南イタリアワインの特徴は濃厚でフルボディ!
プーリア・ワインの研究!今や、ここのワインが世界一!ここの葡萄は全部が凄い!!
今日は、南イタリアのプーリアのワインを研究します。
プーリアのワインは事あるごとに紹介してきましたが、改めて詳細に取り上げて記事にしたいと思います。
プーリアはイタリア半島のかかとの部分で、凄い葡萄が勢揃いの地域。
私の評価はイタリアNo. 1!
いや世界No. 1です!
私の記録では、プーリアのワインが全部の五つ星25個中、9個もあってダントツで世界一です!!それはこの地域の気候風土、即ちテロワールが葡萄栽培に最適な環境だからです。

これがアドリア海に面するプーリア州です。

イタリアはワイン生産量が世界一で、今、美味さも世界一!!
私は試飲記録を付けていますが、プーリアには何と8本の五つ星があります。これは何故か、プーリアのワインが美味いから!!
五つ星の葡萄の品種は、プリミティーヴォが4本と半分を占めています。
ネグロアマーロはブレンドですが、やはり4本です。と言うことはプーリアはプリミティーヴォとネグロアマーロの赤ワインだと言えます。
私がプーリア・ワインにハマったきっかけは「トゥルッリ・プリミティーヴォ・サレント2016」で、その直後にアッポローニオの三本が五つ星になり、一気にプーリア旋風が吹き荒れました。
この瞬間世界のワイン勢力は、スペインワインからイタリアワインに切り替わったと言われます!!
その後もプーリアワインは美味しいワインが次々に登場して、今では五つ星が9本に達しました!
そのプーリアワインは、十四代、十六代、十七代、十八代、十九代、二十二代、二十三代、二十四代、更に二十五代と立てつずけに五つ星を並べました!
私が好きだからというのは当然ですが、世界的な旋風が吹き荒れているからです!!
プーリア州の魅力とは?濃厚だけど飲みやすい!カジュアルなイタリアワイン 2019.01.15 ワインを学ぶエノテカ編集部
プーリアの風景
イタリア半島の“かかと”に位置しているプーリア州。
イタリアでは全20州でワインを生産していますが、近年プーリアのワインは、濃厚で飲みやすい赤ワインを好む愛好家から注目されています。

イタリアのワイン産地、全20州の地図!
今回は、そんなプーリア州の魅力についてご紹介します。
イタリアの中でも最東に位置しているプーリア州。
イタリア最東の州 プーリア地図。
プーリア州はダーウニア、ムルジャの高原、サレント半島の構成。
東にはアドリア海、南にはイオニア海が広がっており、同じく重厚な赤ワインを生み出すことで知られているカンパーニア州やバジリカータ州と隣接しています。
一昔前まではバルクワイン(注1)を多く供給していましたが、近年では生産者たちが意識改革し、品質の向上を目指すようになりました。
文化的にも優れており、八角形の頂点それぞれに塔を配置した特徴的な設計で有名なカステル・デル・モンテ城はユネスコの世界遺産に登録されています。

これがネッロ・ディ・トロイアの葡萄です。
プリミティーヴォとネグロアマーロとネッロ・ディ・トロイア!プーリアの強力な葡萄達!
[気候風土] プーリアの風景
温暖な気候というよりは暑く乾燥した地中海性気候で、山は少なく、広大な平野が広がっています。
ブドウの他にはオリーブや穀物、野菜などの収穫量が多く、ブドウの収穫量もヴェネト州などと並んでイタリアではトップクラスです。
[主要品種] ブドウ
様々なワインが造られていますが、D.O.C.G.は主に赤ワインとロゼワインで、タンニンが多くシルキーな味わいのものが多く生産されています。
中でも、プリミティーボとネグロアマーロがプーリアを代表する主要品種となっており、近年ではネーロ・ディ・トロイアが注目されています。
「プリミティーボ」 アメリカ・カリフォルニアではジンファンデルという名前で栽培されています。

これがプリミティーヴォです。

これがジンファンデルです。
果実味が強くて舌触りがよく、アルコール度数の高いワインを生み出します。比較的初心者にも飲みやすいワインが多く、世界的にも人気が高い品種です。
「ネグロアマーロ」 プーリア州の飛び出したかかと部分であるサレント半島で主に栽培されている黒ブドウです。

これがネグロアマーロの葡萄です。
濃厚でタンニンの強い赤ワインや、爽やかで輪郭のはっきりとしたロゼワインを生み出します。かつてはバルクワインの原料として使用されていました。
「ネーロ・ディ・トロイア」 ウーヴァ・ディ・トロイアという別名を持つプーリアの土着品種の黒ブドウ。

これが近年注目されはじめたネーロ・ディ・トロイアの葡萄の品種です。
近年は、その豊かな香りや洗練されたタンニンから、単一品種で造られたワインが注目されています。
[郷土料理や食材] リゾット
・オレキエッテ・コン・チーマ・ディ・ラーパ(Orecchiette con cime di rapa)
プーリア州や、隣接するバジリカータ州を代表する小さな耳の形をしたパスタのことをオレッキエッテといいます。
これを、日本にある菜の花よりも苦味が強いカブの菜の花やアンチョビ、パプリカパウダー、にんにく、オリーブオイルなどであえた料理です。
・リーゾ・エ・パターテ(Riso e patate)
じゃがいも米をスープで似た料理。リゾットとは違い、日本でいう雑炊に近いものです。
・アニェッロ・アル・フォルノ(Agnello al forno)
仔羊に塩、にんにく、ローズマリーをふりかけてローストするシンプルな肉料理です。
・カネストラート・プリエーゼ(Canestrato Pugliese)
カネストラートとは羊乳で造られたハードタイプのチーズで、表面にはカネストロという葦で造られたカゴを押しつけた独特の模様がついています。
カネストラート・プリエーゼはこの中でもDOP認定(注2)された特別なもので、入手は難しくなっています。
以上はエノテカ編集部情報。

これが十七代目の五つ星「アッポローニオ・ティヴォート・コペルティーノ」です!
プーリアには私の五つ星がなんと9本もあります!スペインの10本に迫る!
今日は南イタリアのプーリアのワインを記述してきました。
私のワインはジンファンデルに始まったので、当然の如くプリミティーヴォが気になり、やがて好きな葡萄になってゆきました。
ですので今ではプーリアが私のワインの原点になってしまいました!
イタリア半島のかかとの部分は葡萄栽培に最適な地域で、ネグロアマーロやネーロ・ディ・トロイアなどの品種から実に美味いワインが試飲できます。
今日空けるワインも「トゥルッリ・サラチェーナ・プリミティーヴォ・サレント2016」でプリミティーヴォです。

これが「トゥルッリ・サラチェーナ・プリミティーヴォ・サレント2016」でプリミティーヴォの葡萄で、二十五代の五つ星!
このワインの弟分は十四代の五つ星「トゥルッリ・プリミティーヴォ・サレント2016」ですので美味しいに決まっています。
娘達が新潟から里帰りしていますので、このトゥルッリを空けるのが楽しみです!!
実はこのワインが私の二十五代の五つ星に輝きました!しかも25本中No. 1の美味さでした!!
プーリアのキーワードは「プーリア、プリミティーヴォ、アパッシメント」です!
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