ヒマラヤの秘境・ブータン!ブータンは多様性の宝庫!ヒマラヤの女神と称えられるチョモラリ=7326m!

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ヒマラヤの女神と称えられるチョモラリ!

ヒマラヤの秘境・ブータン!ブータンは多様性の宝庫!ヒマラヤの女神と称えられるチョモラリ=7326m!

 

ヒマラヤの秘境ブータン。

神秘に包まれた王国には知られざる大自然が広がっている。

その全貌を明かすべく、海抜50m~700mの峰々の元まで国土を南北に縦断。

そこで目の当たりにしたのは、亜熱帯の森から、霧に包まれた温帯の森!

そして枯れ切った大地など、高度共に激しく変化する大自然の姿!

ブータンは多様性の宝庫です!

急峻な山や豊かな大自然を育んでいる。

まさに地球的大イベントの痕跡!

実は霧の中に隠されている「ヒマラヤ誕生の謎」を解く鍵となる、岩山があそこに露出していて、圧倒的な凄さで迫ってきます!

「赤く輝く宝石」これが謎を解く鍵!

赤道の大地の歴史が秘められています。

さらに天空の世界=4700m では天上の妖精が!

そして標高7300mでは「ヒマラヤの女神と称えられる『チョモラリ』

幸福の大絶景――-ヒマラヤブータン!!

ブータン王国は九州よりは少し大きい国土で、全てがヒマラヤ山脈の中にあり――-そこには知られざる大自然が広がっています!

”幸せの国”ブータン!人口70万人!

”幸せの国”ブータン!人口70万人!

そのうち10万人が首都ティンプーに住んでいる。

首都は今建設ラッシュで賑わっている。

この地の伝統衣装は和服に似ている。

国王は人々の敬愛の対象。

国民の9割以上が幸せを感じていると答える。

私達の国は幸せです。世界中で一番幸せです。

ブータンは自然がとても豊かでそれを見ているだけで心が安らぎます。

孫達の代にも幸福が続くように山や森を大切に守っていきます。

エベレストをはじめ世界の8000m級の峰々がヒマラヤ山脈!

ブータンはその東に位置します。

そこには未知なる大自然に包まれた町で、インドとの国境で、ラモジンカーというのどかな町があります。

 

 

レッサーヒマラヤ――中央盆地――-グレートヒマラヤ!

レッサーヒマラヤ――中央盆地――-グレートヒマラヤ!!

 

植物学者「イワン・イエルチェン博士」はブータンの自然の多様性の豊かさをぜひ案内します。

ヒマラヤの源流から流れている「フリ」は、そしてベンガル湾へと流れる。

ここはインドとの国境の近くで標高は50m。

南の海でインド平原の大地。

南を見ると平らな平原が広がっています。

そして北の方には標高1500mほどの山があります。

それがヒマラヤの麓です。

そしてあの山の向こうには3000~4000m級の山があります。

さらにその奥には6000~7000m級の山々が現れます。

この急峻な標高の変化が「ブータンの自然の多様性」を生んでいるのです。

インド平原から標高4000mまで一気に「レッサーヒマラヤ」が始まります。

そして中央部では高度を下げ”中央盆地=2500m”が広がります。

さらにその背後には7000m級のグレートヒマラヤの峰々が聳えている

レッサーヒマラヤ――中央盆地――-グレートヒマラヤ!

これこからブータンでそれを巡ります!

まずはレッサーヒマラヤの不思議な森に入ってみます。

「シロビア」と呼ばれるとても珍しい種の花!

変わった形をしていますがこれで満開です。

そしてこれが沙羅双樹の木!

これはインドは平原由来の植物で、この辺りの丘陵地にしかなく標高が上がると見られなくなります。

上に上がって眺めると真っ平らなインド平原が見渡す限り見れます。

これがヒマラヤの始まりで、標高200mくらい。

まだ蒸し蒸しします!

下の方から鳴き声が聞こえました「オオサイチョウ」で2羽います。

これが「オオサイチョウ」!

大きくてとても綺麗です。

彼らには重要な役割があります。

それは木の実を食べてあちこちに撒き散らすことです。

オオサイチョウの大きな鳥がいるということは、森野豊かさの証なのです!

標高2300mまで登ってきました。2300mのゲドウ!

