ヴェネットの厳しい基準に従って「アマローネ」は熟成されます!
ヴェネット・ワインの研究!あのアマローネがあります!そして盛り沢山で多種多様!
今日は、イタリアのヴェネットのワインを研究します。つい最近までイタリアワインについては、ピエモンテ、トスカーナ、シチリアぐらいしか知りませんでした。
ところがよく勉強してみると、次から次へと出てくる出てくる、プーリアワインの数々の凄さに加えアマローネとアパッシメントが加わり凄いことになってきました!
そうですヴェネットには「アマローネ」があるではないですか!この「アマローネ」はイタリアワインの最高峰と言えるかもしれません!
「アマローネ」の製法基準は大変厳しく、畑が一つ違っても「アマローネ」にはなりません。
そこで登場したのが、アパッシメントです。「アマローネ」と同様な陰干し葡萄を使って、「アマローネ」の基準から少しだけ外れたのが、アパッシメントです。

このアパッシメント4本セットは極上の美味さでした!この中の3本は私の五つ星!!
このアパッシメント製法のワインは、魅惑的な美味さがあります。私はこれを試飲してから一気にアパッシメントのファンになりました。
「アマローネ」は高すぎて手が出ませんが、アパッシメントであれば価格的にも普通に購入できる範囲内でよく購入しています。
私の中ではイタリアワインにヴェネットが加わっただけでも凄い広がりを感じています。今日はそのヴェネットを克明に調べて行きます。
ヴェネト州はワイン王国!豊かな自然が産み出す銘柄の魅力 記事投稿日:2017/05/24最終更新日:2017/08/18Views:8,139
イタリアでもトップクラスのワイン生産量を誇るヴェネト州。
豊かな自然の中で造られるワインは、人気のプロセッコや高級ワインのアマローネなど、赤白どちらも素晴らしい仕上がり。
それぞれの違いや味わい、一緒に合わせたいお料理などをご紹介します。
ヴェネト州がワイン王国なのは、地形に恵まれているから、ヴェネト州は、非常に自然豊かな州です。
北側はオーストリアに続くドロミテ(ドロミーティ)山岳地帯、東側はアドリア海に面し、西・南側はイタリア最大の平野地帯であるパダーナ平原に位置しています。
さらに、その合間には自然豊かな丘陵地帯が連なって……と、恵まれた地形をベースに、州内の各地方でバラエティに富んだ自然環境が形成されています。
特に、各地で作られる伝統的なワインは見逃せません。
人気急上昇の発泡白ワイン「プロセッコ」 ここ数年でイタリア国内外から人気を集めている「プロセッコ(Prosecco)」。

これはつい最近試飲した「プロセッコ」のスパークリングワイン。
爽やかでドライな口当たりの発泡白ワインです。生産の中心はトレヴィーゾ県の北側、コネリアーノとヴァルドッビアーデネという丘陵地帯です。
「エクストラ・ドライ(Extra Dry)」と表示されているのがクラシックなもの。
リンゴや洋ナシ、柑橘系のフルーツや爽やかな白い花など、デリケートで丸みを帯びた風味を細い気泡のなかに感じることのできる、好感的なスプマンテ(スパークリングワイン)です。
そして近年、特に急速に人気が高まっているのが「ブリュット (Brut)」という、エクストラ・ドライよりも辛口のプロセッコ。
香りはさらに柑橘系で、野草的な印象が特徴です。
ヴェネトにおけるプロセッコは、アペリティーヴォ(前菜)と共に飲む食前酒として、欠かせないワインであるほど非常に身近で、親しみのあるものです。
夕暮れ時のバールで、一杯のプロセッコを飲むのは格別のひととき。
食事と合わせるのであれば、魚料理に最適です。ヴェネツィアで魚介料理をいただくときは、ぜひ一緒に味わってみてください。
特に、ヴェネツィア特有の魚介の前菜にぴったりなのでオススメです。
気品溢れる「ヴァルポリチェッラ」そして「アマローネ」
ヴェネトの赤ワインの代表は「ヴァルポリチェッラ」、そして同じぶどう品種からなる「アマローネ」。
産地はヴェローナ県の丘陵地で、地元原産種のブドウを中心にブレンドした赤ワインです。
細かく分けると、比較的フレッシュ感を残した苦めな風味の「ヴァルポリチェッラ(Valpolicella)」。
それを樽熟成させて奥深い熟成香を出した「ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ(Valpolicella Superiore)」。

ヴァルポリチェッラの葡萄畑でこの葡萄から「アマローネ」が作られます。
そして収穫後数ヶ月をかけて影干しした、いわゆる半干しブドウを使う「アマローネ(Amarone)」があります。
中でもアマローネは、醸造工程に入る時点ですでに果実の水分が減っているため、極端に糖度の高い原料から作られます。
さらに樽熟成を何年もかけて行うため、香りや口当たりがさらに濃厚に、エレガントに、そして奥行きの深い高級ワインとなります。
ブドウの収穫後、竹製の棚にブドウを数ヶ月間並べて干し、水分を抜いて糖度を高くしてからワイン醸造に入ります。 写真:Aki Shirahama
また、ヴェネト伝統の特有の製法で作られる「リパッソ(Ripasso)」は、絞りかすが残ったアマローネを熟成した樽にヴァルポリチェッラを合わせて数日おき、再度アルコール発酵をさせたもの。

リパッソとはアマローネを熟成した樽に残った絞りかすとヴァルポリチェッラを合わせて発酵させたものです。
二番煎じ的なものですが、ヴァルポリチェッラのなかにアマローネ由来の深みが加わります。
このように、同品種のブドウからなる赤ワインでも、その醸造法の違いによって味わいや風味が大きく変わるので、料理やシチュエーションによって選び方を変えて楽しみたいですね。
ちなみに、アマローネの産地であるヴェローナ地区では、このアマローネを使ったリゾット「リゾット・アッラマローネ(Risotto all’Amarone)」 も有名です。
見た目はシンプルですが、深いワイン色に染まったリゾットはアマローネの濃厚な香りを存分に楽しめます。
ヴェローナ方面にお越しの際には、ぜひ試してみてくださいね。

