和でつつむ・サステナブル社会の彩!包!Japanese Wrapping !!

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和でつつむサステナブル社会の彩!包!

和でつつむサステナブル社会の彩!包!The Art of Japanese Wrapping!

 

つつむ――。

その価値観に変化が起きている。脱プラスチック・使い捨ての波は日本古来のふろしきや紙の用途を広げ、

進化を促している。

世界のサステナブル=持続可能 社会を後押しするだけではない。

美という彩りも添えている。

 

 

エコと美が両立・万能な一枚!海外でじわり浸透するふろしき!

エコと美が両立・万能な一枚!美!海外でじわり浸透するふろしき!

 

パリ中心部にある菓子ショップ「La Maison du Mochi」。

Mochiの由来は日本の餅だ。

創業者のマルチダ・モットさんが日本滞在中に和菓子に発想を得て創作した菓子がこの店の売物だが、もう一つ日本から持ち込んだものがある。

froshiki――-デザインは地元でお願いし、日本で製造してもらった。

パリに2軒ある店では菓子箱を包むサービスを今年始めた。

今ではふろしきだけを買いに買いに来る客も多い。

モットさんによるとfurosikiということばも店では認識されつつあるという。

欧州では英化粧品のラッシュがゴミにならず何度も使えるラッピング素材としてふろしきを各地で展開している。

海外でじわり浸透するふろしき。

海外でじわり浸透するふろしき!

一方、本家日本では昭和末期以降、生産者の数が年々減っているという。それが7月からレジ袋有料化で改めて評価され始めた。

「コンビニのカゴの中に敷いて、品物を入れて会計後に結べば、そのままエコパックのように使えます。

店員が外国人留学生だと不思議がられますけど」「弁当箱やペットボトルを包むようになりました、デザインを選ぶのも楽しみです」

京都市にあるふろしき専門店「むすび」のお客さんからこんな声が聞かれた。

確かに猫、猿、鯨などの動物やひょっとこ、だるまを滑稽に描いたもの、浮世絵を転用したものなどが並ぶ。

なじみのある京唐草もピンクや黄色地に浮かび上がると斬新だ。ちょっとした美術鑑賞気分が味わえる。

一升瓶、スイカ、菓子箱――どんな形状でも、大きささえ合えば包んで持つことができりる。

女性が持ち歩くイメージが強いが、おしゃれな柄をボディーバックのように使う若い男性もいるという。

変幻自在、万能な一枚といえる。

最大の壁は結び方だろうか。

「でも真結びさえできれば難しいことではありません」。

「むすび」を経営する山田繊維の山田悦子さんはいう。

真結びとは、ふろしきの角2つを持って結ぶことだが、人によって癖が出る。

「解けやすい『たて結び』にならなければ大丈夫です」

基礎さえ抑えれば後は応用。

ハレもケも、用途や見せ方の合わせて最近はいろいろな包み方が生まれている。

花包み、リボン包み、四つ結び――-。

贈り物の場合、ふろしきを解いて中身だけを相手に手渡すのがマナーとされているが、

綺麗に結んだふろしきのままプレゼントすることも増えている。

これも新たな日常か。

素材も伝統的な絹や麻などの高級品ばかりではない。いまは綿。ポリエステルが中心だ。

特にポリエステルに、撥水加工が施されたものはエコバックとして使い勝手が良く、いまは生産が追いつかないという。

京都市内で染色を手がける平野友仙を訪ねた。

午前9時。この日染めるのは木綿製だ。

オートスクリーンという染色機械のスイッチが入ると、幅90cmの白い布が巻き上げられ、長さ約25cmの機械の上を移動し始めた。

椿柄のデザイン画が施された型枠は7つ。背景、葉、茎、花弁など7つの色ごと順番に染められていく。

550m分が染め終わったのは10時すぎ。

これが約600枚分の風呂敷になる。

自動とはいえ、機械に染料を加えたり、染まり具合を確かめたり、人手は欠かせない。

ただこれはふろしき製造の工程の一部。

布を織り、不純物をとり=晒し、デザイン画の型枠を作り、染色する。

その後さらに洗濯してしわを伸ばして裁断する。

京都ではそれぞれの工程が分業で成り立っている。

奥から順番に染色され巻き揚げっれるふろしき!

