ピノ・ノワールと言う葡萄の研究!世界一高価な赤ワインを熟成!繊細で変幻自在!気難しい一面もあります!
ブルゴーニュ産のワインはエレガントで官能に満ちたその味わいは、この地ならではのテロワールが作り出しています。このブルゴーニュの葡萄がピノ・ノワールで世界一高価なワインを熟成させます。今日はそのピノ・ノワールの研究をします。
ブルゴーニュの赤ワインと云えば、ピノ・ノワールのことで、その代表格がロマネコンティ。この葡萄は冷涼な気候と石灰性の粘土質を好みます。当り年で、力量のある匠に造られたピノ・ノワールは、驚くような力を発揮—–ヴェルヴェットのように柔らかく、重厚で香味豊かな出来映えの赤ワインになるようです。造り手によって味わいの違いがあり、気難しい品種とも言われていますが、カリフォルニア,チリ,ニュージーランド、でも広く栽培されています。
この葡萄がピノ・ノワールで、ヴェルヴェットのように柔らかく、重厚で香味豊かでエレガントな赤ワインを熟成!
ブルゴーニュ産は、官能に満ちたエレガントなワインで、その味わいはこの地ならではの「テロワール」が作り出しています。
ブルゴーニュは南北300kmの丘陵地帯。気候は冷涼で、特筆すべきはその土壌—–石灰岩や泥灰岩が中心で、永年に渡る地質活動によって生じた断層が、複雑で変化に富んだ地形を作り出していると言われています。そのため小道一本を挟んで、まったく違う個性のワインを生むのだそうです。従って格付けは、畑単位で行われます。
ピノ・ノワールの葡萄畑が広がるブルゴーニュ。
ブルゴーニュのコート・ドールと呼ばれる、ブルゴーニュきっての銘醸地は、ディジョンの南65kmに渡って続く葡萄畑の地域で、コート・ド・ニュイ地区とコート・ド・ボーヌ地区で、世界に冠たる赤、白の最高級ワインを生産しています。北半分がロマネコンティのあるコート・ド・ニュイ地区です。さらに南下すると、コート・シャロネーズ地区からマコネー地区と続き、赤、白、ロゼの産地です。
これがブルゴーニュきっての銘醸地「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」の地図。
続いてボージョレ・ヌーボーのボージョレ地区となります。
● ブルゴーニュは単一品種でワインが作られるのが特徴—–赤ワインにはピノ・ノワール!白ならシャルドネです。
● 極上ワインを産する銘醸畑は「黄金の丘陵」—–秋に葡萄の葉が、黄金色に斜面を染めることから、こう呼ばれるようになりました。
これが極上のワインを産出する「黄金の丘陵」です。
● ボルドーが「シャトー」と呼ぶのに対して、ブルゴーニュでは「ドメーヌ」と言う生産者の名前が、ワインのラベルに記載されます。
【栽培面積】栽培面積は世界10位(※2010年O.I.V.データ)の世界中で栽培されている国際品種の一つです。
【その他の呼び名】国や地方ごとに色々な呼び名があります。例えばドイツではシュペート・ブルグンダー、イタリアではピノ・ネロ、オーストリアではブラウアー・ブルグンダーなど。
【ぶどうの特徴】粒はそれ程小さくなく、比較的皮は薄め。ワインの色合いは明るめで、繊細な味わいと華やかで妖艶な香りのワインに仕上がります。 ぶどう品種としてのポテンシャルはとても高いのですが、皮が薄いために病気に弱く、栽培が難しい品種です。また、繊細な味わいと香りが特長のぶどうのため、ぶどうが一気に成熟する暑い産地ではその味わいの特長を失いやすく、現在のところ世界で成功している産地は少なめです。
【味わいの特徴】色とりどりのベリーやチェリーを思わせる、小さくて柔らかな果実味と、バラの花などを連想させる(お花畑と言われる事も)華やかさ、スパイスや皮製品などのとても複雑で素晴らしい香りを持ちます。比較的タンニンは少なく、酸はしっかりめで、繊細な味わいのワインとなります。
【原産地】フランスのブルゴーニュ地方原産です。非常に古いぶどうとされており、4世紀頃から栽培が行われていたという記録があります。現在世界で栽培されている多くの国際品種(シャルドネやシラー、ソーヴィニヨン・ブランなど)の祖先でもある事が判明しています。突然変異しやすいぶどうで、果皮の色が白に変異したピノ・ブランやピンクに変異したピノ・グリもワイン用の国際品種となっています。
【主な産地】原産地のフランス・ブルゴーニュ地方やドイツでは、畑ごとの味わいの差がしっかりと出た、繊細でエレガントな味わいのワインが生産されています。いわゆるニューワールドは暑い国が多いので、なかなか成功している国は少ないのですが、ニュージーランドやアメリカ・オレゴン州、同じくアメリカのカリフォルニア州、オーストラリアや南アフリカの冷涼なエリアなどでは、ブルゴーニュよりも果実の甘さが強く出た、しかし繊細な味わいのワインを生んでいます。シャンパーニュに代表される最高級のスパークリングワインの主要原料の一つでもあります。
これがブルゴーニュの地図。一番北が「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」です。
【その他】ピノ・ノワールは幾つかの例外(シャンパーニュなど)を除いて、ピノ・ノワール100%でワインをつくる事が大前提です。単一品種でつくるために、土地による味わいの違いを明確に映し出す品種とされ、原産地であるブルゴーニュでは数メートル離れただけの畑から、異なる味わいのワインが生まれ、何倍もの価格差がつく事もあります。また繊細で軽めの味わいながら、驚くべき長期熟成能力があり、熟成する程に信じられないような妖艶な香りを放つようになります。繊細で気まぐれなぶどうなので、ソッポを向かれる事も多々あるのですが、たまに振り向いて微笑んでくれた時の魅力が凄くて、虜になってしまう、そんな罪作りなぶどうです。というわけで、このぶどうに関しては、何度か失敗した場合でもあきらめずにチャレンジしてみて下さい。
【よく合う食材】鴨肉、鶏肉など、鳥系のキメ細かくて繊細な肉質のお肉がおすすめです。
ロマネコンティ!最高級の赤で、パーカーが嘗て100点満点をつけたワイン!
先日ロマネ・コンティについて紹介しましたが、この赤ワインを熟成しているのが、ピノ・ノワールです。この葡萄は繊細で軽めなフレーバーですが、驚くような長期熟成能力があり、熟成する程に信じられない妖艶な香りを放つと言われています。醸造家にとってこれほどやり甲斐のある、作り甲斐のある葡萄で、又扱い方一つで恐ろしさをも秘めた葡萄の品種で、作り手に「微笑んでくれた時は、この上ない赤ワインを熟成」させその虜になって行くが、ソッポを向かれたら「こんな罪作りな葡萄」はないでしょう!こんな繊細で、扱い一つで変幻自在な葡萄の品種は他にありません!これを味方につけてワイン作りをしないと、とんでも無いことになりかねません!!!それがピノ・ノワール!!!

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