地球最古の生命!シャーク湾の浅瀬に並ぶストロマイトは、鉱物であると同時に生物!シナノバクテリアの光合成の炭酸岩塩だ!!

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地球最古の生命!シャーク湾の浅瀬に並ぶストロマイトは、鉱物であると同時に生物!シナノバクテリアの光合成の炭酸岩塩だ!

地球最古の生命!シャーク湾の浅瀬に並ぶストロマイトは、鉱物であると同時に生物!シナノバクテリアの光合成の炭酸岩塩だ!!

 

オーストラリア西岸、シャーク湾の浅瀬に並ぶストロマイトは、鉱物であると同時に生物でもある。

地球上で最も原始的な生物のひとつである藍藻類=シナノバクテリア の、光合成に伴う分泌物が形成した炭酸岩塩だ。

30億年も前、この微生物の祖先は酸素を排出し地球の大気を変え、複雑な生命の進化に適した環境をつくった。

この生きた化石をこれほど身近に見られる場所はない。    

行き方ー成田空港ーメルボルン=約10時間半ーモンキーマイア空港=パース経由の国内線、約8時間ー車で約1時間。   

NATIONAL GEOGRAPIC より。

 

 

宇宙から見た地球!NASA提供!


35億年前の化石に微生物、最古の生命痕跡を確認 米大チーム!!

 

[35億年前の化石に微生物、最古の生命痕跡を確認 米大チーム]    

【12月19日 AFP】オーストラリアで見つかった35億年前の極小の化石に生命の痕跡を確認したと、

米大学の研究チームが18日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。

10年以上かけた研究により、微生物の痕跡と突き止めた。

生命の直接の痕跡で確認されたものとしては最古となる。

論文によると、この微化石は1982年にウエスタンオーストラリア州の

「エイペックス・チャート(Apex Chert)岩体」から見つかっていたもので、

その中に円筒形やヘビのような形をした微生物11種が保存されていた。

これらの微生物には現在は絶滅しているものもあれば、現生のものに近いものもあった。

この化石については、既に1993年と2002年に発表された論文で微生物の

存在が指摘されていたものの、生物試料のように見える変わった

形状の無機物ではないかと疑問が呈されていた。

このため米ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin-Madison)

のジョン・バリー(John Valley)教授らの研究チームは10年を費やし、

「2次イオン質量分析(SIMS)」と呼ばれる手法を応用して化石から内容物を分離する技術を開発。

化石を破壊せずに1マイクロメートルずつ粉砕し、

炭素12と13の割合を調べ、これを同じ岩の化石が含まれていない断面と比較した。

論文によると、微化石11個は石英の硬化層に包まれていた。

それぞれの太さは10マイクロメートルほどで、このうち8個は人の頭髪ほどの太さだという。

これまでに、39億5000万年前にさかのぼるものも含め、さらに

古い痕跡が見つかったとの研究もあるが、これらは微化石の

形状か化学的な追跡の一方のみに基づいており、両方ではない。

バリー教授はAFPの取材に「こうした研究のいずれも生命の痕跡を示すものとは見なされない」

とし、今回初めて、両方を踏まえた最古の痕跡が確認されたと説明した。

(c)AFP/Kerry SHERIDAN      

AFP BB Neus より。

 

 

世界最古の生物「ストロマトライト」は西オーストラリアの世界自然遺産!


【世界最古の生物】ストロマトライト!ストロマトライトの正体は、光合成によって酸素を生み出すシアノバクテリアと呼ばれる真正細菌!

 

[【世界最古の生物】ストロマトライト !西オーストラリアの世界自然遺産]    

オーストラリア・西オーストラリア州にあるシャークベイで見られる

『ストロマトライト 』州都パースの北およそ830km。

西海岸中央部のペロン半島の中間あたりに位置していて

パースから飛行機で約2時間半、車だと約10時間の距離です。

世界最古の生命体と言われる『ストロマトライト』は

地球上で初めて酸素を作った生物で、35億年前から生息していると言われています

ストロマトライトの正体は、光合成によって

酸素を生み出すシアノバクテリアと呼ばれる真正細菌。

酸素を生み出すシアノバクテリアと呼ばれる真正細菌!

ここシャークベイでは、化石ではなく生きたものが現存しています。

化石となったストロマトライトは世界各地で発見されますが、現生しているものが

広範囲で見られるのは西オーストラリアだけ!