別の染色会社の家長泰之さんは「多品種、少量生産、短い商品サイクル。

だからこそ海外生産でなく日本に残るのかもしれない」という。

染色で言えば伝統的な手すきは、絹など一部の高級素材のみが対象。

多くは機械化されているが「気温や湿度などで線量の配合は微妙に変わる」そこは職人わざでもある。

冒頭のモットさんはいう。

「エコと美が両立していることにパリの人たちは魅了されています。

私はつつむことで、贈り物が中身をこえたべつのものに変わることが気に入っています」。

無意識に見過ごしていた価値を教えてもらった気がした。

 

 

伝統を超えて進化は続く!紙で作ったバック!

伝統を超えて進化は続く!紙=The Art of Japanese Wrapping!!

 

「つつみ」の文化はいつごろ生まれたのだろう。

その歴史に興味を持って研究している内田洋行の深澤琴絵さんによると、ふろしきという言葉が確認できるのは

古くは1616年編の「駿府卸文物卸道具帳」。徳川家康の遺産を記した目録だ。

そこには「小倉木綿風呂敷」とある。豊前小倉藩の木綿で織ったものと推測できる。

語録は、風呂に入る際に脱いだ衣服を つつみ入れたことからとされる。

ただ、その名前が定着するずっと前から「つつみ」 は日本人とともにあった。

現存しているなかで、布からできた最古のもののひとつは法隆寺に秘蔵された

聖徳太子の遺品とされる「善光寺如来御所筐=ばこ」をつつんだもの。

名前がついたものでは、正倉院にある「御袈裟袷=おんけさのつつみのあわせ」が有名だ。

幅108cm、長さ156cmで、藍色に近い鮮やかな縹=はなだ色の絹を縫い合わせてある。

聖武天皇の袈裟を包んだという。

つつみを表す文字としては、同じく正倉院の国家珍宝帳に「」のほか「裏」などを見つけることができる。

いずれも中国・後漢時代の字書に出ていることから、つつみの文化は飛鳥・奈良時代までには大陸から伝わったと見られる。

ではいまの中国ではどうなのか。偶然、東京でふろしきを取材していた中国テレビクルーに出くわした。

「中国語で『包袱布=ばおふ』と書きます。

田舎で高齢者が背負っているイメージがありますが、多様な結び方もデザインもありません」。

日本で独自の進化を遂げたカラフルなふろしきは、中国でも注目されているそうだ。

熨斗=のし袋や祝儀袋に見られるように、つつむという行為でもう一つの主役が紙だ。

茨城県常陸大宮市舟生。久慈川にそそぐ小川の脇の山あいに和紙の工房があった。

案内してくれたのは4代目の菊池大輔さん。

原料である楮=こうぞ の木の皮を煮立てて灰汁を抜いた後に、水の中に浸し、

1枚づつ小さなゴミや硬い繊維などを取り除く作業が行われていた。

紙を作るには原料である楮の木の皮を煮立てて灰汁を抜いた後に、水の中に浸し、ゴミや硬い繊維を取り除く!

