マッタンツァ・聞いたことありますか!黒マグロの定置網漁!海の闘牛・マッタンツァ!

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マッタンツァ・聞いたことありますか!黒マグロの定置網漁!凄いぞ海の闘牛・マッタンツ

 

イタリアのシチリア島のファビニャーナ島に1000年の歴史を誇る「マッタンツァ」と言う定置網漁があります。この定置網漁は、紀元前にフェニキア人が作ったと言われています。マッタンツァ漁は5月中旬から6月初旬までの短期間で、今では、仕掛けを投入するのはただ一回だけ。定置網にかかる黒マグロは、多いいときには二回で900匹も捕獲でき、中には300kgの巨大がマグロが取れることもあります。

毎年5月に定置網を仕掛けるのですが、これが何キロにも及ぶ巨大な網—–ワイヤーに浮き1500m、それにワイヤーを7km、浮き3000個を海に仕掛けます。仕掛けの大きさは、500m×100m×30mhで岸辺から1500mと巨大です。


 

この仕掛けに、産卵のために集まった黒マグロを仕掛けに集めて一網打尽にします。この仕掛けの最後に集められる部屋を「マッタンツァ=死の部屋」と呼ばれ、ここに集められた数百匹のマグロを特製のコルコと言う手鍵で引っ掛けて、一匹ずつ仕留める—–この戦いが壮絶で「海の闘牛・マッタンツア」と言われています。コルコは60cm、1m、1.2m—-4mで作られていて、これを持ってマグロに襲いかかる。このコルコがなければマッタンツァは始まらない。定置網の仕掛けの、最後に集めた「死の部屋」の死の底を引き上げて戦闘開始。50人の漁師はコルコを手にマグロに襲いかかり引き上げてゆく—–50kgのマグロ490匹を引き上げるのに、一時間半はかかる。引き上げたマグロは直ぐに氷で冷やされる。490匹はここ数年で最高です。マッタンツァを仕切るのは頭領と呼ばれているライスで、2m近くの大男「ジョアッキーノ」と副ライスの「クレメンテ」が全体を仕切っています。

これが頭領の「ジョアッキーノ」と副ライスの「クレメンテ」です。

マッタンツァ=死の部屋の中には、時には300kgの巨大マグロがいるわけですから、それを仕留めるために、壮絶な命懸けの戦いが繰り広げられるのです!漁師のロッコは300kgのマグロの尾ひれで、顔面を打って大怪我を覆った。復帰するまでに3年もの歳月を要した。

これがマッタンツァ=死の部屋に集められたクロマグロ!


 

シチリアの男達はこのマッタンツァを念頭に置いて一年を過ごしています。それだけマッタンツァに命を懸けているのです。ファビニャーナ島の他にシチリアのボテジーアにもう一つのマッタンツァがあります。

今では、マッタンツァの存続の危機に直面しています。時代は魚群探知機(音響測深機(ソナー)と同じ原理)を使った、巻網漁への転換の時代で、さらに成長した大きなマグロが地中海から消えつつあります。ですがファビニャーナの定置網漁師はマッタンツァをやめるつもりはありません—–1000年も続いてきたのですから!


マッタンツァは存続の危機に直面!ファビニャーナの定置網漁師はマッタンツァをやめるつもりはありません!1000年も続いているから!

 

マッタンツァ イタリアのマグロの話。今日はマッタンツァの話。マッタンツァは勇壮な漁。観光客相手のショーと化した面もあるけれど、地元の人たちには誇りなんだろうなあ。ファヴィニャーナのマッタンツァ—–一面血に染まった赤い海を見ると、う-ん・・・。見物するには、それなりの覚悟も必要だあ。イタリアでは、マグロ漁は「トンナーラtonnara」と言います。

「マッタンツァmattanza」は、マグロを網で囲って徐々に狭い空間に追い込み、最後の「死の部屋」まで到達した網漁の、最終段階のこと。スペイン語で“殺す”という意味のmatarが語源だとか。「死の部屋」では、網を徐々に引き上げていき、マグロが水面に上がってきたところを銛でついて、1尾ずつ引き上げます。銛で突いたところが血抜き穴になって、海が血で染まるわけですね。

Wikipediaには、こうすると血が抜けてマグロが柔らかくなって、日本人が高く買っていく、みたいなことが書いてあります。イタリアでマグロ漁の話が出ると、「日本人が買い占める」、という話も必ず出てきます。マッタンツァなんて聞いたこともない、と思っていても、実はそれを眺めている観光客より深い関係が、日本人にはあるんですね。とは言え、マッタンツァは、もはや消滅寸前の漁。漁が行われるのは、マグロがファヴィニャーナやカルロフォルテのそばを通る5月から6月の間だけだし(カルロフォルテでは約45日間)、そもそも、マグロの数が減っている。

欧米では、マグロの減少の最大の原因は、大型船による大量無差別乱獲だと言われています。マグロと一緒にイルカも網にかかることから、残酷だ!という非難の声も、かなり強烈。世界のマグロ消費量の1/3を占める日本人としては、血に染まった海が残酷だ、なんて言ってる場合じゃないか。ちなみに、2005年のカルロフォルテのマグロ漁の成果は4,000尾。人口6,600人の島で4,000尾ということは、全部島で消費したとしても、1人当たり0.6尾。それをほとんど日本人が買い占めていくとしたら、いったい島にはどれくらい残るんでしょうか。それに最近では、「日本人が買い占める」から、「日本人が買い占めていた」、と過去形で語られることも多くなってきました。つまり、今では日本人以外も買っているということ。昨今の日本食ブームがマグロの需要を世界各地に広めたことをつくづく感じます。

