これが世界第3位の高峰!カンチェンジェンガ=五大宝蔵!
カンチェンジェンガとは五大宝蔵のこと!目指すのは世界第3位の高峰・8586m!登らなければ撮れない!絶景を撮りたい!!!
旅をするのは二人のカメラマン!
石井邦彦=カメラマンとして世界の山々と、ネパールの少数民族の映像を撮り続けています。
もう一人は人の良さそうな、エベレストなど8000m級に登頂した登山家の中島健郎カメラマン。
さらにヒマラヤで数々の未踏ルートを切り開いた日本を代表するクライマーでもある。
二人の目的はヒマラヤの絶景を撮影すること。
カマルー=8060m、イムジャ・ツエ=アイランドピーク 6160m。未だ撮られたことのないアングルを追い求めました。
世界第3位の高峰「カンチェジャンガ」とは雪、大きい、宝蔵、5つ。
チベット語で「五大宝蔵」の意味。
インドとネパールには、カンパチェン=7802m、マルン・カン=8505m、
カンチェンジェンガ主峰=8586m、中央峰=8478m、南峰=8491mの五つ。
登らなければ撮れない絶景を撮りたい!
グレートヒマラヤトレイルに向かって車で向かいました。
ボラチェンゴーラというヒマラヤの小さな村まで10時間のトレッキング。
そこからグレートトレイルのヒマラヤを歩き始めます。
この辺りはハルチョ=旗 が一杯なびいている。
オラチョンゴーラ=3191m古くからチベットとの交易で栄えてきた村。
カンチェンジェンガには5つの頂があります。
だが、主峰の頂を踏んだ者はいません。
それはスノーライオンから守られているからです。
スノーライオンはブッタを守る神聖なライオン。
その信仰を山でも尊重し、登っても決して山頂には立たない。
3月21日からグレートヒマラヤを歩き始めます。
全長1700kmのトレッキングルート。
グレートヒマラヤへのセッション3は「ジャンヌー」へのトレイル。
季節外れの大雪が立ちはだかった。
ナンブラ峠=4802m。
深い雪をかき分けながら、行手に現れたのは、ジャンヌー北壁=7710m。

その異様な姿から、怪獣のような怪峰と呼ばれるジャンヌー=7710m!
その異様な姿から、怪獣のような怪峰と呼ばれるジャンヌー=7710m。
セクション4ではグレートトレイルのジャンヌーとカンチェンジェンガの5つのピーク「五大宝蔵」を目指す。6000mまで登ってきた。
3月27日トレッキング開始して13日目。
カンチェンジェンガを目指して。ベテランのシェルパ頭のニマ・ジェルパさん。
ドローンで危険な場所がないか撮影。
カンバッチャが見えてる。
あの先にはカンチがあるよ。
大きな家。
とっくにカンチェンジェンガの氷河が始まっている。
長さは17kmの氷河。今日泊まるロナーク=4780m が見えてきました。
これはトレッカー用のロッジ。
ここでの充電はソーラでできます。
14km進んでベースキャンプにたどり着いた。
息が上がる。すでに5000mを越えている。
そこで主峰が見えた。

主峰がその全貌を現した!
あれ!ベースキャンプは閉まっている。コロナの影響で小屋番が上がってこれなかった。
15日目空が晴れ上がった。主峰がその全貌を現した。
カンチェンジェンガ北壁、隣は西峰別名ヤルン・カン=80505mの山が目の前に現れた。
石のヤルンカンは京都大学山岳会隊が1973年初登頂。左に見える北壁は1980年に山岳同士隊が登頂しています。
この日の目的は上に上り、5つのピークが同時に見えるか確認することと、キャンプサイトの確認も。
セラック=氷河が破れてできる氷の塊のこと。
このあとヒマラヤの怖さを思い知らされました。
風が強くてドローンを飛ばせない。
テント場だけはナンとかなった。
Day 16!3月30日!マイナス12度。風はなんとかおさまった。
6000mまで登りドローンを飛ばして見る。プンチ3山が見えてきた。
あとの2つは主峰の影に隠れていて見えません!
なのでドローンを飛ばして見てみます。
昨年はアカルーとエベレストが見えていました。
アカルーはデカくて一際目立つ!
ドーモ南東峰の方に到着。
ここでキャンプを張ってじっくり撮影!
ここはインドとの国境でグレートヒマラヤトレイルの始まりです。
ここから1700kmに渡りトレイルは西へ伸びています。
さあードローンが離陸しました――-が、残念ながら南峰と中央峰が見えません!
日本を代表する登山家の重慶恒夫 73 は日本山岳会グレートヒマラヤ踏査隊!
1984年日本山岳会・ネパール合同隊。

