これがグランパス島を目指して航海する池内博之さん!
南鳥島漂流記!グランパス島を目指す!池内博之の漂流アドベンチャー3!
池内博之の漂流アドベンチャー3「明治冒険野郎 幻の宝島を求めて」水谷新六が目指した幻の宝島。
航海に使うのは全長14mのヨット「風のバラ号」“機逸す可らず、最後の運命を試さんは実に今だ!
”-航海記 『探検世界 明治41年7月号』より。
水谷をそこまで駆り立てた島は、どこにあるのか?
ヨットを襲う激しい浪、目指す島の方角から吹く強風!
島の名前はグランパス島。
グランパス島は、18世紀にイギリスの探検家が発見した。
位置は日本の南東1400キロ。
明治時代、黄金が湧く宝島という噂が流れ、一獲千金をもくろむ商売人や領土拡大を狙う政治家が船を仕立てて探索を試みるが見つけることはできなかった。
冒険家・水谷新六は小笠原を拠点に4回にわたって探索を試みるが、その最後の旅で嵐に巻き込まれて流され、グランパス島ではない無人島に漂着する。
その波乱の航海をたどるのが「池内博之の漂流アドベンチャー3」です。
池内博之が明治の冒険家・水谷新六の跡を追って太平洋をヨットで駆け回る海洋アドベンチャー。
目指すは、海図に載っているのに誰にも見つけられない幻の宝島だ。
島の名前はグランパス島。
18世紀にイギリスの探検家が発見した。
位置は日本の南東1400キロ。
明治時代、黄金が湧く宝島という噂が流れ、一攫千金を目論む商売人や領土拡大を狙う政治家が、船を仕立てて探索を試みるが見つけることはできなかった。
冒険家・水谷新六は小笠原を拠点に4回にわたって探索を試みるが、その最後の旅で嵐に巻き込まれた末、グランパス島ではない無人島に漂着。
そこは、多くの日本人が足を踏み入れることを許されない“最果ての島”だった。
果たして、明治の冒険野郎・水谷新六の跡を追い、池内博之はどこに辿り着くのか!?
波乱の航海をたどる。
小笠原の父島を出て、グランパス島に向かう—–400km先の南東の宝島を目指して!

小笠原の父島を出て400km先の宝島を目指して「グランパス島」に向かう!!
夢とロマンを求めてただひたすらヨットを走らせる。
だが向かい風との戦いだ!
波に叩きつけられる連続で、地獄の苦しみを味わう!
真正面からの向かい風で、船は大きく上下しての、ピッチングとパンチングの連続は池内君を地獄に突き落とす!
やがて北緯25度東経126度に着いたが目指す島はどこにも無い!
400km南東に来たのに—–やはりグランパス島は幻の島だったようだ!!
グランパス島の正体とは一体何だったのでしょうか。
ロトの妻は孀婦岩の東の島。

これが鳥島のさらに南に位置する孀婦岩!

これが孀婦岩までの地図です。
ミーアズが見た宝の島とは—–鳥島の南にある孀婦岩に合わせて確認して見ると、南大東島がグランパス島になる?
ミアーズは南大東島をグランパス島と考えたのではないか?
やはりグランパス島は無かったのだ!
明治33年にグランパス島は公式の海図から削除された。
だがこれで目指す先は、北緯24度17分、東経154度は更に、900km東になった。
再びそれを目指しての船旅が、始まった。

風のバラ号はグランパス島を目指して父島を出航した。
水谷は一体どれだけの食料を積んでいたのか、野菜不足から脚気などの病気にはならなかったのか?
この風のバラ号の乗組員のシェフは、野菜不足を補うためにパンを焼いてくれた。
この麦がいいらしい、更に麦飯を炊いて食べたが、果たして水谷は、このようにして、野菜不足に対応していたのだろうか—–の挑戦をも試みた!
人参が海水を被り痛み掛かったので、松前漬にしてパンのオカズに!
長距離航海の秘訣は、あるものでなんとかするです!!