まさに知られざる西オーストラリアの大自然!

西オーストラリアで一番初めに世界自然遺産に登録された場所です。 

Music:Hooray – SHUNTA 

※動画は、2018年に撮影しました。   

CREATORS より。

 

 

氷が後退したグリーンランドで化石を探す科学者たち!


37億年前の地球最古の化石発見、火星にも存在?!マンモス、アイスマン、難破船なども!

 

[37億年前の地球最古の化石発見、火星にも存在?]    

グリーンランドで発見、従来より2億2000万年遡る、

温暖化により各地で露出加速 

今回発表された古代の化石を調べる科学者の

アレン・ナットマン氏とビッキー・ベネット氏。

(PHOTOGRAPH BY YURI ALEMIN)    

これまでで最も古い、37億年前のものと

推定される古代の化石が発見された。

これにより、地球上に生命が存在していた証拠が、

過去に向かって約2億2000万年も遡ることになった。

化石はグリーンランドの万年雪が解けたことにより露出したもので、

地球温暖化が続くと、こうした発見が増える可能性がある。

(参考記事:「消えゆく氷と極北の狩猟民」)

科学誌「ネイチャー」に発表された論文によると、この化石は

ストロマトライトと呼ばれ、古代の水中に細菌がいた証拠である。

細菌のコロニーが堆積物や炭酸塩を固めて作った層状構造をもつ岩石だ。

これまで最古の化石とされていたのも、オーストラリア西部で

発見された34億8000万年前のストロマトライトだった。

(参考記事:「地上に生まれた最初の生命」)

オーストラリア、ウーロンゴン大学のアレン・ナットマン教授が率いる

研究チームは、グリーンランドの万年雪の縁沿いにあるイスア・グリーンストーン帯

という世界最古の堆積岩の中から、この化石を発見した。

論文共著者で、オーストラリア宇宙生物学センターの所長である

マーティン・バン・クラネンドンク氏は、グリーンランドの

万年雪が解けて新たな露頭が現れたのは、化石を探すのに絶好の機会だったと言う。

バン・クラネンドンク氏は声明で、「この化石は、地球上の生命が速やかに出現したことを示すもので、

火星の同じくらいの古さの岩石にも生命の痕跡が見つかるかもしれません」としている。

(参考記事:「火星に巨大津波の痕跡見つかる、異論も」)

今回の発見のように、地球温暖化に伴う氷河や永久凍土や海氷の融解により、

古代のすばらしい秘密が次々に現れてくる可能性がある。

(参考記事:「氷河融解」)

[マンモス、アイスマン、難破船なども]    

2012年9月には、ロシアのタイミル半島で11歳の少年が保存状態の非常に良い

若いマンモスの死骸を発見して話題になったが、このときは、

解けてきた永久凍土の中からマンモスの体の一部が露出していた。

実際、近年は北部地域の温暖化によりマンモスの

骨や牙が多数発見されていて、コレクター向けの商売がさかんになっている。

(参考記事:「ツンドラに群がるマンモスの牙ハンターたち」)

 考古学者たちは、北極地方や山脈の氷河で、次の「アイスマン」を探している。

欧州では、泥炭地からミイラ状の遺体が出てくる可能性がある。

難破船も捜索しやすくなるかもしれない。

(参考記事:「アイスマンの衣類に使われた動物を特定」)

昨年9月には、アラスカ沖の北極海で19世紀に難破した捕鯨船2隻の残骸が発見された。

これも、海氷が異常に少ない時代だからこそできた発見だった。

(参考記事:「消えた19世紀の捕鯨船、アラスカ沖で見つかる」)

科学者たちは、新しい技術を用いてグリーンランドの

氷の下の詳細な地図を作り、科学に役立てようとしている。

2015年には記録的なペースで氷の融解が進み、状況は急速に変化している。

(参考記事:「北極海で過去最大の海氷融解、メカニズム明らかに」)

皮肉なことに、古代の宝物を次々と見せてくれる地球温暖化は、

今日の生物の多くが化石になるのを妨げる。

最近の研究によると、人類がこれからも化石燃料を燃やし続けるなら、

西暦2300年までに地球の気温は8℃も上昇し、5200万年前の気候に戻るとされている。

さらに、北極の平均気温は17°Cも上昇すると予想されている。

(参考記事:「温暖化で平均気温8℃上昇の予測、北極が熱帯に」)

最後の氷河期が終わったときの温度上昇が6°Cだったことを考えると、西暦2300年の地球は、

アラスカでヤシの木が茂り、北極海をワニが泳ぎまわるほど暖かいかもしれない。    

NATIONAL GEOGRAPHIC より。

 

 

世界最古、「35億年前には地球に生命が存在した」ことを示す微生物の化石が報告される!

