アルプスの白き女王、世界の名峰「モンブラン」!
世界の名峰モンブラン!アルプスの白き女王!グレートサミッツ!白き山『モンブラン』ヨーロッパアルプスの最高峰=4810m!
世界の名峰グレートサミッツ!
白き山『モンブラン』ヨーロッパアルプスの最高峰=4810m!
たおやかな雪の頂がいくつもの山を従え、巨大な山群を作っています!
これは世界でも最も美しい場所だ!
山に手が届きそうな気がする。
18世紀の終わり近代登山がこの山から始まりました!
アルプスが悪魔の棲家と考えられていた時代、山に魅せられた男達が未知の世界を切り開いたのです。
山岳ガイドに導かれ山頂を目指します。
登頂の可能性を上げるために出発を遅らせよう!
人が登る喜びで発見した山「モンブラン」!
そのには困難を乗り越えたものだけが登れる風景がありました。
モンブラン!アルプスの白き女王!
グレートサミッツ!
今回はアルピニズム発祥の山!
山麓にはアルプスで最も古いシャモニーモンブランがあります。
7月上旬山を目指す人で賑わいます。
シャモニーの人口はおよそ1万人。
しかし観光シーズンの夏は、その数が10倍に膨れ上がります。
ここに人が集まる理由はただ一つ、ここにモンブランがあるからです。
街から山頂まではわずか6km。
流れる氷河がすぐそこまで迫っています。
町の公園に脇に高さ10mの岩があり、子供からお年寄りまで、ロッククライミングを楽しんでいます。
山に近いシャモニーは、山はとても身近なものです。
山岳ガイドのダビット・ラバネルさん39 はシャモニーきっての精鋭ガイドです!
ガイド暦は16年!
モンブランに50回以上も登頂しているベテラン!
ヒマラヤの高峰にも登ってきました。
モンブランは簡単な山ではありません。
標高が高いため、気象条件が厳しいので、強靭な精神が必要で、大きな挑戦になります!
登頂できる人はわずか2割!なんとかして成功させましょう!いよいよ私たちの挑戦が始まります。
アルプスはヨーロッパを長さ1200kmにわたって貫く大山脈です。
モンブランはフランスとイタリアの国境にそびえる最高峰で、4000m級の山々を連ねています!!
ヴェルト針峰グランドジュラス!
今回はフランスのシャモニーを基地にモンブランを目指します。
まずトレッキングコースへ。標高3000m近い山々で、赤い針峰群と呼ばれる山々です!
岩盤に含まれるミネラル分が山を赤く見せています。
スイス国境から全長45kmにわたって連なるモンブラン山群!
ヴェルト針峰、メールドグラス氷河、シャモニー針峰群!

これがヴェルト針峰です!
ひときは高い山頂、それがモンブラン!
山群を貫く氷河メールドグラス。
奥に見えるのはアルプス3大北壁のグランドジュラス北壁。

アルプス3大北壁のグランドジュラス北壁!
6月~7月にかけて可憐な花が咲き乱れて、様々な高山植物が見られます。
アイベックスはアルプスの王者!
ラックブランとは白い湖!だが青い!
いつも白銀に輝くモンブラン!
当時アルプスは未知の山!
通行できない氷河があるためです!
中世以来アルプスは悪魔の棲む場所だと信じられていました。

モンブラン初登頂1786年8月8日!これが近代登山の発祥となった!
モンブラン初登頂1786年8月8日!これが近代登山の発祥となった!
20年の歳月が過ぎていった1786年ようやく二人の若者が、
ミッシェル・パカール医師と水晶採りのジャック・パルマで、登頂ルートを見出したのはパカールでした!
ボゾン氷河に注目しました。シャモニーから最短距離で山に登ることができるからです。
8月8日午後4時、二人はモンブランを目指した!
バルマの口述!アレクサンドルデュア著「スイス旅の印象」より。
私たちは無数の裂け目を開けている氷河の海と、格闘しました。
氷の深さは見当つきません。
二人は高山病にかかりながらも氷河を上り続け、14時間かけて山頂にたどり着きました。
モンブラン初登頂1786年8月8日、18:23!これが近代登山の発祥となった!
シャモニーにガイド組合ができたのは1820年代です。
初登頂から1世きを経て、女性も山歩きするようになった。
ピッケルは登山のスタイルとともに変わっていきました!
結果よりプロセスを大切にしたいが、ガイドの言葉です!
メールドグラス氷河の訓練に向かいました。
シャモニーからモンタンベールの登山鉄道で行き、氷河に向かいます。