カンチェンジェンガが輝く瞬間は朝です!カンチェンジェンガが赤く染まっています!
カンチェンジェンガが輝く瞬間は朝です!カンチェンジェンガが赤く染まっています!!
カンチェンジェンガが輝く瞬間は朝です!
優しい色だがそれで、黄金色に見える。
残照のカンチェンジェンガが綺麗ですが、強烈な赤なんです。
夕焼けのカンチェンジェンガと朝焼けのカンチェンジェンガが目的です。
ここは絶好のビューポイント!これぞ360度。
360度が撮れるカメラで夕景に挑戦します!狙いましたが途中で雲が出てきました!
あきらめかけたその瞬間、カンチェンジェンガが赤く染まっています。
天の川が夜空を覆っている!
Day 17!3月13日!
朝日に染まるグレートヒマラヤトレイルの始まりを狙いに!
高山病で苦しみながら国さんが撮った絵をご覧あれ!
世が明けてきた東の端のインドとの国境が見えています。
そしてこれがカンチェンジェンガ山群です!
太陽が出てきてその光が当たって、赤く染っている!

太陽が出てきてその光が当たって、赤く染っている!
ドローンでモルゲンロードを狙って見ます。
5大ロードは撮れなかったけれど、この優しい朝焼けをどうしても撮りたかった。
西側の山々も素晴らしいので、カメラを回しました。ふわっとした不思議な色――-朝日が当たっています。
五大宝蔵もまだ3つしか見ていない。
ドローンを飛ばしたが見えなかった。
やり直すしかないな。
南峰と中央峰を撮るためにある計画を立てました。
南側にまわり込み6000m峰を目指します。
Day 18! !4月1日!
この日は20日ぶりの休日をとりました。
だが新型コロナウイルスの影響がヒマラヤにまで及んでいたのです。
ネパールではロックダウンが始まっていてネパールから出られないという事態に。
他の方法を検討――-地図で確認すると他のルートが見つかりました。
当初は南側に回り込み登る予定でしたが、しかしロックダウンで村を出られないため、
グーサから直接ポッタピークに登る計画に変わりました。
だがただし、一部は登山記録のないルート!
本格的なヒマラヤ登山になります。
警察本部に連絡中に突然雷が落ちて、電話が通じなくなりました。
Day 19! 4月2日!
直接警察に行きました。
大丈夫です!OKです!
なんとかWi-Fiの使えるところへ!
志村さん死去!志村さんはコロナでなくなっちゃった!
Day 20 ! 4月3日!
これから難しい登山になりますので、それに備えます。3泊4日200kmを3人で。
次の日がアタック初日。
4月4日ベースキャンプからアタックします。
ワンチャンスで撮りたいな。
あれに登るのですか・尖っていて思っていたより、はるかに難しそう。まだ登った人はいません。
しかもルートはありません。
グーサ村から歩くこと5時間。
雨が降ってきました。
Day 22日!
冬に戻ってしまった。ポクタ・ピークにも雪が!
雨で滑りやすくなった。だが、ルートを探して進んでゆく。
雪が深いので、氷河の上の流れに回り込むことにした。
懸垂氷河=急斜面を流れ落ちる氷河のこと。
運が悪いと突然落ちてくる。
だがまだ、ハイキャンプまでは遠い。
新兵器も投入。
雪の下にブルーマイスという氷。
降り積もった雪がとても硬い。

降り積もった雪がとても硬い!
ピッケルが刺さらない。
ようやくしっかりした岩が出てきたのでロープで固定。
ところがまだまだ苦労が続きました。
深い雪の中をさらに2時間登りましたが――ここでギブアップ。
荷物を置いて帰る。
予備の食料やバッテリーをポーターさんに取りに行ってもらいました。
翌朝もう一度ハイキャンプを目指します。
ここまで来たからにはなんとしても登りたい。
4時間半で昨日のところまで来た。
だが又、ケイヌイ氷河で、ここからはクレバス帯。
ロープをかけて登る。
雪の下にはクレバス。
ヒンドウン・クレバス=雪に覆われた氷の裂け目。
登り始めて8時間。

