオスで現地の絹糸と組み合わせて製作している。

着物をリメークする現代の始末の品は洋服以外にもある。

兵庫県伊丹市の柴田民緒さんは着物を使った日傘を300本以上製作してきた。

「母がなんでも手作りする人」で、その姿を見て育ち、独学で小物のリメークを始めた。

最初は雨傘の生地を使って自転車の前籠のバックを作った。

着物をリメークした日傘!

2014年に使わなくなった着物を使った日傘を作り始め、ブログに載せていると、

亡くなった母の着物を日傘にして欲しいという注文が舞い込むようになった。

親族の遺品を整理した際、着物や帯をなんとか残したいと思った、という人が多い。

「着物の色柄を傘にどう活かすかを考えます」と柴田さん。表よりも裏を見栄え良くするケースもある。

注文品以外に自分の作品も作るようになり、展覧会を開くほどになった。

始末の精神は世界が30年までの実現を目指す目標、SDGsと親和性が高い。

資源を無駄使いせず、自然の恵みに感謝し環境を守り、調和しながら暮らす。

国際語になってきた「MOTAINAI=もったいない」や「いただきます」にも共通する「持続可能な社会」作りの土台になる感性だ。

産学公連携でSDGsを推進する京都大学大学院地球環境学堂准教授の浅利美鈴さんは始末を徹底している。

ものを大切にし、長く使う。使い捨てのものはできるだけ使わない。

「一番長く使っているのは、祖母から受け継いだ彫刻刀と鍋かな」。

京都市はごみの半減を目指す改正廃棄物条例の施行=15年10月 を機に条例の愛称を「しまつのこころ条例」と定めた。

市のごみ原料推進会議のメンバーでもある浅利さんは自らの暮らしでこうした行動を実践し、啓発にも力を入れてきた。

研究室ではごみの分別を徹底する。

「分別自体、初めて体験するという留学生もいます」と浅利さん。

帰国する留学生の生活用品の廃棄を防ぐため、研究室の横に衣類や食器のリュース拠点を作った。

最近は食品ロスやプラスチックごみの削減に取り組んでいる。活動は多彩だ。

持続可能な社会つくりで重要なのは里山と都市の連携や関係構築にあると考え、

20年度には企業や京都市奥部の山深い京北地域と協力し、SDGsの研究、教育活動も始めた。

協力組織の一つ「里山デザイン」は里山の魅力をデザイナーのメンバーが発信したり、SDGsの啓発をしたりしている。

代表の福元宏徳さんと妻の繭子さんは最近、ビニール傘の部材を使ったアクセサリー作りのワークショップを開いた。

福元さんは「生産と消費の場が近くにある里山で暮らしていると、それが分断されたところで使い捨てが広がるように思う」と話す。

古い伝統と近代的な生活が融合した京都は、現代の暮らしに根ざした新しい始末の知恵を生み出す可能性を秘めている。

 

 

イカゲソを使ったかまぼこ


食材や自然 慈しみ味わう!素材や自然に心を寄せるところがないと本当の始末とはいえない、と指摘!!

 