シャモニーからモンタンベールの登山鉄道で行き、氷河に向かいます!
この鉄道の開山は1908年!
線路には滑らないように歯車がついています。
この夏、鉄道客は30万人。
シャモニーからわずか20分でモンタンベール=1913m に着きます。
メールドグラス=氷の海は、モンブランから12kmに渡って流れる、最も長い氷河。
対岸には天を突くような山が聳える、ドリュ針峰=3756m!
モンタンベールは登山をしない人でも賑わっています。
取材ディレクターの高橋由佳さん は高さ100m以上を梯子を使って降りるが、氷河は初めてです。
氷河には沢山の割れ目=クレバス が走っています。
ガイドは登山者の力量を見るためもあって、氷河を目指すのです。
進むにつれてアルプスを代表する山々が!
グランシャルモ針峰=3445m!グランドジュラス=4208m!
ここが今日の終点ムーケンです。
ムーラントは氷の底に流れ込む場所!
降りてみますか。
ロープに体を預けて降りてみました。
水は氷河を下を流れてゆきます。
ここで氷河歩きも学んだ、1日でした。
雪は氷河となって山を降ります。
針のように尖った山々は、かつて氷河が削ぎ落としてできました。
氷河とは何か?アルプスで注目が!
氷河学者のリュック・モローさんと地質学者のジャンルイ・ムニエさん。
たちが降り立ったのはアルジャンチェール氷河。
ここにGPSのアンテナを取り付ける。ガスで氷河に穴を開ける!
柱の長さは4m。氷河の動きをリアルタイムでとらへます。
氷河は1日で25cm、1年間で100mも動く。
氷河を使って水力発電に利用してきました。
そのため氷河の下に地下道があり、観測施設もある!

氷河の下に地下道があり、観測施設もある!
氷河を立体的に捉える装置です!
氷河は12年で600mも後退。
氷河学者のリュック・モローさん。
氷河が縮小すると電力供給にも支障をきたす。
地球温暖化が氷河を蝕んでいます。
今日は山の高さに順応する訓練です!
氷河を横断してイタリアの国境を目指します。
半世紀をかけてロープウエイを作った。
2番目まで高いところまでゆく、ロープウエイは、標高差2600mを一気に登ってゆきます。
最後にはエレベーターで、3842mまで。
展望台からはモンブランを望めます。
ボリン氷河の出口へ。
ここはバレフラッシュで、氷河へは切り立った峰の稜線です。
隠れたクレバスは氷河では最も危険です!
そのためガイドの足跡を忠実に辿ります。
クレバスには年々刻まれた黒い層が入っています。
薄い空気になるための訓練!
あれがイタリアとの国境だ!
この時不気味な山が、ダンデュ ジュアン=4013m!

不気味な山が、ダンデュ ジュアン=4013m!
ここで気候が急変!トレーニングはここまでで、引き返しましょう!
ガイドは安全が第一のため時には、登山でも中止します。
白くたおやかなモンブラン!
シャモニーからイタリア側に回り込むと、荒々しいモンブランのもう一つの顔が、
イタリアからは赤い花崗岩の壁が切り立っています。
フレネイ柱状岩綾と言う。モンブラン登頂ルートで最も難しいルートです!
わずか80年でアルプスには未踏の頂は無くなりました。
だが今日は、新しいルートの開拓!キャンドルと呼ばれる高さ60mの絶壁!
このルートは1861年に初めて登られました。
アルピニストは困難であればあるほど、喜びが多いと言います。
さらなる困難を求めて、アルピニストにとって永遠の憧れです!

