人工知能に「文学の批評」は可能か?!AI一茶くん!「AI俳句の進化は早い」!!

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人工知能に「文学の批評」は可能か?!AI一茶くん!「AI俳句の進化は早い」!

人工知能に「文学の批評」は可能か?!AI一茶くん!「AI俳句の進化は早い」!!

 

松山市の出版・イベント会社、マルコボ・コムの季節誌「俳句の缶詰」の選句・投句欄「ザ・句会」には

人工知能=AI が作った俳句が会員読者の作品に混じって載っている。

「鶴」を兼題とした2020年4月号で「AI一茶くん」の句は次の通り。

「さみしさをゆたかに鶴の眠りけり」誌上句会では、読者に「この句が一番!」と思う作品を一句選んでもらっていて、選評とともに紹介している。

今回、AI俳句は4人に選ばれた4点句となった。

最高の5点句が2作あったが、4点句はそれに続くもので、全81作品中3位タイの好成績と言える。

「さみしさを」と「ゆたかに」を組み合わせた点が新鮮に映ったようだ。

AI一茶くんは、17年から研究に取り組む北海道大学大学院情報科学研究員の川村秀憲教授らのグループが開発した。

アルファ碁が世界トップ級の囲碁棋士を破ったことで一躍有名になったディープラーニング=深層学習 

と言う手法により、大量の俳句データを学習。言葉のつながり、五七五と言う定型への合致、

季語の有無などを判断して、俳句を「生成」するものだ。

18年1月、NHKのテレビ番組で人間とAI一茶くんが写真を見て俳句を詠むと言う対決をした 放送は2月。

「小林一茶、正岡子規、高浜虚子という江戸から近代にかけての俳人のデータを取り込んだため、

『こんな言葉は今は使わない』と言われ、AIは惨敗でした」と川村さんは振り返る。

『こんな言葉は今は使わない』と言われ、AIは惨敗でした」と川村さんは振り返る!

そこで17年の学生俳句チャンピオンである大塚凱さんの協力を得て、

彼ら現代俳人の作品を学習データとして取り込んだ。

18年7月には北大で「しりとり俳句」の形で人間とAIが再戦。

前句の最後の2文字を引き継ぐ形で交互に5句ずつ詠みあった。

俳人4人が担当した審査で、合計点では人間が勝利したが、最高点を取ったのは

AIが作ったうちの一句「かなしみの片手開いて渡り鳥」だった。

「俳句の缶詰」編集長で俳人のキム・チャンヒンさんは前述のテレビ番組で

人間代表の一人としてAI一茶くんと対決したのをきっかけに、北大の研究者と交流を持つ。

「AI俳句の進化は早い。

ときに人間が思いつかないような言葉の組み合わせがあります」。

作句では長足の進歩を見せるAIだが、どの句が優れているかを判断する批評となると話は別だ。

19年9月AI一茶くんは石川県加賀市の吟行句会に参加した。

研究者が現地を訪れ、撮影した30枚ほどの写真に基づき

AIに俳句を生成させ、その中からベストと考えられる作品を自ら選ばせた。

AIは「天心に川を引く秋の風」「二人出て水の冷たさ春の川」の2句で勝負したが、

人間の選者はこれを評価せず、逆に「季節があっていない」など問題点指摘した。

「普段はAIが作成する大量の俳句の中から詳しい方々に選んでいただいている。

しかし、その時は選句もAIがやってほしい、というお話だったのでそれに答えたが、うまくいかなかった」。

川村さんは批評面の課題が大きいことを認める。

実際「俳句の缶詰」に載るAI俳句も、一茶が読む200句の中から編集室が「これぞ」と思う一句を選んでいる。

作句はなんとかなっても、批評は人間に及ばないというのが実態のようだ。

それもあって北大チームはキムさんらの協力を得て、AIが詠んだ

恋の句を人間に評価してもらうイベントを開き、それをデータ化した。

 

 

10年すればAIが良し悪しを語る!人間が批評する力はどうだろう!

10年すればAIが良し悪しを語る!人間が批評する力はどうだろう!