大阪料理は「始末の料理」と言われる。野菜の皮や芯、魚のアラなど、通常なら捨ててしまう部分も上手に生かし、味わい深い料理を作るからだ。

大阪の名店の料理人らが集まる大阪料理会は会員が交代で創意工夫を凝らした料理をつくり、意見交換ををする研さん会を開いている。

最近開かれた会のテーマは新しい始末の料理だった。

「雲鶴=うんかく」の料理長、島村雅晴さんが供した1品目は「春キャベツの真丈」。

硬い芯の部分や外葉を干して乾燥させ、他の野菜に切れ端とともに、昆布と合わせる出汁の材料にした。

キャベツは茹でた後ミキサーでペーストにし、豆腐、焼いたシイタケ、海藻と混ぜ、練り合わせた。

それを残しておいたキャベツの葉で包んで蒸した1品だ。

「これまでキャベツを干してだしに使ったことはなかった」と感心した参加者は「昆布とカツオのあわせだしは大阪発祥と聞いた。

新たなだしを大阪から発信できたらいい」と語った。

別の参加者は「うちも野菜くずを干してだしに使っている。

冬の冷たい風に当てて乾燥させるとうまみと甘味が出て、味噌汁なんかにいい」と賛同した。

2品目は皆を驚かせた。出汁を取った後の昆布をミキサーで砕き、砂糖を入れて餡にした桜餅だ。

「佃煮にしても余るし、全く違う使い方ができないかと考えました」と島村さん。

「甘みをつけるのは面白い発想や」「少し小豆を入れたりするといいかも」

「温かい状態で出したら餅を包んでいる葉から匂いがたって料理屋らしい桜餅になる」など、様々な感想が出た。

大阪料理を最初に率いた難波割烹「善川」の上野修三さんは「始末」の大切さを強調した。参加者にはその教えを受けた料理人が多い。

この日、料理を披露した「和享」の杉本享さんは春キャベツの芯や茎、イカのゲソなどをうまく使った1品を作った。

上野さんの教えを思い出させたのか、「なんか懐かしいな」という感想もあった。

始末の実践は難しい。食べ物が溢れる現代、多くの人は食材を大事に使う生活を経験していない。

「柏屋」の松尾英明さんは「まかないで始末の料理を、というと、野菜の切れ端を何でも味噌汁に入れるのがいるんですよ」

と笑いを取った後、「野菜の皮や魚の骨あたりによさがあるのなら、それを生かすにはどうしたらいいかを

ちゃんと考える、素材や自然に心を寄せるところがないと本当の始末とはいえない」と指摘。

大阪料理会会長の畑耕一郎さんは「家庭なら捨てずに使うという理屈でいいが、料理屋の場合はこれ、

実はおいしいでっせ、とお客さんに伝えられる部分がほしい」と注文をつけた。

素材を大切にする料理を考えると、環境に関心が向く。大阪料理会の運営委員でもある

「味菜」の坂本晋さんは2013年に始まった「うなぎの森植樹祭」に参加している

捕れたうなぎをつかむ津田潮さん!

激減した淀川のうなぎをよみがえらせ町と、大阪府木材連合会が中心になって高槻市の山中で取り組んでいる広葉樹の植林だ。

山の腐葉土から栄養分が川に流れ出して魚を育んでいる。

カキを育てるために植林を始めた宮城県の「森の海の恋人」運動に触発された。

東日本大震災の被災地支援で仮設住宅作りに行った現木材連合会会長の津田潮さんが

運動提唱者の畠山重篤さんと知り合い、意気投合したのがきっかけとなった。

淀川火口付近で4月に始まったウナギ漁に津田さん、田中克京都大名誉教授と同行させてもらった。

田中さんは「森は海の恋人」運動を受けて森里海運環学という概念の学問を興した学者だ。

漁師の松浦万治さんが小舟を操って川の端に行き、仕掛けたタンポと呼ぶ筒状の猟具を引き揚げていく。

水温が上がると、うなぎが入るようになるというが、まだ低いのかほとんどタンポは空で、時折小さなハゼが入っている程度。

終わり近くに引き上げた中にうなぎが1匹入っていた。

「今度の万博は命がテーマ。

うなぎの森作りはそれにも合う活動だと思います」と津田さん。

田中さんは「うなぎが生きられない世界は人間だって生きられないはず」と話した。

関東では使わないうなぎの頭も、関西では半助と呼んで出汁をとったりわずかな身を食べたりしてきた。

それが始末の末なら、うなぎを育む豊かな森作りは始めと言えるかもしれない。

始末の概念を広げると、様々なものがつながってくるような気がする。   

堀田省吾 山口朋秀撮影。 日経新聞。

 

ではこれにまつわる研究をしてゆきます。

 

 

京都大学准教授の浅利美鈴さん!


ごみを見つめて、未来を変える ~SDGs時代に求められるごみ対策を考える~!!!