モンブラン登頂の準備に入ります!最も人気のルートを三日間かけて登る!
モンブラン登頂の準備に入ります!最も人気のルートを三日間かけて登る!
モンブラン登頂の準備に入ります。
最も人気のルートを三日間かけて登ることにしました。
残る心配は一つ、天気です!
季報予報士ヤン・ギ・ゼンタナーさん。
今年はまだ条件の良い日が少ない。
イギリスに大きな低気圧があって、明日か明後日にこの辺りを通過する。
月曜日は晴れるが風が強い。山頂の風速は20mを超える。
不可能じゃないけど上級者向けの登山になる。条件は厳しいが登山は決行します。
いずれにせよモンブランに簡単に登れる日はありません。
午後は風が治るのでチャンスはあるので、トライすべきです!
登山1日目朝になって雨は止みました。
山には標高2000mまで雪が積もっています。
今日は撮影のためガイドの他3人がつきます。
登頂ルートは、登山鉄道と、ロープウエイでシャモニーを出発。
ここから登山をはじめ、テートルース小屋へ!
二日目は標高差700mを登りグーテ小屋へ!
そして三日目は、長い稜線を歩いて山頂に到達します。モンブラン=4810m!
ベルビュー駅、今日はなんとかなりそうだ!夕方には晴れてくるよ!
20分で終着駅=デーグル2372m!
当時は山頂まで伸ばす予定でしたが、ここが終着駅になりました。
さあーみんなで行くぞ!
取材スタッフ4人と山岳ガイド3人の登山隊!
雲の切れ目から西にそびえる、ビオナセイ針峰4502mが、姿を覗かせました!
上は晴れているのでしょうか?
1日目は岩のゴロゴロした斜面をひたすら登るだけ!

1日目は岩のゴロゴロした斜面をひたすら登るだけ!
荷物は機材などで一人10kg以上。スピードを上げずゆっくりと!
登り始めて3時間雲が切れて、陽がさしてきました!
今夜泊まるテートルース小屋3176m!
駅から3時間半で山小屋へ!
食事とベットが用意された山小屋がいくつかあります。
食料やテントがなくなっても登山を楽しめます。
夕食はレンズ豆のスープから始まりおました。
メインディシュはトリの煮込み!ご飯が添えられています。
荷物を減らして山頂を目指しましょう!
アルプスではスピードが要求されます。
それで荷物を減らすことに!
細かいチェックで5kg減らしました!
二日目ラビットさんは雪が止むのを待たず出発!
30程で雲海の上に出ました。
落石を警戒してヘルメットをつけます!
ここからは二人1組で登ります。
クロワールは二つの屋根の谷間で、落石の多いところ。
ここでは毎年、落石事故が発生し、数日前にも3人が亡くなっています。
間もなく尾根に出ました!
ここからグーテ小屋まで500mの岩登りです!
ラビットさんはほとんど休憩を取りません!
落石の恐れのある場所に長く止まるのは危険だから!
標高3500m付近まで来ました。
アイゼンをつけているため、岩場は細心の注意をします!
登山者が降りてきました。
グーテ小屋から2時間かけて避難小屋まできました。
だが吹雪が吹き始めて何も見えず、登頂は断念しました!
やはりモンブランは誰でも登れるわけではありません!
よじ登ること3時間あまり、グーテ小屋に到着です!
グーテ小屋3817m!
小屋に荷物を置いて視界の開ける場所まで登ります!
明日のルートの確認です!
ドームデュグーテがすぐ上に見えます!
明日は標高差1000mの登りです!
この先は4000mを超えますから、体力的にキツくなります!
展望台まで登ってきます!

モンブラン4810m・登頂!7月20日午後過ぎ!
バロー避難小屋・進むべきか引き返すべきか!モンブラン4810m・登頂!7月20日午後過ぎ!
毎日やらないと屋根が埋まってしまいます!
この辺りでは毎日1mの雪が吹き溜まるそうです。
この日の宿泊客は100人程度。世界各地からやってきた登山者です!
夕方気泡予報士のヤンさんに電話を!
明日は朝からモンブランに笠雲ができる。
昼前には消えるが風は止まない。風速は20~30m!
状況は思わしくありません!
計画を練り直します。
明日の出発を6時30分まで遅らせます!
その方が条件はいい!
出発の予定を3時間遅らせることにしました。
明日はいよいよアルプス最高峰へ挑戦します!
登山三日目!出発準備を!体調は万全か!よし行くぞ!
出発を遅らせたことが吉と出るでしょうか!
午前6時30分アタック開始!
この時小屋付近の気温は氷点下五度!風速は8m!
時折突風が吹き体が煽られそうになります。
標高4000mを超える山!
ヴェルト針峰4122m!には笠雲が!