世界最大級の五大宝蔵を、35日かけて巡りまし!
世界最大級の五大宝蔵を、35日かけて巡りまし!見上げた絶景は、それはもう宝の山でした!
危険なのでここでキャンプにしました。
夜になって天候が回復五代宝蔵の絶景に期待できます。
Day 24 ! 4月7日 !
午前4時! 行動開始、標高640mを登ります。
明るくなってきたのでドローンで行く手を確認します。
氷の谷を登る山頂ルートを確認。五大宝蔵が見えるはずです。
360度カメラで確認すると意外といい感じ。

360度カメラで確認すると意外といい感じ!
傾斜が60度でキツくなってきた。7時半標高680m付近まで来ました。
すごい風だ。
これではドローンを飛ばせないので迷っていましたが—–じゃー行ってみようか。
やっぱりピークに立ちたかった。
もうちょいだと信じて行こうじゃないか!
例えドローンを飛ばせなくても、この目で五大宝蔵をみたくなった。
傾斜をトラバースして山頂を目指す。もう直ぐやろー!
午前9時8分ピーク山頂!はーいお疲れ!遠かった!着いたね!
絶景じゃー!見て五大宝蔵!
南峰!中央峰!主峰!西峰!=ヤルンカン!カーバチェン!しかもジャヌーまで見える!
二人の前に現れたのは五つの大きな宝の蔵!
西からカンバチャン!ヤルン・カン!主峰!中央峰!南峰!これが五大宝蔵!
ここまで来てドローンが飛ばせない!
だが何と奇跡が起きた!
ドローンが飛ばせた!
カンチェンジャンガが見えてきた!
本当に大きい!よくぞここまで付き合ってくれました!
健郎のおかげだよ!ちょっと無理かと思ったけど!
いやでも、二人の力を合わせれば――-一人だったら来れなかった!
今まで、いろんな山に登ったけど、これが一番頂上感があるかもしれない!

今まで、いろんな山に登ったけど、これが一番頂上感があるかもしれない!
いやー素晴らしい!
カンチェンジャンガが大きかったので、それを立体的に撮るのが、どうやって撮ろうかと思っていたんですけど!
機材も少しずつ進化しているので、撮影方法も工夫して本当に新しいことじゃーないけど、面白いですね、毎回!
ボクタ・ピークにのぼること自体新しいことじゃーないけど!
そこからカンチェンジェンガ南面をドローンで撮ろうという試みは、誰もやったことがないんで、それが喜び!
カンチェンジェンガは歩けば歩くほど、大きさが分かる!
このスケール感は今までにない大きさ!
今回ルートが変わって結局、僕たちが初トレースしたルートだから――-ボクタ・ピークを登ることになったっんですが、やっぱり面白かった!
又、クライミングシェルパをあっちだ、こっちだと言いながら、一歩一歩自分の足で登ってゆく!
見上げた絶景は、それはもう宝の山でした!翌日二人は無事下山!
五大宝蔵を撮るため歩いた山旅!
世界最大級の五大宝蔵を、35日かけて巡りました!
本当にみなさんありがとうございました!
チョット凄すぎて言葉にならなかった!
今後も素晴らしい映像をお届けします!
聞き手イモト・アヤコ!NHK BS 終わり!

石井邦彦さんと。中島健郎カメラマン!
石井邦彦さんと。中島健郎カメラマン!目指すのは世界第3位のカンチェンジェンガ=五大宝蔵!!
今日のまとめ。
旅をするのは二人のカメラマンで、石井邦彦さんと。中島健郎カメラマン。
目指すのは世界第3位のカンチェンジェンガ=五大宝蔵です。
カンチェンジェンガとはカンパチェン=7802m、マルン・カン=8505m、
カンチェンジェンガ主峰=8586m、中央峰=8478m、南峰=8491mの五つ!
登らなければ撮れない絶景を撮りたい!
カンチェンジェンガには5つの頂があります。
だが、主峰の頂を踏んだ者はいません。
それはスノーライオンから守られているからです。
スノーライオンはブッタを守る神聖なライオン。
その信仰を山でも尊重し、登っても決して山頂には立たない。
3月21日からグレートヒマラヤを歩き始めます。全長1700kmのトレッキングルート。
ナンブラ峠=4802m。深い雪をかき分けながら、行手に現れたのは、ジャンヌー北壁=7710m。
その異様な姿から、怪獣のような怪峰と呼ばれるジャンヌー=7710m。
とっくにカンチェンジェンガの氷河が始まっている。
長さは17kmの氷河。
今日泊まるロナーク=4780m が見えてきました。
これはトレッカー用のロッジ。
ここでの充電はソーラでできます。
あれ!ベースキャンプは閉まっている。コロナの影響で小屋番が上がってこれなかった。
15日目空が晴れ上がった。主峰がその全貌を現した。
カンチェンジェンガ北壁、隣は西峰別名ヤルン・カン=80505mの山が目の前に現れた。
さあードローンが離陸しました――-が、残念ながら南峰と中央峰が見えません!
カンチェンジェンガが輝く瞬間は朝です!
優しい色だがそれで、黄金色に見える。
残照のカンチェンジェンガが綺麗ですが、強烈な赤なんです。
夕焼けのカンチェンジェンガと朝焼けのカンチェンジェンガが目的です。
世が明けてきた東の端のインドとの国境が見えています。
そしてこれがカンチェンジェンガ山群です!