 

[ごみを見つめて、未来を変える ~SDGs時代に求められるごみ対策を考える~]    

今年6月に大阪で開かれた20カ国・地域首脳会議(G20)で、2050年までに海洋プラスチックによる汚染をゼロとする目標が合意された。

また、世間ではレジ袋の廃止や有料化も話題となっている。

ごみ問題を解決するために、私たち一人一人にできることは何か。

20年前からごみ問題に取り組んでいる京都大学大学院地球環境学堂准教授の浅利美鈴さんにお話を聞いた。

[家庭ごみの詳細な調査から見えてくる現代の暮らし]    

「ごみを減らすためには、行政機関や企業に働きかけをしていかなければなりません。

そのためには、ごみの実態を把握しておく必要があります」

京都大学大学院地球環境学堂准教授の浅利美鈴さんは、ごみ問題の解決を目指してさまざまな取り組みを進めている。

その一つが家庭から出るごみの実態を明らかにする「家庭ごみ細組成調査」だ。

日本で排出される家庭ごみの量は2000年度の5,483万トンをピークに

減ってはいるものの、今でも年間4,432万トンものごみが発生している。

問題は資源の無駄遣いだけではない。

近年は、海まで流れついたプラスチックごみがウミガメなど海の生物に大きな影響を与える

“海洋プラスチック”や、プラスチックが波や紫外線により細かく砕けて粒子となる

“マイクロプラスチック”による生態系への影響も懸念されている。

プラスチックの使用を減らすなどの対策が必要だ。

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の

ゴール14(海の豊かさを守ろう)や

ゴール12(つくる責任つかう責任)を達成するためにも、ごみの減量は必須の課題だろう。

「3R」は、ごみを減らし(Reduce)、使えるものは繰り返し使い(Reuse)、資源になるものは再利用する(Recycle)取り組みのこと。

「循環型社会」は、「3R」等の活動を通じて地球上の限りある資源を大切に使い、環境への負荷をできる限り抑える社会のこと。

浅利さんは、京都市内の400~500世帯の家庭ごみを集めている!

浅利さんは、京都市内の400~500世帯の家庭ごみを集めている。

例えば、同じ紙ごみでもさまざまな種類がある。

贈答品が入れられていた紙箱や百貨店の包装紙など、素材や用途ごとに分類して

詳細に調べることで、ごみを減らすことにつながる有効な情報が得られるという。

行政機関に政策提言すると同時に、特にメーカーや流通などの企業に対してごみを減らす取り組みもアドバイスしている。

「私の恩師である高月紘先生は家庭ごみの内容を把握しようとして、1980年に家庭ごみの詳細な調査を始めました。

私が関わるようになった1999年からの20年間だけでも、少子高齢化や核家族化が進んだ影響で、ごみの内容は大きく様変わりしています。

例えば、開封されない手つかずのままの食品が捨てられるのが目立つようになりました。

このような食品ごみが発生するのは、まとめ売りされている食品を食べきれないことが一因になっていると推測されます」(浅利さん)

まとめ売りが食品ごみを生み出す一因になっているのであれば、スーパーマーケットをはじめとする

流通業界に対して、まとめ売りを控えるように提案していくことが考えられる。

他方、食べ切れないほどの大量の買い物を控えるよう消費者に呼びかけていく必要がある。

そこで浅利さんらは、ごみ問題をはじめ、環境に対する意識を高めてもらうための活動にも取り組んでいる。

「最近はSDGsの達成が声高に求められるようになっており、環境に対する意識が高まっているように感じられます。

しかし、2010年頃に京都大学に進学してきた世代は、小学校で環境教育を受けてはいても、

公害が社会問題になった頃のように身の回りで環境が破壊されている原体験を持っていません。

環境問題に対する知識は向上したものの、自分事としての意識が低下してしまったと感じました。

このままではいけないと考え、『エコ~るど京大』を組織しました。

環境月間に当たる6月を中心に、京都大学内で環境に関わるさまざまなイベントを開催するほか、

多様な切り口でプロジェクトを展開して、少しでも環境問題に関心を持ってもらうようにしています」(浅利さん)

[家庭ごみ調査、エコ~るど京大]    

「エコ~るど京大」とは、エコ×世界(ワールド)からの造語で、『Think globally, Act locally, Feel in the Campus!』を願ってつけられた。

また、エコ~る(École)とはフランス語で学校を意味し、京大の中でエコを学 ぶ学校を特別に開校するという意味も込められている。

 

 

循環型社会と3R!リサイクルを前提としたモノ作りと自分の意識でごみは減らせる!


ごみ問題はSDGs全体に関わってくる世界的な課題!リサイクルを前提としたモノづくりと自分の意識でごみは減らせる!!