「ヒル」がいるのでこのスパッツをつけて下さい。

ここは温帯の森で亜熱帯の森とは違います。

そのため樹木は湿った苔に覆われています。

たくさんの苔が見られるのは湿気を多く含んでいるから。

この湿気を大好きなのが「ヒル」です。

あそこに蘭が咲いている。

とても綺麗で、蘭の多くは木の幹に映える着生植物。

着生植物は空気から湿気を吸収。

そしてこの白いのが気根。

この森の秘密を教えましょう。

ブータンの気候はモンスーンの影響を受けています。

そのためのこの辺りは朝や夕方に霧が発生します。

インド洋のベンガル湾からヒマラヤに向かって吹く、

湿った風がこの辺りで冷やされるためで、大量の雨が降る!

おおいいところではなんと6000mmともなる。

「モンスーンが育むブータンの豊かな森!」それが一年を通して緑溢れる照葉樹の森だ!

モンスーンが育むブータンの豊かな森!

この森はブータンの生活にも様々な恵みをもたらしている。

ブータンで行われる紙すきで、材料は照葉樹に生息する「ジンチョウゲ」など。

これは和紙にそっくりなブータンの上質な紙!

日本と同じ照葉樹の森が育んできた文化だ!

古くからチベットから運ばれ重要な教典にも用いられいた。

漆器作りも日本と共通した文化。

漆を塗ると浮き上がる美しい模様が特徴だ。

森の恵みを巧みに取り入れた工芸。

標高3000mからは針葉樹の森が広がる。

さらに高度を上げると「レッサーヒマラヤ」の山々が姿を表す。

「ドン・コウ」というお寺。

このあたりの空気はとても澄んでいて、綺麗な水も湧いています。

町の喧騒はここまでは届かないので、僧侶が瞑想するのにとても良い環境。

素晴らしい!ナイスビュー!

これまで亜熱帯や照葉樹林などたくさんの自然を見てきましたが、

さらにもう一つ変わったものを谷の下でお見せしましょう!

また別のものが見られる、早速降りましょう。

それは「ヒマラヤゴヨウマツ」全部が松の木で、これが松ぼっくり。

それは「ヒマラヤゴヨウマツ」全部が松の木で、これが松ぼっくり!

とても乾燥しています。標高は2700mくらい。

木々は照葉樹の森のはず。

しかしヒマラヤゴヨウマツばかりです。

そうです乾燥に適した環境の植物ばかり。

ダルシン――-経文が書かれた旗!

乾燥の秘密はダルシンを見れば分かります。

それは凪の風のために乾燥している。

強い風が大気の湿気を追いやり、土壌の湿気さえ奪ってしまう。

亜熱帯――-照葉樹林—–針葉樹林—–乾燥盆地! 

盆地にはたくさんの村があります。それは川があるからです。

ここは乾燥していますが盆地の底に行けばこの水を使って様々な作物を作る。

そのためにたくさんの人が住んでいる。

とても美しい!棚田もある!

ブータンの稲作は世界で最も高所で行われている!

「パロ」盆地にある町!

酒井博士。

凄い絶壁にお寺がある!この大岸壁にはヒマラヤ誕生の鍵が隠されている!!

「タクツアン寺院」ブータンで一番大きい寺院。

しかも絶景です!

「タクツアン寺院」ブータンで一番大きい寺院!

この巨大で襲ってきそうな岩は「パン」ていう石で、片麻岩でできている。

変成岩という岩、石に中の片麻岩という石で、大院を作っている主な石の一つ。

謎は片麻岩に隠されている。ガーネットがたくさん入っているのです!

この石はインド大陸の上半分を作っていた。

衝突の結果地下深くに沈み込んでしまっている。

こういうガーネットを含むような片麻岩に変わってしまった。

高温高圧の下で結晶が新たにできたことを表している。

1億年前ユーラシア大陸にはテチス海という海が広がっていた。

インド亜大陸は北上を続けアジア大陸と衝突、およそ五千五百年前の出来事。

 

 

インド亜大陸――-テチス海――-アジア大陸!

インド亜大陸――-テチス海――-アジア大陸!!

 

インド亜大陸――-テチス海――-アジア大陸

インド亜大陸がアジア大陸に潜り込み、そこで片麻岩ができた。

この時の熱で生まれたのがガーネット!

