ピエモンテの研究!後編!バローロとバルバレスコ!イタリアワインの王と女王!

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ピエモンテの葡萄畑が世界遺産に登録されました!

ピエモンテの研究!後編!バローロとバルバレスコ!イタリアワインの王と女王!

 

今日は、イタリアのピエモンテのワイン「バローロ」の研究で、ネッビオーロの前編に続き後編です。

ピエモンテと言えばイタリアワインの王「バローロ」でイタリアワインの最高峰!!同じくピエモンテにはイタリアワインの女王「バルバレスコ」が次に控えています。

バローロとは、イタリア・ピエモンテ州のバローロ村とその周辺のいくつかの村で生産される、DOCG規格の赤ワイン。 ウィキペディア

イタリアワインの最高峰格付けD.O.C.G.に認定され、「王のワインにして、ワインの王」として君臨するバローロ。

「王のワインにして、ワインの王」として君臨するバローロ!!

一方、「イタリアワインの女王」とも称されるバルバレスコ。

人気を二分するこの2つの赤ワインは、ピエモンテ州のほど近い地域で同じくネッビオーロ種のみを使用して仕立てられながらも異なるスタイルと個性で、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。

そこで今回は、バローロの5大産地、バルバレスコの3大産地を取り上げ、村の特徴を解説。

魅力溢れるバローロ、バルバレスコの世界をお愉しみください。

[バローロ&バルバレスコの歴史]

イタリア北西部に位置するピエモンテ州にあって、その名を世界に知られる銘醸地バローロとバルバレスコ。

大昔、この地域一帯では甘くフルーティーなワインが造られていました。

19世紀中ごろにはカブール伯爵カミッロ・ベンソ(後のイタリア王国初代首相)がフランス人醸造家のルイ・ウダールの助けを得て、現在のバローロ、バルバレスコの原型とも言える辛口のスタイルが生まれます。

その後、畑を所有していた貴族階級の没落による畑の分割・譲渡に加え、1964年には「収穫共有法」が廃止。

貴族たちが手放した土地が次々と一般に広がっていきました。

1963年に制定された原産地呼称法で、1966年にはD.O.C.に、1980年には最高ランクのD.O.C.G.に認定。

1980年代にはバローロ・ボーイズというモダン派の生産者が登場。現在では、モダン派・伝統派という図式を超え、それぞれの生産者のスタイルが確立しました。

1980年代にはバローロボーイズというモダン派の生産者が登場!

バローロ、バルバレスコには小規模な造り手を含めると1,000を超えるワイナリーが存在。

村や畑ごとの個性や、造り手の思想を濃厚に映し出す工芸品とも言える魅力的なワインが多くリリースされ、世界中の愛好家を魅了しています。

力強く男性的な「王のワイン」バローロ。

北西イタリア、ピエモンテ州のバローロ村の南でネッビオーロ種100%より造られる、バローロ。

ネッビオーロ種の力強さ、厳格さ、深遠さが特徴的なイタリアを代表する重厚な赤ワインで、古くから「王のワインであり、ワインの王である」とされてきました。

このネッビオーロの葡萄の力強さ、厳格さ、深遠さが特徴的な重厚な赤ワインを熟成させます!

バローロの伝統的な個性は、細やかな酸と重厚感を感じるタンニン分、そして獣(けもの)やなめし革のような香り。

生産地区の西側はトルトニアーノと呼ばれる青い泥灰土で、砂も混ざり、マグネシウム、マンガンが豊富。香り高く、優美なバローロが生まれます。

東側はエレヴィツィアーノと呼ばれる泥灰土で、鉄分が多く赤茶色をしています。

こちらは厳格で、スパイシーなバローロが生まれます。3年以上の熟成義務があり、アルコール度数は13%以上と定められています。

バローロの5大産地の地図。

[バローロの5大産地]

「ラ・モッラ村」 香り高く、優美で、バランスが良い比較的若飲みのバローロを生む村。

標高500mにあるラ・モッラ村からバローロ村に向かって下っていく雄大な傾斜にはブルナーテ(Brunate)、チェレクイオ(Cerequio)などの著名畑が並んでいます。