これが日本の最東端の南鳥島。珊瑚礁に囲まれたコバルトブルーの素晴らしい島!!
漂流8日目!波間に何かが!島だ島だ!そこはサンゴの楽園だ!信じられないようなコバルトブルー!
航海七日目ヨットの帆を張るが、滑車が真っ二つに割れた、艇長の西尾さんはすぐに新品と交換し難を逃れた。
池内は既に、気力と体力は限界に近づいていた—–帰りたい、陸に上がりたい!!
航海八日目ほとんど一睡もできなかったと言う!
追い討ちをかけるように雨雲が発生、そして凄いスコールになった!
これでは流石に気持ちが萎えてくる!
その時だった!
あの辺に何かが!
何か気のせいだろーか、波間に何かが!
島だ島だ!!!
水谷はこの島が宝島に見えたという!!
この島は海鳥の繁殖の島!
とにかく美しい、綺麗!
緑も豊かだし海も綺麗で、サンゴが凄い—–楽園だ!
水谷さんはかなりラッキーだった!
世界最大の海鳥が無数にいた!

水谷が辿り着いた当時の南鳥島には無数のアホウドリがいたのです。それを想いながら見上げる池内博之さん!
高く大空を翔る、低く岩陰を回っている!
水谷はこの海鳥=アホウドリに目をつけ捕獲事業を開始!
一度に24トンものアホウドリを捕獲し、労働者を60人も雇い2億円近くを儲けたと言う!
だがこの事業はトラブル続き—–アホウドリの羽を乗せた船は、サンゴ礁で座礁した。
4間1間の小さな救命ボートで父島へ引き返そうとしたが—–食料は無く仕方なく木綿のシャツをちぎって食べて飢えを凌いだと言う!
その後シケで流され、荒波で叩き上げられ、そのあと千尋の谷に突き落とされる、の連続、凄烈!40日あまりかけて、千葉の房総半島に帰り着いた!
ここに私の大疑問が、40日間の食料はどうしたのか—–40日も木綿のシャツを食べたのだろーか?
水はどうしたのか、雨水で凌げたのか?
の大きな疑問が残った!!
水谷は島の領土を政府に進言し、明治31年東京府に先入され、太平洋戦争でアメリカ軍が領有したが、1968年に日本に返還された。
現在は国土交通省と気象庁の人達の管理下にあります。
漂流アドベンチャー3を見て完全にテレビに釘付けになるほど面白かった。
水谷新六の凄さ、昔の人は本当の冒険家である事を認識しました。
日本の最東端は知っていました。それ以上に感動したのは「南鳥島の風景画」である。
あの島のコバルトブルーと濃紺の海の色の素晴らしさに感動!

珊瑚礁のコバルトブルーが美しい南鳥島!!
サンゴの浅瀬はコバルトブルーで南鳥島の深い海は濃紺の恐ろしさを秘めた色合いです。
波が砕ける真っ白と、濃紺の外海とコバルトブルーの三つの色合いが、空の青さと白い雲が作る芸術的な形が、加わり感動できるのです!
南鳥島は標高9mで今、温暖化による水面上昇で水没の危機にあるのです!
日本の排他的経済水域=EEZの維持に繋げるべき技術研究が、東大と国土交通省の協力で始まったと先日、日経新聞で報じられました。
南鳥島はサンゴ礁の島で、サンゴ礁が順調に育てば海面上昇にも十分に対応できる。
コンクリートで固めるのではなく、本来の生態系で島を維持できるよう、技術を開発するのが狙いだと、報じています。
漂流アドベンチャー3はアドベンチャーシリーズの中で最高に面白かった!!
漂流アドベンチャは何回見ても面白い!!
だが—–次のアドベンチャーがカムチャッカだと聞きましたが、プーチンさんとの隔たりがあって中止になったそうで、残念です!!
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