やがて片麻岩がインド亜大陸に覆いかぶさっていった。

それがガーネットを含んだ片麻岩が、ヒマラヤ山脈を誕生させた。

ブータンの特に西側の中央ブータンには広く国土全域が片麻岩で覆われています。

厚さが5キロから10キロもあるものすごい厚い片麻岩によって、南北方向80キロから100キロカバーしている。

シダがついている上の部分が先ほど見た片麻岩の続きです。

その下がこの部分、この部分は石英砂岩でできています。

インドの大陸の地殻を作っていた17億年前の境界線。

片麻岩がが変成作用でできたのが2500万年ぐらい前。

片麻岩は2500万年前とインド亜大陸17~18億年前の境界線。

その境界というのは大きな断層です!

ブータンは一番端の南まで片麻岩が分布しているということです。

独特の地形の中で守られてきたブータンの暮らし!

ナワンさんが民家を案内してくれた。

伝統的なデザインが施された建築。

家に入るとまず目につくのは国王の写真だ。

ヒマラヤの豊かな自然とともにある日々の営み。

その中心にあるのがチベット仏教。

立派な仏間をしつらへ日々の祈りを欠かさない。

自然の営みは食卓も潤す。

主食の米は野生種に近い赤米。

そしてブータンの人の大好物がトウガラシ。

チーズとトウガラシの煮込みが定番料理だ。

トウガラシの辛味がチーズのまろやかさと絶妙にマッチする。

ヒマラヤのふところに息づく幸せの国の暮らし。

5000mを超えるグレートヒマラヤの女神と言われるチョモラリ=7326m。

グレートヒマラヤの女神と言われるチョモラリ=7326m!

トレッキングガイドのペマ・ワクチンさん、植物学者のケザン・トブゲイさんは、馬19頭で荷物を運ぶ、キャラバン。

2900mを出発――ジャンゴタン・キャンプ=4000m――-チョモラリ=7326m。

高低差2000mで50kmの道のり。

ここには絶滅危惧種の「ユキヒョウ」がいる。

5000mぐらいのところにいますが本当に少なくなっています。

このあたりで生きているもの全て平和になる、それが回ることです。

ずっと奥にあるチョモラリから流れてきている川で、チョモラリの氷河をを元とする流れ。

翌朝チョモラリへ向かう。これはサクラ草とても良い香りがします。

この花は化粧品に使われているほか、昔から薬として利用されてきた。

シャクナゲ!アネモネ!レディースリッパー!

これはとても貴重な薬草で「ヒマラヤリッカクレン」と呼ばれています。

万能薬として珍重されて来た。そんなに苦くないが、ちょっと苦い。

かつてチベットの人々はブータンのことで「ロジョメンジョン」と呼んできた。

南の薬草という意味。

あそこに見える大きな絶壁がありますけど、これは約5億年くらい前にテチス海に堆積した万生代の地層!

この中にものすごい面白いものが隠されている。

地層がちょうど雲との境界のところ、これ北向きに傾斜しています。

ところがづっと地層面をトレースしてゆくと地滑りがあるところで少し垂直になっています。

あそこに大きな滝がありますけど、あそこを見ると南傾斜になっています。

よく見ると地層が曲がりくねっている。

これがヒマラヤ山脈を隆起させた力だと!!

これが「グレートヒマラヤ」の正体!

これはブータンの大地の激動を示していた。

こんなに大規模に見えるところは中々無い。

一部だけ出ているところはありますが、小規模で古生代の一番下の地層がこんなふうに曲がっている!

これを横臥褶曲=おうがしゅきょく が見られるのはヒマラヤでも近いところで見られるのはそれほど無い!

あの白いのが「チョモラリ」!大きいです!晴れたら上まで全部見えます! 

ジャンゴダン・キャンプ=4000m。 

チョモラリはこの日も雲の中。

なので珍しい花を見に行こう。

マーモット!

これがその花。

青いケシ!

「メコノプシス・ブタニカ」これは五年前に発見されたとても貴重な種!

これが「メコノプシス・ブタニカ」で、これは五年前に発見されたとても貴重な種!

新種でしかもブータンの固有種。

群生して咲かないので私も初めて見る。見つけられて幸運です、まさに天周の妖精!!

妖艶に咲き誇っています!

「メコノプシス・ホリドゥラ」これは青いケシ!

「メコノプシス・ホリドゥラ」これは青いケシ!

15種あってそのうち3種が固有種!