そしてこれがカンチェンジェンガ山群です!
太陽が出てきてその光が当たって、赤く染っている!
ドローンでモルゲンロードを狙って見ます。
5大ロードは撮れなかったけれど、この優しい朝焼けをどうしても撮りたかった。
西側の山々も素晴らしいので、カメラを回しました。ふわっとした不思議な色――-朝日が当たっています。
五大宝蔵もまだ3つしか見ていない。ドローンを飛ばしたが見えなかった。
やり直すしかないな。南峰と中央峰を撮るためにある計画を立てました。
南側にまわり込み6000m峰を目指します。
だが新型コロナウイルスの影響がヒマラヤにまで及んでいたのです。
ネパールではロックダウンが始まっていてネパールから出られないという事態に。
他の方法を検討――-地図で確認すると他のルートが見つかりました。
当初は南側に回り込み登る予定でしたが、しかしロックダウンで村を出られないため、グーサから直接ポッタピークに登る計画に変わりました。
だがただし、一部は登山記録のないルート!
本格的なヒマラヤ登山になります。
これから難しい登山になりますので、それに備えます。
だが又、ケイヌイ氷河で、ここからはクレバス帯。ロープをかけて登る。
雪の下にはクレバス。ヒンドウン・クレバス=雪に覆われた氷の裂け目。
登り始めて8時間。危険なのでここでキャンプにしました。
夜になって天候が回復五代宝蔵の絶景に期待できます。
行動開始、標高640mを登ります。
明るくなってきたのでドローンで行く手を確認します。
氷の谷を登る山頂ルートを確認。五大宝蔵が見えるはずです。
360度カメラで確認すると意外といい感じ。傾斜が60度でキツくなってきた。
7時半標高680m付近まで来ました。
すごい風だ。これではドローンを飛ばせないので迷っていましたが—–じゃー行ってみようか。
やっぱりピークに立ちたかった。もうちょいだと信じて行こうじゃないか!
例えドローンを飛ばせなくても、この目で五大宝蔵をみたくなった。
午前9時8分ピーク山頂!はーいお疲れ!遠かった!着いたね!絶景じゃー!
見て五大宝蔵!南峰!中央峰!主峰!西峰!=ヤルンカン!カーバチェン!

見て五大宝蔵!南峰!中央峰!主峰!西峰!=ヤルンカン!カーバチェン!
しかもジャヌーまで見える!
二人の前に現れたのは五つの大きな宝の蔵!
西からカンバチャン!ヤルン・カン!主峰!中央峰!南峰!これが五大宝蔵!
ここまで来てドローンが飛ばせない!
だが何と奇跡が起きた!ドローンが飛ばせた!
カンチェンジャンガが見えてきた!
カンチェンジェンガは歩けば歩くほど、大きさが分かる!
このスケール感は今までにない大きさ!
今回ルートが変わって結局、僕たちが初トレースしたルートだから――-
ボクタ・ピークを登ることになったっんですが、やっぱり面白かった!
一歩一歩自分の足で登ってゆく!
見上げた絶景は、それはもう宝の山でした!
五大宝蔵を撮るため歩いた山旅!
世界最大級の五大宝蔵を、35日かけて巡りました!

世界最大級の五大宝蔵を、35日かけて巡りました!
本当にみなさんありがとうございました!
チョット凄すぎて言葉にならなかった!
今後も素晴らしい映像をお届けします!
私もカンチェンジェンガ=五大宝蔵を全く知らなかったし、それが知れただけでも大変ありがたかった!
それにしても二人の山旅は凄かった!
世界最大のカンチェンジェンガは実に素晴らしい五大宝蔵です。
全貌を二人の執念で見れたのは、二人の日頃の行いの成果だと思います!
これからも素晴らしい映像を届けてください!!
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