アマローネはヴァルポリチェッラの畑の葡萄で作られる!
ヴァルポリチェッラ!リパッソ、レチョート、!スパークリング・プロセッコ!
ヴェネトは、イタリアのワイン生産量において国内でトップクラスの生産地です。
ヴェネト産ワインの代表的な品種としては、「プロセッコ」、「ヴァルポリチェッラ(アマローネ)」、「ソアーヴェ」などがあります。
ソアーヴェのワイン畑。
1998年にDOCGワインに指定されたレチョート・ディ・ソアーヴェ (Reccioto di Soave) は、収穫したぶどうをいったん陰干ししてから醸造する。
貴腐ワインによく似た独特の香りと、強い甘みを持ったデザートワインです。
2001年にDOCGに昇格したソアーヴェ・スペリオーレ (Soave superiore) は、ソアーヴェの高級品で、辛口ではあるが深いこくがあります。
ヴェネト州は水の都ヴェネチアを州都とするアドリア海に面する州です。
川が何本も走る州ですが、その中のトレンティーノ・アルト・アディジャ州から流れ来るアディジェ川の流域に著名なワイン産地があります。
地図ではガルダ湖の東側に位置する地域です。ここにはヴェローナという町があり「ロミオとジュリエット」の舞台となった町としても有名です。
Venetoヴェローナの町を取り囲むように3つのワイン産地があります。
赤ワインの産地として知られるバルドリーノとヴァルポリチェッラ、有名なイタリア白ワインのひとつであるソアヴェの3地域です。
Soave(ソアヴェ)

有名なイタリア白ワインのひとつであるソアヴェの葡萄畑。
イタリアのポピュラーな白ワインの一つとしてあまりに有名です。わずかに緑色を帯びた麦わら色のワインで滑らかな口当たりの辛口ワインです。
特にアドリア海の海産物と一緒にいただくのが最高と言われていますが勿論日本の海産物とも相性はぴったりです。地図では緑色の地域で生産されています。
ガルガーネガというぶどうから造られますが日本にも沢山輸出されており、価格も手頃ですしデイリーなイタリア白ワインとしてお勧めです。
Bardolino(バルドリーノ)
ガルダ湖東岸に位置するワイン産地でコルヴィーナ・ヴェロネーゼというぶどうを主体にいくつかのぶどうを混醸して作られます。
やや明るいすみれ色をしたワインで軽いタッチの飲みやすいカジュアルな赤ワインです。料理とも合わせやすい便利なワインかもしれません。
Valpolicella(ヴァルポリチェッラ)

バルドリーノと同じぶどうから造られますが、出来上がりはバルドリーノに比べてししっかりしたものになります。辛口の赤ワインです。
ボディも厚くタンニンも多いワインですが比較的若いうちに飲まれています。こちらもポピュラーなイタリアワインですので、日本でも手に入れやすいと思います。
ヴェネトのワインについて
イタリア北東部に位置し、南にはアドリア海、北部は山岳地帯で山や湖、海に囲まれる自然豊かなヴェネト州。
イタリアワイン生産量トップを競う地でもあり、白ワインのソアヴェ、赤ワインのヴァルポリチェッラ、スパークリングワインのプロセッコが有名です。
特筆すべきワインとして忘れてならないのがイタリアの最高級赤ワイン、「アマローネ」。
ヴェネト州のヴェローナ地区で、限られた生産者がごく少量生産し、かつては王侯貴族しか口にできなかったと言われるほど 贅沢に造られた稀少な銘柄です。
陰干ししたブドウを発酵させる伝統製法によって生み出されるワインは、 妖艶な香りに加えビロードのような質感とヴォリューム、チョコレートを思わせる苦味が渾然一体となった、唯一無二の味わいです。
他州と違わず古くからの銘醸地です。特筆すべきはその生産量と、伝統的で特殊なワインを多く生産している、というところでしょう。
残念ながら、あるワイン専門家の著書では、【薄いしゃぶしゃぶワインの大量生産地】とあらわされてしまっています。
が、どこにでも優れた生産者は頭を出すもので、アマローネに使用した葡萄の搾りかすを再び赤ワイン醸造に使用してボディやコクを持たせる伝統製法【リパッソ】の市場価値も上がっています。

マローネに使用した葡萄の搾りかすを再び赤ワイン醸造に使用してボディやコクを持たせる伝統製法【リパッソ】のワイン。
他には、陰干しして糖分を高めた葡萄より生産される甘口ワイン【レチョート】、レチョートの糖を極限までアルコールに転化させた辛口ワインの【アマローネ】、またグレラ種の葡萄から生産されるフルーティで飲みやすい弱発泡性酒のプロセッコ等がこの州を代表するワインとして知られています。

陰干しして糖分を高めた葡萄より生産される甘口ワイン【レチョート】はこのようにして熟成される。
今日はヴェネットのワインについて記述しました。ヴェネットは実に豊富なワイン王国で短時間には理解できないほど、多種多様の内容でした。
この中でも「アマローネ」、「ヴァルポリチェッラ」、「リパッソ」、「レチョート」とスパークリングの「プロセッコ」は覚えておきましょう。
私もこの中で少しの試飲実績しかありません—–特にアマローネは高価で手が出ませんので、アパッシメントで済ませています。
ご覧の通り美味しいワインが多く今後、試飲実績を積み重ねていければと思っています!!
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