バカラの変わらない強さ!バカラの製品は非常にきらびやかであるが、技術を時代につないでいこうとする取り組みには地道を貫く!

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バカラの変わらない強さ!バカラの製品は非常にきらびやかであるが、技術を時代につないでいこうとする取り組みには地道を貫く!

バカラの変わらない強さ!バカラの製品は非常にきらびやかであるが、技術を時代につないでいこうとする取り組みには地道を貫く!

 

フランスの高級クリスタルブランド、バカラのあるローレーヌ地方バカラ村には2度ほど訪れたことがある。

1度目は今から30年前、大丸で洋食器家庭用品のバイヤーだった頃だ。

ドイツフランクフルトの見本市を訪れたときに現地の駐在員とアウトバーンを車で飛ばし向かった。

村はバカラ創業の1764年の雰囲気を残したただづまいで、高い知名度に反して素朴さがそこにあった。

村はバカラ創業の1764年の雰囲気を残したただづまいで、高い知名度に反して素朴さがそこにあった!

観光地化されておらず、車で行った際には道に迷うほどだった。

2度目は2000年、関西生産性本部の経営幹部交流セミナーでだった。

海外企業の事例などを研究して、自社の経営に活かすという取り組みだ。

私はフランスの担当ということで、長い歴史を持つバカラを取り上げることにした。

パリから南東に270km。

TGVとローカル線を乗り継いで3時間半、バカラの駅に降り立った。

驚いたことに1度目に訪れた時と、全くといっていいほど景色が変わっていなかった。

静かな雰囲気の中に1700~1800年の建物が立ち並ぶ。

静かな雰囲気の中に1700~1800年の建物が立ち並ぶ!

時代の変化に背を向け、時を止めたような趣が心地よかった。

ただ、その裏側にあるこの村が持つ技術を次の世代に伝えようとする

熱意とクオリティを維持しようとする行動には胸をつかれるものがあった。

バカラクリスタルの特徴である美しく深い透明感をいかに生み出すのか。

実際に製造しているのは午前中のみで、

午後は若手技術者の育成のために使われていたのだ。

ガラス素材を吹いて型に入れ成形し、カットして研磨する。

そのほとんどが手作業で行われる。

 

 

ドンペニリヨンは、1964年にルーブル美術館で催された『バカラ創立200周年展示会』で発表されたシリーズです!


優秀な人がいて初めて成立する製品だけに、技術の伝承がバカラ村の生命線であるという意気込みをひしひしと感じた。

 

そして検品も厳しい。

クリスタルとしての透明感が足りない、

うねりが残っている、

気泡が入っているなどの要因で作った

製品の30%が再度原料として溶かされることになると聞いた。

生産性を上げることに固執しない潔さ。

そこにブランドを守る神髄、

バカラの強さを見た

バカラの製品は非常にきらびやかであるが、

技術を時代につないでいこうとする取り組みには地道を貫く。

バカラの製品は非常にきらびやかであるが、技術を時代につないでいこうとする取り組みには地道を貫く!

バカラ村の静かで、変わらない

街並みを見て改めてそのことを思った。   

山本良一  J・フロント社長。

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ABOUTこの記事をかいた人

私はかなり高齢な建築家です。出身は伊豆の湯ヶ島で多くの自然に触れて育ちました。少年時代の思い出も記事になっています。趣味が多くカテゴリーは多義に渡ります。今は鮎の友釣りにハマっています。自然が好きで自然の中に居るのが、見るのが好きです。ですので樹木は特に好きで、樹木の話が多く出てきます。 電子書籍作りも勉強して、何とか発売できるまでになりました。残り少ない人生をどう生きるかが、大事です。