5月上旬、海岸で日焼けをする人が出始めたころ、トラーパニの魚市場にはマグロが登場し始めます。回遊魚のマグロは、5月-6月になるとトラーパニ沖にたどり着き、6月を過ぎると他の地域に回遊してしまいます。なので、トラーパニの魚市場にマグロが並ぶのは5月-6月のみ。市場に並ぶマグロは一度も冷凍されていない、まさに「生マグロ」です。トラーパニ沖で捕獲されるマグロの大半は輸出用。

(主に日本へ、、、)そのため、捕獲したらすぐに血抜きをしっかりして冷凍されます。が、トラーパニですぐに消費される用のマグロは、陸に上がってからマグロを上から吊るして血抜きをします。そのため、写真をごらんいただくとお分かりの通り、日本で目にするマグロよりも「血の赤」が強くありませんか?「マグロおじさん」、と呼んでいる写真に写っている人物。このお方、毎年、マグロの時期のみ限定で魚市場に登場。毎年、頻繁にマグロの写真を撮りに行く私ですが、3年目にしてようやくハニカミ笑顔で「チャオ」と挨拶してくれるようになりました。シャイな海のオヤジです(笑)彼が手に持っているのは大きな包丁とそしてトンカチ!マグロは皮や骨が硬いため、トンカチで包丁をたたきながら切るのです。さて、写真の値札にご注目。「Spalla」、「Coda」、「Filetto」、はそれぞれ、「肩」、「しっぽ」、「フィレ」と部位を表しています。右奥にはもう一枚「Ventresca=トロ」という値札がありました。価格は共通して20ユーロ/kg。(2400円/キロ)。トロも赤みも同じ価格です。あまり脂っぽい部分を好まないイタリア人、トロはいつも端っこに置かれています。

Lattume(ラットゥーメ)、マグロの精巣です。ここでは粉をはたいてフリットにして食べます。トロリとしていて美味しいんですよ♪ 本日のマグロ、このままお刺身でいけそうなくらい新鮮で美味しそうでした! 魚市場には数件マグロを扱っている魚屋がいますが、ここはトロが一番手前に置かれてました。 血抜きはこうやって行われます。これは街中の魚屋さんの店頭で撮影したもの。この時期、普通にこういう光景が見られます。 かつては「古代マグロ漁マッタンツァ漁」で知られたトラーパニ近くのファビニャーナ島。最近は色々な条件がからみ、なかなか行われなくなってしまったそうです、、、残念です。 マグロを切るのは大きな包丁。


日本ではお刺身で食べるのが美味しいマグロですが、ここでは生で食べる習慣がありません。グリル&シチリアレモンをギュッ!と絞って食べるのがトラーパニ流。トラーパニの魚市場は誰でも魚を購入することができます。指を指して魚の部位を選び、指で「これくらいの厚さ」と示せばお好きな部位がお好きなだけ購入することができます。キッチン付きのレジデンスに宿泊すれば、グリルも、そしてお刺身も(切れの良い包丁はレジデンスには備えつけられてないと思いますが、、、・汗)食すことができます!

トラーパニの魚市場は、最西端リニーの塔に向かう途中にあります。リニーの塔近くでおしゃべりをしているおじさん達に訪ねてみましょう。きっと近くまで連れて行ってくれるはずです(笑)

ここトラーパニは「マグロ」で知られた街。かつては、トンナーラと呼ばれるマグロの加工場が近くの街を合わせ4つあり、カラスミ、オイル漬けなどのマグロ加工品が盛んに作られていました。ファビニャーナ島にあったトンナーラはマルサラワインの最大手Frolio社(フローリオ社)の手によって経営されていて、初めてマグロ缶が作られたことでも知られています。マグロは数千年も前から地中海全域で食べられていた、と言われます。実際に、ファビニャーナ島近くにあるレヴァンツォ島では、紀元前11-12世紀のものと思われる壁画にマグロらしき絵が描かれています。

[4隻の船でマグロを追い込むマグロ漁] トラーパニのマグロと言えば、古代から伝わるマグロ漁”マッタンツァ”が有名。4隻の船で四角く陣取りマグロを追い込んでいき、仕掛けておいた網を引っ張り上げます。マグロが海面に浮いてきたところを銛で刺すのですが、船で囲まれた海(”死の部屋”と呼ばれます)はマグロの血で真っ赤に染まるそうです。かつては、マグロ漁の為に命を落とす人もいたほど過酷な漁だったと言われています。しかし、マグロの習性を功名に利用して追い込んでいくマッタンツァ漁が、古代から行なわれていたとは驚きでもあります。かつては1万匹以上も収獲していたと言われるマッタンツァ方式のマグロ漁ですが、現在はマグロの数が減ったことで1年に1-2回しか見ることが出来なくなってしまいました。去年は結局一度もマッタンツァ漁は行われず、今年も行われるか否か、、、。 私がトラーパニに来た年2004年には数回行われていたのですが、伝統が消えてしまうのは寂しい感じがします。

今日はシチリアのマグロ漁の定置網「マッタンツァ」を紹介しましたが、 大間では見られないマグロ漁に魅せられたので記事にしました。このマグロ漁は仕掛けが巨大で500mもあり、多いい時には500匹の大漁があります、その中には300kgの巨大マグロが入る事も、それらを最後に追い込むのが「マッタンツァ=死の部屋」と呼ばれる区画。大量に追い込んだ「死の部屋」から引き揚げる凄さは、日本のマグロ漁と決定的に違います。そしてこの「マッタンツァ=死の部屋」が最大の見どころです。マッタンツァを仕切るのは頭領と呼ばれているライスで、2m近くの大男「ジョアッキーノ」と副ライスの「クレメンテ」が全体を仕切っています。この二人の活躍が「マッタンツァ」のクライマックスです。大変に面白いので、是非一度BSでみてください!

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私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。