イタリアの小さな村の物語・何処も美しい!100年以上もヅット変わらないのが凄い!
イタリアの小さな村が何年も何年もBSで続いていますが、その魅力は100年以上も前の村が、今と少しも変わっていないことに驚き、魅力を感じています。イタリアの小さな村の特徴は、山の斜面に沿ってそこの地形を生かしながら、寄り添うようにして建築群を形成しているから、美しい街になっているのです。建築設計をしていますが、私の得意なのは自然の中に、建築群として如何に作るかかが課題です。したがってイタリアの小さな村には衝撃的な美しさがあって、好きな番組で初回からビデオに収めている程です。

町の色合いも素材の作りから、統一された色合いになり、その建築群が美しいに結びついています。石やレンガの建築材料に綺麗な形と素材の美しさがあってその構成で美しい村になっていて、100年以上の古さがなお一層魅力を高めています。
建築だけで無く小さな村の生活も、昔と少しも変わらない日々が今もあって、その生活と建築群が見事に融合して—–美しい村につながっているのです。そこの生活には不便もあるでしょうが、そこに生きる人々は、それを微塵も感じさせない人々がいるのです。村の人々の力強さはなんなんでしょうか!生きる喜びに溢れ、家族の絆に生活の全てが見えがくれし、生きる喜びにつながっているからです。100年以上も変わらないは、不便でしょうがないと思いますが—–そうではないのが素晴らしい!不便を不便と思わないから小さな村が力強く生き続けて行ける美学を形成しているのだと!

いつもいつもBSで「イタリアの小さな村」を楽しみにして見ているのは、そこに魅力的な生活や村の建築群があるからです。
イタリアの小さな村は、山の斜面を巧みに利用して建築群を形成していますが、建築デザインで一番重要なのは、環境にいかにマッチするかで、即ち山の斜面にへばり付く形が重要で、これで環境を大事に思う気持ちの表れです。
斜面を平坦にしての街づくりでは、自然への馴染が出来なくて違和感だけが残ります。こんな建築はぜデザイン的にも下手くそで、街づくりに背かないものになります。イタリアの小さな村の多くは、山の斜面に違和感なく建ち並び美しさを輝かせています。その代表が「チンクエ・テッレ」です。
どうしても日本と比べてしまいますが、日本の町や村には魅力がありません。理由は町に歴史が無く、新しい建築にも街づくりの一員だと言う、意思がないからです。街づくりには同一の方向性が必要で—–それで初めて統一の取れた街づくりになり、美しいに繋がるのです。
『小さな村の物語 イタリア』は、BS日テレで放送されている紀行・ドキュメンタリー番組です。
毎週土曜18:00-18:54に放送されており、過去放送分のアンコールも毎週日曜午前10:00-10:54に放送されている。 第一回放送が2007年10月7日、第100回放送が2011年7月30日、第200回放送が2015年05月30日で、現在も原則4週に2度のペースで新しい回が放送されています。

イタリアには長い歴史、幾多の時間をかけた文化、豊穣の大地があるが、なかでも小さな村には格別の魅力があり、この番組では毎回イタリアの田舎の小さな村をひとつ選び、そこで暮らす人々の、気候や風土に生活リズムを合わせ、家族や友人を大切に、心豊かに暮らす、ありのままの時間や日常をカメラに収めました。そこには人間本来の暮らしがあり、多くの日本人が忘れてしまった「美しく暮らす」「美しく生きる」ということが見えてくる。
幾多の歴史・文化に根差して、海なら海、山なら山、平地なら平地、それぞれの土地の気候や風土に自分の暮らしのリズムを合わせて生きる イタリアの小さな村の人々。形式上は紀行番組でありながら、実は、イタリアの特別でない”普通”の村人の人生を見ることで、「理想郷とは?」「人生をどう生きるか?」「美しく暮らすとは?」ということについて 哲学的に(あるいは、しみじみと)考えさせてくれ、また、見終えると親や友人に連絡をとりたくなるような番組を目指して制作されています。
この番組は、イタリアにおいて、日本人の多くが知らないような、小さな田舎の村を取り上げ、そこで営まれる人々の暮らし、家族模様、人生、そして温かな生活を描いています。私たちが観光で訪れる、ローマ、ミラノ、フィレンツェなどといった大都市とは全く違う、スローな、それと同時に優しい時間が流れるイタリアの小さな田舎町。そんな生活を描き出すのは、きっとこの番組くらいなのではないでしょうか。美しく生きるということ…。気候や風土に逆らわず、共存しながら暮らす。先人たちが築き、守ってきた伝統や文化を誇りに思いながら生きる。人間本来の暮らしが息づく「小さな村」が今、注目されています。海を臨む小さな漁村、山肌にはりつくように佇む村、山に覆われた山間の寒村・・・。古き良き歴史と豊饒の大地をもつイタリアで、心豊かに生きる人たち…。”豊かに暮らす 美しく生きる”とはどういうことなのか。
人間本来の暮らしが息づく「小さな村・物語!」心豊かに暮らす・美しく生きる!豊饒の大地をもつイタリアで!
私たちが忘れてしまった素敵な物語が、小さな村で静かに息づいていました。番組ではありのままの時間の流れを追い、村人たちの普段着の日常を描いていきます。
「”豊かに暮らす 美しく生きる”とはどういうことなのか。」
この番組の魅力が集約されたような言葉です。人生は、貧しさや死といった、辛いことと常に隣り合わせ。それでも自分自身、そして自分の大切な人・ものに誇りをもって生きていく。

お金があることやモノがあること、それも豊かに暮らす上で大切なことです。ただ、それだけじゃない。美しく生きるイタリアの小さな村に住まう人々と出会うと、そんなことを考えてしまいます。
この番組のナレーションは俳優の三上博史氏が務めています。彼の優しい声は番組の穏やかな雰囲気とマッチし、村人達の生活がよりありありとイメージできます。彼は、旅の情報もなく、食リポもなく、淡々と小さな村の生活だけが映し出される、超シンプルな内容ですが、その小さな村の住人達の人生を語るという、おおそれた役目をいただいています。出来るだけ感情を抑えて、観てくださる皆さんに、より味わっていただけるように、想像力を広げていただけるように、シンプルに語るということを心がけてきました。「なんだか生きるっていいいな」と感じていただければ幸いです。続けられる限り今後も邸内にお届けできればと思っています。

この番組の魅力は、コンテンツや語りだけではありません。非常に印象的でノスタルジックな主題歌は、多くの視聴者を魅了しています。主題歌は、1960-80年代に主に活動し、イタリアを代表するイタリアン・ポップスの歌手であった、オルネッラ・ヴァノーニ(Ornella Vanoni)のラップンタメント(L’Appuntamento)。直訳すると「約束」という意味ですが、しばしば「逢い引き」と訳されます。形容しがたい切なさや温もりを感じさせる、ゆったりとしたリズムが印象的な一曲です。まさに小さな村の物語にぴったり合っているように思います。この楽曲は、彼女が1970年というかなり昔に発表した歌です。それでも、2004年の映画『オーシャンズ12』にも挿入歌として利用されるなど、いまだに根強い人気を持っていると考えられます。

これらの映像制作会社はテレコムスタッフで製作されています。テレコムスタッフは「世界の車窓から」や「世界の街道をゆく」の制作会社です。この番組からゆったり流れる雰囲気はこれらの番組から引き継がれたものです。
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