 

川村さんは「あと10年もすればAIが句回に参加して、

それぞれの作品の良し悪しを語り合えるようになるのではないか」と期待する。

一方、人間の批評する力はどうだろう。

文学全般で見れば、残念ながら弱くなっているのではないか。

かつては、一人の文芸評論家がその方向性を示していた時代が確かにあったが、今はそういう状況にない。

長年にわたって有力な評論家を輩出してきた

「群像評論新人賞」旧、群像新人文学賞評論部門、講談社 も、19年度は「当選なし」だった。

その分、作家の自由度が増したのかもしれないが、やはり創作と評論は両輪であるべきた。

19年5月に亡くなった文芸評論家の加藤典洋さんは「僕が評論家になったわけ」でこう記している。

「一茶くん」のオペレーション!川村研の学生が操作に追われる!

「批評とは、本を一冊も読んでいなくても、百冊読んだ相手とサシで勝負ができる。

そいうゲームだ」。

頼りにすべきは自分の感性と思考だと考えていた。

今のところこの思考と感性に関してはAIより人間の方が優っているはずだ。

しかし、AIの進化を考えれば、人間が安閑としていられない。   

日経新聞 中野稔。

 

ではこれにまつわる記述を記載します。

 

 

人類vs AI 対決のひとつとして俳句対決が行われ人類が勝利を収めたが!

AIが作った俳句を見分けられますか?!人類vs AI 対決のひとつとして俳句対決が行われ人類が勝利を収めたが!

 

[AIが作った俳句を見分けられますか? 俳句対決・人類対AIの勝負の行方は]    

人間と人工知能(AI)が俳句を詠み合い、その出来栄えを競うイベントが7月13日、北海道大学で行われた。

このイベントは「AIのMIRAI、俳句の未来―俳句対局@in北海道大学―」と名付けられ、SAPPORO AI LABなどが主催した。

2月にNHK総合の番組「超絶 凄ワザ!」で人類vs AI 対決のひとつとして俳句対決が行われ人類が勝利を収めたが、今回のイベントはその続編。

北海道大学大学院の川村秀憲教授

将棋や囲碁といった論理演算、画層認識などの分野では人間を圧倒しているAIも、感性や創造性の分野ではまだまだ発展途上。

俳句AIを開発する北海道大学大学院情報科学研究科の川村秀憲教授は、その理由を「人の気持ち、ココロを理解するというAIが未着手の課題への挑戦。

人類がどんな原理で知能を獲得してきたのか、人間そのものを研究することにもつながる」という。

さて、俳句をめぐる人類チームとAIの戦い、勝負の行方は―。

[■人間の句、AIの句]    

川村教授らは昨年から、俳句AI「一茶くん」を開発。

小林一茶や高浜虚子などの12万句を深層学習(ディープラーニング)によって学習させている。

以下は、イベントで詠まれた10の句。どれが人間、AIが詠んだのか区別できるだろうか。

金葎(かなむぐら) 屍の跡へ 置く小花

花蜜柑 剥く子の道の 地平まで

馬蛤貝(まてがい)の 波につまづき 潮に巻く

撒くといふ 言葉正して 花見ゆる

許しがたい 臭いを 放屁虫

無人とは 毛深きなりし 狸かな

仮名の裏 がえりをそむ子人ら 梅雨晴間

山肌に 梟のこげ 透きとほる

ホルン吹く 放課後の 大夕焼けかな

かなしみの 片手ひらいて 渡り鳥

「一茶くん」のオペレーション。

川村研の学生が操作に追われる

対決は俳句の聖地・愛媛県松山市から集まった俳人5人の「人類チーム」と「一茶くん」による「しりとり俳句」。

句の最後の2文字を次の句の最初に使うルール(時間制限、しりとりできない場合の減点などあり。

詳細は 北海道大学調和系工学研究室のサイト)で、互いに5句ずつ計10句を詠み、

それぞれの出来栄えを4人の審査員が評価、総合点を競った。

 「一茶くん」は開発当初、風景や花鳥風月の写真から句を詠む学習をした。

今回のしりとり俳句に合わせて、1秒間に約40句、自動生成する句から、

相手のおしり2文字を入力すると、それに対応した句を評価値順に表示するシステムを新たに開発。

その中から研究グループが良いと思われる句を選んだ。

対決は、正岡子規の「瓜くれて 瓜盗まれし 話かな」からスタート。

先手は人類、後手「一茶くん」で対戦が行われた。  

 先手は人類、後手「一茶くん」で対戦が行われた!