これにはヤクが関係しているという。

ヤクは草を食べて成長しますが高山植物は食べないので守られている。

もしヤクがいなかったら雑草が大きく成長して高山植物が生きていけないくて、花々はやがて無くなってしまうでしょう。

そこにいるヤクや馬などの家畜、それに野生動物も含めた自然がバランスを保つ、独自の生態系を作り上げている。

 

 

チョモラリの全貌が見えている!凄い!ヒマラヤの女神!

チョモラリの全貌が見えている!凄い!ヒマラヤの女神!

 

チョモラリの全貌が見えている!凄い!

ついに姿を現したヒマラヤの女神・チョモラリ=7326m は何人も足を踏み入れることを禁じられている!!

ブータンで一番美しい山!!

白妙=しろたえ なる女神の山「チョモラリ」ヒマラヤの真珠「チョモラリ!」

私はユキヒョウいつもあんたのそばにいたい!この美しい光景は一体どのようにして生まれたのか?

あそこに岩が見えます。

全部「タクツアン寺院」の岩石と同じ片麻岩!

あの上の方に露出していたりゴツゴツしているような岩は、みんな片麻岩。

大きな塊をなしているのは全部片麻岩。

この山一帯がそうです。

今度は反対側を見てみましょう。

山の頂上付近がギザギザと尖っています。

あそこは縞模様が見えますが実は地層の面

なんで谷を挟んで地層が違うのですか?実はそこに大きな秘密があります。

谷沿いは全部断層。巨大な断層!

堆積岩の地層がドンと下に落ちてしまった――-この断層がチョモラリ誕生の秘密!!

チョモラリの両側に、谷となって現れているのがその証。

かつては1万mあったチョモラリ!

いよいよチョモラリの撮影。

ジチュ・ダケ=6989m」断層によって生まれたチョモラリがの山容が一望できる!

これがジチュ・ダケ=6989m」で、断層によって生まれたチョモラリがの山容が一望できる!

冬虫夏草!!

冬は虫で夏は草!

虫の上にキノコが生えている!

ヒマラヤやチベットだけに生育する、貴重な漢方薬で、高値で売買される。

4700m景色に救われます!

ついに到着!雲が取れるのを待つこと4時間!

雲間からついに姿を現した名峰チョモラリ!

地球の壮絶なドラマが生み出した女神の姿!

ジチュ・ダケはチョモラリの横に素晴らしい頂が!

チョモラリ1、チョモラリ2、ジチュ・ダケ!

これがチョモラリで高さは7326m!

自然が一番大事!

お金で買うことはできない!

自然はいつみても幸せを感じます。

京都大学名誉教授・酒井治孝博士。

幸せの大国に現れる豊かな大自然!

汚れない美しい山!その雄大さ!

それに誰しも人は惹かれる!

だから自然の恵みを受けて自分たちは生きているというということを

毎日思いながら生きているから、これだけ心豊かに生きている!

これが心に現れる!

ヒマラヤの秘境ブータン!

激動する地球が生み出した大地!

そこには大自然を敬いながら生きる人々の「幸せの大絶景」!

ヒマラヤ・ブータン!

体感グレートネイチャー!

終わり!

 

 

何人も足を踏み入れることのできない名峰!チョモラリ!

何人も足を踏み入れることのできない名峰!チョモラリ!!

 

今日のまとめ。

今日はヒマラヤの秘境ブータンについて述べて来ましたが、ブータンがいかに凄いのか、

ヒマラヤが凄いのはブータンだ生み出した自然の大地の尊さです!

その秘境には名峰チョモラリがありますが、何人も足を踏み入れることのできない名峰!

足を踏み入れることが出来ないことのに、そのチョモラリの凄さが凝縮されているのだと思いました。

地球の壮大なドラマが生み出したのが神秘の山チョモラリ!

国民の9割以上が幸せを感じていると答える。

ブータンは世界一幸せな国と言われている!

ブータンは世界一幸せな国と言われている由縁がそこに潜んでいます。

大自然の宝庫とはまさにブータンそのものです!

ヒマラヤの真珠とはチョモラリであり、それを支えている幸せの国ブータンなのです。

ヒマラヤの秘境ブータン!

激動する地球が生み出した大地!

そこには大自然を敬いながら生きる人々の「幸せの大絶景」があるからでしょう!

体感グレートネイチャーからやっとの思いで、投稿できて幸せです!

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。