世界最古、「35億年前には地球に生命が存在した」ことを示す微生物の化石が報告される!!

 

[世界最古、「35億年前には地球に生命が存在した」ことを示す微生物の化石が報告される]    

西オーストラリアで発見されていた微生物の化石と思われる物体が「有機体を含んでいる」という証拠が示されました。

研究者らは、この発見が「地球の歴史上、当時、多様な有機体が存在したことを示す初めてのデータ」だと主張しています。

肉眼では同定できない微化石はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で古生物学を研究するJ.

William Schopf教授とウィスコンシン大学マディソン校で

地球科学を研究するJohn W. Valley教授らが率いる研究で発見されたもの。

化石がオーストラリア西部で初めて発掘されたのは1982年、Scienceに論文が発表されたのは

1993年のことですが、他の科学者からは「化石であると断定することはできず、

奇妙な形の鉱物のように思える」と反論されていました。

微化石は10マイクロメートルという極小サイズで、人間の髪の毛の

8分の1の細さで、微化石であるか断定することが困難でした。

しかし、近年になって二次イオン質量分析法(SIMS)と呼ばれる新しい技術で

調査が行われたところ、炭素の痕跡が見つかったことから、

有機体の化石であるということが示されました。

化石の起源は34億6500万年前であると推定されており、Schopf教授は

「34億6500万年前までに、原始的な生命は光合成を行うものや、

メタンを生み出すもの、

メタンを使うものなど、

多様化していたのです」

「これは地球の歴史上、当時、多様な有機体が存在したことを示す初めてのデータです。

我々の過去研究では、34億年前に硫黄を利用する有機体が存在したことも示されています」

「そしてこのことは、生命がそれ以前に発生していなければいけないということを示しています。

原始的な生命が生まれ、より発達した微生物に進化することは難しくありません」と語りました。

ただし、比較的大きな化石は生物であるということが容易に特定できますが、微生物の化石はそうではありません。

2017年3月には地球最古となる42億年前の化石が発見されたと報告されましたが、

これも37億7000万~43億年前という幅を持っています。

Schopf教授らが発見した微化石は上記の化石よりも年代は古くないのですが、

「生命の形態学そして地球科学的な痕跡」を両方持ったものとして初めて

調査され記述された微化石であるとSchopf教授は説明しました。


調査され記述された微化石であるとSchopf教授は説明しました!

SIMSを使った調査では化石の表面を露出させる必要があり、研究者らは

マイクロメーター単位で慎重に化石を包む岩石を砕く必要がありました。

化石を露出させスキャンした後に炭素の同位体との比較を行ったところ、

生物学と代謝機能の特徴である炭素12と炭素13が見つかったわけですが、

この測定を行う技術を発達させるためには10年を要したとのことです。

2017年3月に「世界最古」とみられる化石の発見を報告したユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの

地球科学者であるDominic Papineau教授は今回の研究について「研究チームはいい仕事をしました。

彼らは微化石の存在について否定できない強い証拠を持っています」として、

化石が有機体のものだということに同意を示しましたが、Schopf教授らの

主張する「世界最古」という文言については同意を示さなかった様子。

一方で、西オーストラリア大学の科学者であるDavid Wacey氏は新たに発表された

論文に対して「この論文は拡大解釈を含み、統計的に強いデータを使っているとは言えず、科学的とはいえない」

という見方を示しています。

加えて、論文はSchopf教授の元教え子であり研究の協力者である人物にレビューされていることから、

米国科学アカデミー紀要の編集作業についてもWacey氏は疑問視しています。     

Gigazine より。

 

 

謎の印象化石を残したこの生物は、動物だったのか、原生成物だったのか、それとも最近だったのか?


今から5億7000万年ほど前の浅い海に生息していた奇妙な生物たちがいる!れらは、エディアカラ生物群と呼ばれ、グニャグニャした生物と考えられている!