 

[ごみ問題はSDGs全体に関わってくる世界的な課題]    

地球温暖化を食い止めるため温室効果ガスの排出抑制を目指した京都議定書の第一約束期間

(2008~2012年度)に、日本は1990年比6%削減の「約束」を達成。

このころ浅利さんは、環境に配慮した製品や取り組みを集めて展示する「びっくり!エコ100選」の開催をスタートした。

2005年に京都の百貨店で開催された「びっくり!エコ100選」の様子!

その後は京都市の制度を利用し、市内の小学校等の屋上に市民の出資による太陽電池パネルを設置する「市民協働発電」を運営。

太陽電池パネルを環境教育の教材として利用するとともに、そこで生み出した電気を電力会社に販売し、

得られた資金を活用して、「びっくり!エコ新聞」を発行している。

「『びっくり!エコ新聞』は、市民協働発電での収益金を活用して毎号14万部を発行し、

京都市立の学校に通うすべての小中高生に配布しています。

また、環境問題の知識の定着につながればという想いで『3R・低炭素社会検定』を設立し、問題作成に関わっています。

こうした活動で幅広い方々の環境問題への関心が高まればと考えています。

また、世界に目を向けると、ごみ問題は環境問題という一面だけでなく、

SDGsの17の目標すべてに関わってくる問題になっています」(浅利さん)

ごみ処理システムが発達した日本では、一般的にごみの問題は環境問題の一つとしてしか捉えられていない。

しかし、発展途上国の中にはごみの回収すらままならない国もあり、ごみ問題は、

国連がSDGsの達成で解決しようとしている多くの課題を内包している。

例えば、集めたごみが衛生的に処理されずただ野積みされていると、

周辺の住民に不衛生な環境での生活を強いることになる。

また、貧困層の人々が少しでも利用できるものを求めてごみ山を探し回ることもある。

ごみ処理が未発達な発展途上国に対して日本が貢献できることはたくさんあると考えられるが、

発展途上国の実情を十分に理解した人材の育成が欠かせないと浅利さんは力説する。

「日本が資金援助してごみ処理施設を造っただけではSDGsのさまざまな問題は解決しません。

発展途上国では、ごみ処理システムの確立以前に、清浄な水の確保など、

差し迫った課題があり、ごみ問題は後回しになりがちです。

ですから、発展途上国それぞれの事情を十分に理解した上で、日本の技術を活かし

新たな社会システムを作ることができる担い手の育成も欠かせないのです」(浅利さん)

そのため浅利さんは学生と共に発展途上国を訪れ、現地の実情を肌で感じてもらう取り組みも行っている。

[リサイクルを前提としたモノづくりと自分の意識でごみは減らせる]   

SDGsは2030年までの達成を目標とする息の長い課題である。

今の大学生だけでなくさらに若い世代にもSDGsを理解してもらう取り組みが求められる。

国連が解決を目指す目標は幅広い。目標数は17、ターゲットは169、さらにその下に指標が244(重複を除くと232)。

各課題のハードルの高さから、SDGsを小中学校の授業に取り入れることは決して簡単なことではない。

学校のリサイクル活動として、ペットボトルのフタを集める運動がある。

PET樹脂と素材が異なるフタを分けて集めることは、リサイクルのしやすさから意味のある活動だ。

だが、より多くのフタを集めようと、生徒の間で競争が起き、ペットボトル飲料を多く買うという子も現れた。

リサイクル以前に心がけるべきリデュース(ごみの量を減らす)がないがしろになっており、

3Rとは何かを子どもたちに分かりやすく伝える必要がある。

浅利さんは、「エコ~るど京大」に参加する学生たちとともに、3年ほど前からSDGsの勉強に取り組んでいる。

「エコ〜ルど京大」のスタッフ揃ってシンボルの「クスノキ」の前で記念撮影!

しかし、最初の1年は効果的な方法が見いだせずに模索していたという。

「豊かな日本に住んでいると、SDGsとして掲げられている目標は他人事のようにも感じられると思います。

そこで、まずは自分事として捉えてもらおうと日々の生活の中で17の目標に関わりそうな事柄を見つけ、実践することにしました。

『1日・1SDGs』と題したこの活動を『びっくり!