「モンフォルテ・ダルバ村」 パワフルで力強いバローロを生む村。

ブッシア地区は包み込むようなスミレのような香りを持つ優美なワインを生み、村の北東にあるジネストラ(Ginestra)、モスカーニ(Moscani)などの畑は濃い果実味をもつフルボディのワインが生まれます。

「バローロ村」 ラ・モッラ村の優美さと、モンフォルテ・ダルバ村の力強さを備え持つ、もっとも調和の取れた典型的とも言えるバローロが生まれる村

トルトニアーノ土壌とエルヴェツィアーノ土壌がぶつかるカンヌビ(Cannubi)が典型的です。

「カスティリオーネ・ファッレット村」 生産量は少ないながらも、独自の土っぽさを持つ豊かなバローロを生みます。

バローロ村を見晴らす西側にはヴィッレーロ(Villero)、モンプリヴァート(Monprivato)など力強いワインを生む畑が連なり、セッラルンガ村を見晴らす東側の傾斜にはロッケ(Rocche)などの香り高くエレガントなワインを生む畑があります。

「セッラルンガ・ダルバ村」最も厳格で長期熟成能力の高いバローロを生む村。

なめし皮、スパイス、カカオのトーンを持つ、ミネラル分溢れる凝縮感のあるバローロが生まれる。

ヴィーニャ・リオンダ(Vigna Rionda)、ラッツァリート(Lazzarito)、パラファーダ(Parafada)、ガブッティ(Gabutti)、オルナート(Ornato)、カッシーナ・フランチャ(Cascina Francia)など綺羅星のごとき著名な畑が並びます。

 

赤ワインの最高峰は「バローロ」であり「バルバレスコ」でもあります!

バローロには5大産地がある!バルバレスコには3大産地がある!

 

優雅で女性的な「イタリアワインの女王」バルバレスコ。

バローロと同じくネッビオーロ種から造られる最高級赤ワインの一つ、バルバレスコ。

その名の由来は、バルバリ(異民族)からと言われており、バルバレスコ初の生産者組合(後のプロドゥットーリ・デル・バルバレスコ)を創設したドミツィオ・カヴァッツァがその名をワインに冠したのが始まりとされています。

バローロに比べてエレガントでビロードのような滑らかさから、「イタリアワインの女王」と形容されており、ネッビオーロ種のもつ繊細さ、優美さが特徴です。

バルバレスコはエレガントでビロードのような滑らかさから、「イタリアワインの女王」と称される。

「バローロの弟分」として伸び悩む時代もありましたが、現在ではバローロとは異なる”エレガントさ”を押し出し、その評価を上げています。

バローロより1年短い2年以上の熟成義務があり、アルコール度数12.5%以上と定められています。

バルバレスコの三大産地の地図。

[バルバレスコの3大産地]

「ネイヴェ村」 柑橘類、スパイスのトーンを持つ、ミネラル分豊富なバルバレスコが生まれる村。

バルバレスコで特に有名な畑のひとつ、サント・ステファノ(Santo Stefano)はこの村の特徴を見事に表現。ガッリーナ(Gallina)、セッラボエッラ(Serraboella)、ブリッコ(Bricco)などの優良畑を有します。

「バルバレスコ村」 純粋な果実味を持つ調和のとれたバルバレスコが生まれる村。

村の西側に広がる傾斜は日当たりがよく、ラバイア(Rabaja)、アジーリ(Asili)、マルティネンガ(Martinenga)など一流の畑が並びます。

「トレイーゾ村」 ミネラル分溢れるバルバレスコで、近年評価が高まっている村。

パイオレ(Pajore)、リッツィ(Rizzi)などの畑に村の特徴が良く出ていると言われます。

今日はバローロとバルバレスコについて研究をしてきましたが、この二つは兄妹の象徴のワインのように思ってきましたが、実はその個性に特徴があり、別々のれっきとした個性が宿っています。

バローロはバローロの伝統的な個性は、細やかな酸と重厚感を感じるタンニン分が顕著で、「イタリア・ワインの王」です。

一方のバルバレスコはエレガントでビロードのように滑らかさが優美で「イタリアワインの女王」に相応しさがあります。

これが世界中から愛される最大の魅力ではないでしょうか!!

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私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。