午前7時半から手はずっと水の中というのは、夫人の潤子さんと、

ここの和紙を原料にした紙布作家で手伝いに来ていた妹尾直子さんの2人。

すでに3時半だ。

この日の水温は15度くらいで少しぬるいというが、「終わるまであと1時間半くらいかしら」。

美しい和紙を作るためには最も重要で根気がいる作業だ。

ここの和紙は西ノ内紙と呼ばれ、2代目水戸藩士の徳川光圀が奨励したことで一大産業となった。

しかし、いま残るのは2件のみ。

菊池さんは原料の楮も自分で栽培している。

その刈り取りから皮むき、加工、ゴミ取りなどの原料処理、そして

紙漉き、紙干まで全て自分で、手がける日本でも数少ない生産者だ。

「これは中国から注文のあった壁紙の台紙」です。

大きさや厚さ、強度きめ細かさ、色、透け具合など用途に合わせて作る。

近くの販売店ではブックカバー、バック、祝儀袋――-こちらではつつむための紙が最近人気だ。

お土産でバックを購入した女性は「手作り感があり、温もりがあります。

エコバックとしてはデパートの紙袋より破れにくく、水に強いから」と教えてくれた。

紙の原料は木だが、計画的に植林することで再生可能。古紙としてリサイクルでき、循環型社会に適した材料といえる。

国際紙パルプ商事によると、食品包装ではプラスティックからの転換が始まり、

オフィス用ようクリアホルダー、土にかえるペット用骨つぼなども登場した。

これまで考えもしなかった市場が生まれつつある。

内田洋行の深澤さんによると、古来日本人はつつむと言う言葉に

「もの」をつつむと言うことだけではなく「こころ」のありようも込めてきた。

「御船=みふね は泊=は てむ つつみなく 幸=さき く いまして 見かえりませ」。

万葉集にある山上憶良の長歌の一部だ。

ここでの「つつみなく」は病や災いに合わないよう祈ること。

「無事に早く帰ってきて」と言う思いが伝わる。

京都市の路上でポーズを取るのは窪田葉月ちゃん!

京都市の路上でポーズを取るのは窪田葉月ちゃん。

小学1年生だ。

背負っているのはリュックサックのように結んだふろしき。

最近はやりのつつみ方だ。

「軽くてかわいい」。

ちょっとはにかんでいるのは、母親の愛情に背中がつつ込まれてているのを感じているからだろうか。

伝統は新たな世代へ引き継がれて、進化していく。 

日経新聞 坂井光 鈴木健 撮影。

 

ではこれについて更に詳しく調べてみます。

 

 

風呂敷は日本古来の文化から、エコの文化へ!

風呂敷は日本古来の文化から、エコの文化へ!「エコ」 と 「MOTTAINAI」 の 代表的製品へ!!

 

[風呂敷は日本古来の文化から、エコの文化へ。]   

MOTTAINAIのお送りしている風呂敷の記事。

前回は東京・原宿の風呂敷専門店の「むす美」さんにお伺いして、風呂敷のルーツについてお届けしました。

今回も引き続き、風呂敷の歴史について。

人々の暮らしとともに、風呂敷の在り方がどのように変化してきたのかを教えていただきました。

[伝統的な日本の「つつむ」ツール、風呂敷。]    

風呂敷は、 奈良時代には 「裏」や「」と書いて”つつみ”と呼び、

貴重な品物などを大切に保管するための”包み布”として使われていました。

奈良の正倉院には、今も 当時の宝物を包んだ布が1300年の時を経てその姿を残しているそうです。

その後、平安時代には、「古路毛都都美」(ころもつつみ)とも呼ばれていたようで、

貴族の装束を、包んで運ぶ様子が、巻絵の下絵に残っています。

また鎌倉時代には、「平包」(ひらつつみ)と、名称を変えて使われ続けてきました。

「平包(ひらつつみ)」と、「風呂敷」は人々の暮らしの中で徐々に区別のつきにくいものとなり、

江戸時代中頃には、ものを包む布を「風呂敷」と呼ぶことが 広く世間に浸透していったのでした。

江戸の町が大きく発展し、商いや旅で往来する人たちも多くなると、さまざまな人たちが、個性豊かな使い方で使いはじめます。

持ち運びの荷物も大きく それに合わせて、大きい風呂敷を使用するなど、献上品や行商品など、

目的に合わせて使う姿を当時の絵巻物や浮世絵に見ることができて楽しいですよ。

風呂敷は長い年月をかけて、人々の暮らしと共にこんな歴史をたどってきたのでした。

こちらが、六幅(1辺が200cm近く)の大風呂敷。

嫁入り道具として、布団や座布団を持って行っていた時代(およそ昭和40年前後まで)

大きな布団を包んだり、箪笥に覆うようにかけたりして使われていたのだとか。

広げるだけでも大人2人でやっとの大きさでした。

ちなみに、ちょっと小休止。

風呂敷と言えば、「唐草文様」の風呂敷を泥棒が背負っているイメージってありませんか? 

しかし,実はこの唐草文様とは、 元々「吉祥文様」。

四方八方に伸び唐草は「永遠の繁栄」を意味する縁起いい植物の柄として非常に重宝されるものでした。 

四方八方に伸び唐草は「永遠の繁栄」を意味する縁起いい植物の柄として非常に重宝された!