ヴェルト針峰4122m!
行手にも同じような雲が!
雪の下はクレバスが潜んでいます!
下山する人とすれ違いました!登頂しましたか?いや!
避難小屋までさ!とにかく風が強くて!どうしても登りたくて頑張ったんだけどなー!!
登山ガイドは登頂より安全を優先します!午前8時半、
ドームデュグーテ4304mの先ほど見えていた笠雲は消え、行き先にはモンブランも見えます!
山頂直下バロー避難小屋!そこから上はまだ猛烈な風が吹いているようです!
ドームデュグーテの先は広い氷河の上を歩きます!霧に巻かれると迷いやすい場所!
午前10時30分バロー避難小屋4362mまで登ってきました!
この時風速は11m!進むべきか引き返すべきか!
ダビットさんは決断しました!!行けると思いますがただし、ここから先が正念場です!
あせらず止まらず常に一定のペースで歩いてください!
再び登り始めます。
酸素は平地の3分の2を下回ります!
足は思うようにすすみません!しかし上空の雲は完全になくなりました!
午前11時国境稜線に出ました!右手はイタリアです!
この時気温は氷点下10度です!
さらに行くと道はナイフのように切り立った尾根に続いていました!
天に続くステップと呼ばれる稜線です!
傾斜が緩くなったところでラビットさんが先を譲ってくれた!
行先に!ここより高い場所はありません!
モンブラン4810m!7月20日午後過ぎ!
私たちはモンブランの山頂に到着しました!!

私たちはモンブランの山頂に到着しました!
今日はどうもありがとう!こちらこそお礼を言いたいです!
アルプスにこれ以上高い山はあリません!
しかも今日はかなり厳しい条件を乗り越えました!
本当によくやりましたよ!!
この瞬間は私にとっても特別なものです!
アルピニズムの精神とは山を知ること!
そして限界を乗り越えること!
時には引き返す勇気を持つこと!
山岳ガイドラビットさんの言葉!
一番大切なのは楽しむことです!
山はとても美しいのですから!
ヴァインホルン初登頂1861年 J・ダルタン隊!
18世紀モンブランによって生まれたアルピニズムはその時、アルプスから世界へと広がりました!
モンテローザ初登頂!
1855年!J・Gスミス隊!数々の名峰を舞台に極限への、ドラマが繰り広げられていったのです!
マターホルン初登頂1865年!E・ウインパー隊!
モンブラン山群!
グランドジュラス初登頂!1865年!E・ウインバー隊!
モンブラン山群グランドジュラス初登頂!1865年!E・ウインバー隊!
グレートサミッツ・ヨーロッパアルプスの白き女王!モンブラン!
近代登山のアルピニズムを生んだ山!
その頂で私達は山に登る喜びに出会いました!
モンブラン!アルプスの白き女王!
グレートサミッツ!
終わり!

進むべきか引き返すべきか!7月20日午後過ぎ・モンブランの山頂に到着!
バロー避難小屋4362mまで登ってきました!進むべきか引き返すべきか!7月20日午後過ぎ・モンブランの山頂に到着!
今日のまとめ。
世界の名峰グレートサミッツ!
白き山『モンブラン』ヨーロッパアルプスの最高峰=4810m!
たおやかな雪の頂がいくつもの山を従え、巨大な山群を作っています!
これは世界でも最も美しい場所だ!山に手が届きそうな気がする。
18世紀の終わり近代登山がこの山から始まりました!
アルプスが悪魔の棲家と考えられていた時代、山に魅せられた男達が未知の世界を切り開いたのです。
今回はフランスのシャモニーを基地にモンブランを目指します。
スイス国境から全長45kmにわたって連なるモンブラン山群!
ヴェルト針峰、メールドグラス氷河、シャモニー針峰群!
ひときは高い山頂、それがモンブラン!
山群を貫く氷河メールドグラス。

山群を貫く氷河メールドグラス
奥に見えるのはアルプス3大北壁のグランドジュラス北壁。
モンブラン登頂の準備に入ります。
最も人気のルートを三日間かけて登ることにしました。
残る心配は一つ、天気です!
そして三日目は、長い稜線を歩いて山頂に到達します。
午前10時30分バロー避難小屋4362mまで登ってきました!
この時風速は11m!進むべきか引き返すべきか!
ダビットさんは決断しました!
モンブラン!アルプスの白き女王!
モンブラン4810m!7月20日午後過ぎ!
私たちはモンブランの山頂に到着しました!!
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