エコ新聞』で知った京都市立安朱小学校の方から

お声がけいただき、SDGs教育に取り組むことになりました」(浅利さん)

浅利さんは小学生向けに17の目標を理解するための「SDGsノート」を作成した。

ノートには、日々の生活の中で気づいたこと、実践したことを自由に書き込んでもらった。

すると、ほとんどの児童が17のすべての目標に記入していたという。

さらに、SDGsノートで得た気づきをもとにフィールドワークしてもらったところ、大人では気づかないことを見つけてきたという。

例えば、街中で邪魔になりそうな大きな岩に対して、子どもたちは、座って休憩できる大切な場所として残すべきだと考えた。

いつまでも住みよい街にするには、普段は気にとめない岩も「大切なもの」と捉えられるような、柔軟な発想が大切なのだ。

このような活動により、SDGsの視点で地域の未来を考える力を持つ人材が育成でき、あわせて

日本の科学技術を駆使することができれば、日本だけでなく、世界のごみ問題の解決に貢献できるだろう。

ソロモン諸島ガダルカナルでの海外活動!

最後に、ごみ問題を解決するために、これからどのような科学技術が求められるのか聞いてみた。

「日本のリサイクル技術は非常に発達していますが、今後はリサイクルを

前提としたモノづくりも求められるようになるでしょう」(浅利さん)

プラスチックに目を向ければ、技術的な課題が見えてくる。

私たちが使うプラスチックは、

用途に合わせてさまざまな添加剤や塗料を加えて作られているため、

そのままでは元の製品と同質のプラスチック製品を再生産することは難しい。

リサイクルしやすいようにプラスチックに使用する添加剤や塗料を制限することも求められるだろう。

また、近年、自然界で微生物に分解される生分解性プラスチックの開発と普及が待ち望まれている。

従来のプラスチックに比べて値段も高く、機能面でも優れているとは言いにくいため、改良の余地がある。

今後は、科学技術の発展に期待しつつ、これまで以上に「3R」を率先して行う、つまり、リデュースやリユースを徹底し、

リサイクルを進め、プラスチックによる悪影響を減らすにはどうすれば良いのか考えていくことが求められる。

環境への影響を意識し、少しの手間を惜しまず、ある程度の高コストも私たち一人一人が

受け入れることで、より豊かな未来につながっていくのではないだろうか。    

Science Portal より。

 

 

手つかずのまま捨てられた食品のゴミの数々!


言葉使いに正解なし!ウイズコロナ!ほしい人間味!「笑いは筋トレ」だ!!

 

[言葉使いに正解なし!ウイズコロナ!ほしい人間味!]    

峰竜太さんの笑顔がすてきな理由とは?

Q 俳優の峰竜太さんに、すてきな笑顔の秘訣を尋ねたところ、返ってきた明解な答えは「笑いは“何”トレ」?

正解は「笑いは筋トレ」だ。日々のトレーニングが大切なのだと教わった。

具体的には口角を上げる際に使う「表情筋」の訓練が効果的なのだそうだ。

人間の筋肉は普段から使っていないと、次第に衰えてしまう。表情筋も同じ。

逆に、日常的なトレーニングを重ねていれば、いつでも自然な笑顔を引き出しやすくなる。

笑顔は人柄を映すと思い込んでいる人が多い。

確かにそういう面もあるだろうが、必ずしも「朗らかな人柄でなければ、

見事な笑顔をこしらえられない」というわけではない。

プロの俳優は演出上の求めに応じて、自在に笑顔を演じてみせる。

そうした「職業上の笑顔」の裏には、たゆまぬ表情筋トレーニングがあるのだ。

逆に言えば、一般人でも表情筋トレーニングを怠らなければ、「笑顔の達人」になれるわけだ。

「自分は表情に乏しい」と嘆くには及ばない。それはただ訓練が足りないだけなのだ。

オンライン会議が増えて、小さい画面枠の中で表現しなければならなくなる中、

「非言語コミュニケーション」の重要度は一段と高まっている。

好感を呼び込みやすい笑顔はその最たるものだ。

表情やしぐさも「無音の言葉」を発している。

しかも、時として口よりも雄弁に。鏡の前で数分の訓練を続けるだけで、

「前向きなキャラクター」や「やさしげなイメージ」が手に入るのであれば、試さない手はないだろう。

Q おいしい食事をご馳走した上司がイラッとしたのは、食後に味を尋ねられた部下が

「はい、●●●(漢字3文字)です」と答えたから?