婚礼やお祝い事の場面などには、 この唐草文様の風呂敷が積極的に使用されていたんですね。

どこの家庭にも1枚は、 必ずあったのが「唐草の風呂敷」。

どこの家庭にもあるからこそ、 泥棒も盗んだものを「その家にあった風呂敷」、

つまり唐草文様の風呂敷で持ち帰った・・・ という姿が漫画や芝居などで表現されたのでした。

泥棒と結びついているイメージのものが 実はとても縁起のいいものだなんて、なんだか意外ですよね

[消費社会の到来と風呂敷の衰退。]   

その後、高度経済成長期を経て到来したのが「消費社会」。

使い捨てが美徳とされる文化であり、 風呂敷でつつむことよりも、紙袋などを使うことの方が主流になりました。

もしかして、ブランドショップでもらえる紙袋をそのまま使うことがステータスだった経験、ありませんか? 

こういった風潮が強まるとともに、風呂敷も次第に人々にはあまり使われないものとなってしまったのです。

[「エコ」 と 「MOTTAINAI」 の 代表的製品へ。]     

出番の減ってしまった風呂敷に、再びスポットが当たり始めたのは2000年代中ごろ。

きっかけは、環境問題が取りざたされ「エコ」なものが注目を集めたことでした。

使い捨てではないこと、 用途が幅広いこと、 そして日本古来からあるものをもう一度大切にしよう!

という視点から、 風呂敷は再度、人々の手にとられ始めたのです。 

さらに、結び方の多様さや柄の一つひとつにも意味がある。  

関わる全てのことに意味があり、大切にする姿勢は、 MOTTAINAIの精神とも非常に関連性が高かったものといえます。

現在では楽しんで持てるエコ製品という見方に加え、 日本伝統の品としての海外からのまなざし、

あるいはひと手間かけてつつむことの上質な暮らしといったシーンでの、ひとつのアイテムとして位置づけられています。

これからも時代の流れとともに、 多彩な進化を遂げてくれるであろう風呂敷。

その進化とともに、MOTTAINAIからも多くの楽しみ方をお届けしていきたいと思います。   

MOTAINAI より。

 

 

欧州では英化粧品のラッシュがゴミにならず何度も使えるラッピング素材としてふろしきを使う!

欧州では英化粧品のラッシュがゴミにならず何度も使えるラッピング素材としてふろしきを各地で展開している!!

 

以下は今日のまとめです。

つつむ――。

その価値観に変化が起きている。

脱プラスチック・使い捨ての波は日本古来のふろしきや紙の用途を広げ、進化を促している。

世界のサステナブル=持続可能 社会を後押しするだけではない。

美という彩りも添えている。欧州では英化粧品のラッシュがゴミにならず何度も使えるラッピング素材としてふろしきを各地で展開している。

「コンビニのカゴの中に敷いて、品物を入れて会計後に結べば、そのままエコパックのように使えます。

店員が外国人留学生だと不思議がられますけど」「弁当箱やペットボトルを包むようになりました、デザインを選ぶのも楽しみです」。

いまは綿。

ポリエステルが中心だ。

特にポリエステルに、撥水加工が施されたものはエコバックとして使い勝手が良く、いまは生産が追いつかないという。

花包み、リボン包み、四つ結び――-。

包み方、結び方を学べるワークショップ!

贈り物の場合、ふろしきを解いて中身だけを相手に手渡すのがマナーとされているが、

綺麗に結んだふろしきのままプレゼントすることも増えている。

これも新たな日常か。「つつみ」の文化はいつごろ生まれたのだろう。

日本で独自の進化を遂げたカラフルなふろしきは、中国でも注目されているそうだ。

風呂敷は日本古来の文化から、エコの文化へ。 

風呂敷は、 奈良時代には 「裏」や「」と書いて”つつみ”と呼び、

貴重な品物などを大切に保管するための”包み布”として使われていました。

「平包(ひらつつみ)」と、「風呂敷」は人々の暮らしの中で徐々に区別のつきにくいものとなり、

江戸時代中頃には、ものを包む布を「風呂敷」と呼ぶことが 広く世間に浸透していったのでした。

今日はつつみの文化「ふろしき」について記述してきましたが、自由自在に使える便利さが、欧州に広がり、

その良さが改めて見直されたのは、その価値観が認められたのだと思います。

そのふろしきは今後ますます、欧州から世界に広まっていく価値観があると思っています。

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私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。