 

[地球最古級 謎の古代生物の正体は「動物」と判明]    

今から5億7000万年ほど前の浅い海に生息していた奇妙な生物たちがいる。

これらは、エディアカラ生物群と呼ばれ、グニャグニャした生物と考えられている。

エディアカラ生物群は複雑な生命体としては、地球最古級である。

ただエディアカラ生物群に関しては謎が多く、生物のグループである「界」のいずれに分類されるかで、議論が絶えなかった。

2018年9月21日付け学術誌『サイエンス』に発表された研究で、

エディアカラ生物群の1種であるディッキンソニア(Dickinsonia)が動物であることが明らかになった。

ディッキンソニアは、平べったい楕円形をした生物で、長いところで120センチ以上もあった。

体の全体に細かい溝があり、真ん中に1本の隆起があることが化石から分かっている。

この数十年間は、菌類、原生生物、動物のいずれかに分類されていた。

5億7000万年前の動物となると、5億4100万年前に生物の種類が

爆発的に増加した「カンブリア爆発」よりも前の話であり、地球最古級の動物にあたる。

論文著者であるオーストラリア国立大学の古生物地球化学者ヨッヘン・ブロックス氏は、

「ディッキンソニアは私たちの仲間、動物だったのです」と語る。

ディッキンソニアはその後絶滅してしまった。

しかし、当時の多細胞生物が進化して、現在の多様な動物が登場した。 

「ディッキンソニアの謎については、これで決着したと思います」と、

米カリフォルニア大学リバーサイド校の古生物学者メアリー・ドローザー氏は言う。

同氏は今回の研究には関与していない。

[エディアカラ生物群とはなにか?]    

ディッキンソニアをはじめとするエディアカラ生物群は、1946年にオーストラリアの

南オーストラリア州フリンダーズ山脈のエディアカラ丘陵で最初に発見された。

現在の生物とはあまり似ていない。

古生物学者のアドルフ・ザイラッハー氏は、2007年のロンドン地質学会誌で

「別の惑星の生命体のように奇妙だが、手が届く場所にある」と表現している。

彼らの出現は、小さかった生物が大型化する移行期にあたる。

エディアカラ生物群は現時点で50種類が知られており、南極大陸を除くすべての大陸で発見されている。

[シンプルな方法で存在しないものを調べる]    

エディアカラ生物群の研究を難しくしているのは保存の問題だ。

体は腐ってなくなっている。

化石に残りやすい骨や殻などは持っていないため、

エディアカラ生物群の実体は失われ、痕跡だけが残っている。

また、これらの生物は進化のごく初期のメンバーで、現代の生物とは

違うため、進化の系統樹のどこに位置するかを探るのも難しい。

1980年代には、エディアカラ生物群には、独自の

絶滅した「界」を与えるべきだと提案する研究者さえいた。

過去の研究は、ディッキンソニアの痕跡の物理的な分析を中心に行われ、

その成長と発達、動き回っていたことの証拠、サイズ、複雑さが調べられてきた。

今回の研究では、科学者たちは新たな手がかりとして、

ステロールというバイオマーカー分子に目をつけた。

多くの生物が体内でステロールを作る。

ステロールは生物によって、少しずつ違うのだ。

動物が作るステロールがコレステロールだ。

「チキンナゲットに含まれている、あれです」とブロックス氏は冗談めかして言う。

ステロールはほとんどの動物の細胞膜で重要な役割を果たしていて、細胞への物質の出入りの調節を手伝う。

研究チームはこれまでもバイオマーカー分析を用いて、堆積物中の藻類を探し出してきた。

「分析により、その場所の生態系の平均組成が得られます」と、今回の論文の

筆頭著者であるオーストラリア国立大学の博士課程学生イリヤ・ボブロフスキー氏は説明する。

エディアカラ生物群の化石の大半が印象化石であるため、

バイオマーカーを検証しようとする研究者はこれまでいなかった。

しかし、ディッキンソニアのような印象化石(痕跡だけが残っている化石)

の中には、有機物の薄い層が残っているものがある。

ボブロフスキー氏は、この有機物層の中の炭素を含む物質が、

奇怪な生物の秘密を隠し持っているかもしれないと考えたのだ。

ボブロフスキー氏の指導教官であるブロック氏は、当初は懐疑的だった。

「最初はクレイジーなアイデアだと思いました」。

しかし、野心的な教え子のやる気をくじきたくなかった彼は、研究を進めることを許可した。

[なにが明らかになったのか?]    