正解は「はい、大丈夫です」。

この部下に悪気はなかったのだろう。

「十分においしかったです」という意味合いでの返事と思われる。

しかし、上司はややムッとする気持ちを抑えられなかった。なぜなら、「そんなにまずくはなかった」

「大しておいしくはないが、まあまあ許せるレベルだった」という、弱い否定のニュアンスをかぎ取ったからだ。

同時に、「せっかくおごってやったのに」という、別の不快感も芽生えてしまったようだ。

「大丈夫」は実に使い勝手のよい言葉だ。コンビニで「レジ袋は必要ですか」と尋ねられた際は

「不要です」の代わりになり、「週末の天気は大丈夫」なら「好天が続く」の意味になる。

様々な用途に使えるので、日本人と接し始めた外国人が早くに覚えるという

言葉に「どうも」があるが、「大丈夫」もかなりの融通が利く。

ただ、意味や用法の懐が深いだけに、丁寧に扱わないと、先に挙げた上司のようなトラブルを引き起こしかねない。

これほど「大丈夫」の用法が広がった一因は、はっきりと意思を表明したがらないという、日本人の性格にあるのかもしれない。

「コーヒーのおかわりはいかがですか」という声掛けに、「いりません」と応じるのは、いささかつっけんどんで失礼な気がする。

英語なら「ノーサンキュー」で済むのだろうが、日本ではあまり露骨に「ノー」を言いたがらない傾向がある。

とりわけ、好意的な誘いに対しては、もっとやんわりと応じたいと考える人が多いだろう。

そういう場合に相手をできるだけ傷つけない物言いとして「大丈夫」が選ばれた気がする。

日常の付き合いではそれで構わないが、ビジネスシーンではあいまいな意思表示は混乱を招きがちだ。

商談で価格を示され、うっかり「大丈夫です」と応じたら、

その提示を受け入れた契約同意とみなされても文句は言えまい。

上司から体調を尋ねられて、実は変調を感じていても、つい「大丈夫です」と、

健康を装ってしまうのは、自分をもだましてしまう危うい受け答えだ。

とりあえず「大丈夫」で済ませる手抜き表現は事態の先送りや

危機感のごまかしにつながりやすいから、乱用には注意したいところだ。    

梶原しげるの「しゃべりテク」 より。

 

 


私も子供の頃から「始末」について、厳しくしつけられてきましたが、今、改めてその重要性が問われているのです!

私も子供の頃から「始末」について、厳しくしつけられてきましたが、今、改めてその重要性が問われているのです!!

 

今日のまとめ。 

ものを大切にする、無駄にしない、節約、倹約する、といった意味で、主に関西で昔から唱えられてきた「始末」の精神。

商家の家訓にも登場し、帳尻を合わせる、うまく終わるように物事を進めるという心がけでも合った。

そのには、持続可能社会づくりに向けた国連の開発目標、SDGsにも通ずる日本人の暮らしの倫理観がある。 

日常に新たな価値を添える!

うまく活用して価値を高められるのが始末の良い人だ!

これが究極の始末かもしれません! 

食材や自然 慈しみ味わう!

素材や自然に心を寄せるところがないと本当の始末とはいえない、と指摘! 

ごみを見つめて、未来を変える ~SDGs時代に求められるごみ対策を考える~! 

ごみ問題はSDGs全体に関わってくる世界的な課題!

リサイクルを前提としたモノづくりと自分の意識でごみは減らせる! 

言葉使いに正解なし!

ウイズコロナ!

ほしい人間味!

「笑いは筋トレ」だ!

今日はものを大切にする「始末」の精神について記述してきました! 

そこには持続可能社会作りに向けたSDGsにも通じる日本の暮らしがある。

日常に価値を添えるをうまく活用して、価値観を高められる人が始末の心だと教えています!

私も子供の頃から始末について、厳しくしつけられてきましたが、

今、改めてその重要性が問われているのです!!

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私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。