※冒頭の句の奇数は人間、偶数はAIが、それぞれ詠んだ句。

[■AIが揺さぶる先にある新たなステージ]    

7番目の人類チーム「仮名の裏 がえりをそむ子人ら 梅雨晴間」から、8番目のAIは「山肌に 梟のこげ 透きとほる」。

AIはしりとりができずギブアップして減点1.0に。

10句まで詠み合い、人類チームが時間制限にひっかかって0.5の減点。総合点は人類34.50、AI31.75で人類の勝利となった。

ただ、10句の中では、AIの「かなしみの 片手ひらいて 渡り鳥」が最高点を獲得、一矢を報いた。

AIや俳句の研究者らによる感想戦では「AIの句は開発当初に比べ、ひらがなが多くなかった印象。

(10番の句の)『かなしみ』『ひらいて』など、意図はないはずだが、ぱっと見ると『おおっ』と思わされる」

「季語との距離感が開発当初よりはるかに良くなっている」

「全体的に どれがAIの句か分からない」「人間を楽しませるという意味で一茶くんは100点満点。

コンピュータがつくった俳句が人を楽しませた」といった声が出た。

大塚凱さん。「AI俳句の先に人間の表現の新しいステージがある」

俳句甲子園 2013年、2017年学生俳句チャンピオンで「群青」同人の大塚凱(東京大学)さんは、AI俳句について「(当初より)言葉がこなれ、違和感がなくなっている。

新しい句として受け入れたい」と評価する。

その上で「言葉が人間のものではなくなる、言葉を操る人間の存在に疑いが生じる恐れがあって、AIに否定的な人もいる。

しかし、そういう揺さぶりがあるからこそ、その先に人間の表現の新しいステージがある。

そういうモチベーションでAIと付き合いたい」という。

[■機械が感性・創造性を持つ可能性]    

人類とAIの対決に先立ち、イベントでは俳句やAIの専門家らが講演した。

日本のAI研究の第一人者、公立はこだて未来大の松原仁教授は「知能は理性と感性に大別される。

将棋や囲碁は理性の代表で、AIで扱えるようになってきた。

創造性、感性を扱うことが、これからのAI研究で重要になってくる。

感性も創造性も人類の進化の過程で獲得された合理的な能力。

とても難しいかもしれないが、コンピュータが持てない理由はない」と述べた。 

チェスのIBMディープ・ブルー対ガルリ・カスパロフ以来、将棋の電王戦、囲碁の電聖戦など

人類と機械が対決するイベントは、AIの進化を図る科学実験として、またエンターテインメントとして関心を集めてきた。

俳句をテーマにしたAI研究と人間との対決は、感性・芸術分野での人間との競争、共生の第一歩になるのかもしれない。    

HAUS より。

 

 

佐藤天彦名人(29)を圧倒した「PONANZA(ポナンザ)」!

佐藤天彦名人(29)を圧倒した「PONANZA(ポナンザ)」!!!

 

[「名人に勝つ」実現したソフト開発者の思い]   