ボブロフスキー氏は、エディアカラ生物群の痕跡に含まれる化石化した

ステロールを調べる方法を開発し、その結果を、

周辺の岩石から抽出したバイオマーカーと比較した。

この手法をテストするため、ボブロフスキー氏はまず、エディアカラ生物群の1つ

「ベルタネリフォルミス(Bertanelliformis)」に目を向けた。

この生物も以前は、藻類、菌類、ひいてはクラゲの仲間ではないかと言われていたが、

バイオマーカーは、これがシアノバクテリアの球形のコロニーであることを示していた。

彼らは今年、生態学と進化の学術誌『Nature Ecology and Evolution』に分析結果を発表した。

次いでディッキンソニアに目を転じ、ロシア北西部の白海地方でサンプルを収集した。

ブロック氏は、「化石と周囲の海底の分子組成は、はっきりと違っていました」と言う。

古代生物の痕跡に含まれるコレステロールの豊富さ

(最大93%)は、これが動物であることを示唆していた。

これに対して、周囲の海底にはコレステロールはほとんど含まれておらず、

代わりにエルゴステロイドという物質を含んでいたことから、緑藻の存在が示唆された。

今回の研究のすばらしさの1つは、分析法の見事なシンプルさにある。

米スタンフォード大学の細菌学者ポーラ・ウェランダー氏は、今回の研究には関与していないが、

「彼らは、非常にクリエイティブな方法でこの問題に取り組んだと思います」と評価する。

「『なぜだれも思いつかなかったのだろう?』と言いたくなるような

シンプルな研究がときどき現れますが、彼らの研究もその1つです」

英オックスフォード大学の古生物学者で数学者でもあるレニー・ホークセマ氏は、

今回の研究には関与していないが、彼らの手法は、ほかの

エディアカラ生物群の理解にも役立つはずだと期待する。

彼女が特に関心を寄せているのは、ディッキンソニアと類縁関係があると思われる、

羽根に似たランゲオモルフ(rangeomorph)の化学分析だ。

実際、ランゲオモルフはブロック氏らの次のターゲットの1つである。

ホークセマ氏は、「非常に面白くなってきました」と言う。

「70年にわたる論争の果てに、ついにエディアカラ生物群の性質が解明されようとしているのです」

[なぜこんなに長く残存できたのか?]    

有機物は時間とともに分解してゆく。コレステロールも例外ではない。

けれどもブロック氏によると、コレステロールの分解産物は非常に特徴的で、

化石には今でも「コレステロールのオリジナルの骨格」が保存されているという。

古代の痕跡を正確に解釈するために、今日の生物による

ステロールの産生やその機能について調べているウェランダー氏は、

今回の研究の厳密さを高く評価する。

もちろん、科学の世界に絶対はない。

今回の研究は、動物のみがコレステロールを作るということが前提だ。

ウェランダー氏は、現在のデータからはこの前提は妥当とされるが、

今後、地球上のさまざまな生命についての知識がもっと増えれば、

前提そのものが覆される可能性もあると指摘する。

ボブロフスキー氏は古代生物の研究について、

「たくさんの不確実性があります」と認めながらも、

「バイオマーカーを用いることで、不確実な部分の大半を取り除くことができます」と言う。

ドローザー氏は、「ほかの証拠と考え合わせると、

ディッキンソニアが動物ではないと主張することは困難でしょう」と言う。

[ディッキンソニアは地球で最初の動物だったのか?]    

最初の動物が現れた時期は厳密には分かっていないが、6億年以上前だと考えられている。

今回動物であることが確認されたディッキンソニアは、これまでに発見された最古の動物の1つである。

現在の軟体動物に似たキンベレラ(Kimberella)という動物や、

曲がりくねった痕跡を残したミミズに似た動物も、

ディッキンソニアと同じくらいの時代に生きていたと考えられている。

今から約5億4100万年前、グニャグニャしたエディアカラ生物群は、

その後のカンブリア爆発によって誕生した、棘や鎧で武装した動物に追われて姿を消した。

これらの太古の生物は、今日の地球上を

泳ぎ、

跳ね、

飛び、

走り、

歩き回る多様な生物に関する理解を深めるのに役立つ。

ドローザー氏は、「地球上の生命の多様性と、彼らがさまざまな

環境に適応している様子には、驚嘆せずにいられません」と言う。

「けれどもそれは、この10億年の間に起きた進化と絶滅の結果なのです。

エディアカラ生物群は、その始まりなのです」     

N ナシジオ ニュース より。

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私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。