コンピューター将棋ソフトが、ついに名人を破った――。

第2期電王戦二番勝負の第1局で、佐藤天彦名人(29)を圧倒した「PONANZA(ポナンザ)」。

その正確な指し手や隙のなさに「プロ棋士のレベルを超えている」と佐藤名人も驚嘆したが、

ここまで強くなるには40年を超す開発者の辛苦の歴史と執念があった。

将棋ソフト開発者が長年にわたって願い、祈ってきたことを果たせて光栄」。

ポナンザを開発した山本一成氏(31)は、1日に栃木県日光市の日光東照宮で行われた対局直後に喜びを語った。

将棋ソフトの開発者の多くは個人の、趣味のプログラマーだ。

資金力が乏しく、ハードウエアや電気代の負担も重いなかで、時に情報交換しながらソフトを少しでも強くすることに情熱を傾けてきた。

これは米グーグルなど世界のIT大手が開発を支える囲碁の人工知能(AI)とは決定的に異なるところだ。

開発は1970年代半ばにはスタート。当初は1局指すのに数カ月を要するほどだった。

先駆者として知られる早稲田大学教授の滝沢武信氏や、市販ソフト「森田将棋」シリーズを手がけた森田和郎氏らが87年、コンピュータ将棋協会を設立。

90年からはソフト同士の大会を開き、研さんを積んできた。

将棋は相手の駒を取れば自分の持ち駒にできる。

終盤の詰むや詰まざるやの局面が近づくにつれ、指せる手が増えて計算量は膨大に。

わずかな駒の配置の違いによって優劣が変わってしまうので、局面を正確に評価するのも難しい。

ソフトがアマチュア初段レベルに達したのは、ようやく90年代半ばのことだった。

ハードが高性能になるとともに棋力を上げてきたが、転機になったのは2007年に渡辺明竜王(32)に惜敗したソフト「ボナンザ」の登場だ。

局面の評価の方法をプロ棋士の大量の棋譜から学ぶ「機械学習」を採用したことで、判断の精度が一気に向上した。  

プロ棋士とソフトが戦う電王戦が始まったのは12年。

プロ棋士とソフトが戦う電王戦が始まったのは12年!対戦成績はソフトの12勝5敗1引き分け!

翌年から5対5の団体戦になり、昨年からは予選トーナメントを制した代表同士の一騎打ちに衣替えした。

これまでの対戦成績はソフトの12勝5敗1引き分け。

今回、電王戦への出場者を決める叡王戦を勝ち上がったのは佐藤名人で、

電王戦としては初めてタイトル保持者対ソフトが実現した。

将棋界で最も伝統のあるタイトルとして重んじられてきた名人がソフトに負けるのは歴史的なことではある。

だが、近年の成績をみれば、いずれその日がくることは予測されており、

対局控室に詰めたプロ棋士の間にもすでに悲壮感は漂っていなかった。

「人間とコンピューターの真剣勝負は役割を終えた」(主催するドワンゴの川上量生会長)として電王戦は今年限りとなる。

コンピューター将棋を初期の段階から見てきた勝又清和六段は「(先駆者の)いまは亡き森田和郎さんらも喜んでいるのではないか。

長い間かけてようやくここまでたどりついた」と感慨深げに話していた。

ポナンザは今、囲碁ソフトが採用して成功した「ディープラーニング(深層学習)」というAIの手法を取り入れながら、さらに棋力を向上させようとしている。

開発者の山本氏は「将棋は奥が深いゲームなので、ポナンザはまだ強くなれる」という。

今回の第1局に敗れた佐藤名人は「対局前にソフトの貸し出しを受けたが、約150局を指してもほとんど勝てなかった」と明かす。

それでも「今回は結果が出なくて残念だったが、将棋を愛するものとして真剣勝負のやりがいがあった。

次は先手番。勝機はある」と意欲を失ってはいない。

5月20日に兵庫県姫路市の姫路城で第2局が指され、電王戦は幕を閉じる。   

アート&レビュー クローズアップ より。

 

 

私もかつて森田の将棋と対戦!今のボナンザとは雲泥の差!

私もかつて森田の将棋と対戦!今のボナンザとは雲泥の差!

 

今日のまとめ。 

「俳句の缶詰」の選句・投句欄「ザ・句会」には、人工知能=AI が作った俳句が会員読者の作品に混じって載っている。

今回、AI俳句は4人に選ばれた4点句となった。「AI俳句の進化は早い。

ときに人間が思いつかないような言葉の組み合わせがあります」。

川村さんは「あと10年もすればAIが句回に参加して、それぞれの作品の良し悪しを語り合えるようになるのではないか」と期待する。

「批評とは、本を一冊も読んでいなくても、百冊読んだ相手とサシで勝負ができる。そいうゲームだ」。

頼りにすべきは自分の感性と思考だと考えていた。今のところこの思考と感性に関してはAIより人間の方が優っているはずだ。

しかし、AIの進化を考えれば、人間が安閑としていられない。   

[「名人に勝つ」実現したソフト開発者の思い] コンピューター将棋ソフトが、ついに名人を破った――。

第2期電王戦二番勝負の第1局で、佐藤天彦名人(29)を圧倒した「PONANZA(ポナンザ)」。

その正確な指し手や隙のなさに「プロ棋士のレベルを超えている」と佐藤名人も驚嘆したが、

ここまで強くなるには40年を超す開発者の辛苦の歴史と執念があった。

私もかつて森田の将棋と対戦したことがありますが、当時の将棋ソフトはまだ出たてで、私には勝てませんでした! 

今のボナンザとは雲泥の差!!

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。