アマローネ=アパッシメントの研究!世界最高峰のアマローネ!
私は最近までアパッシメント=アマローネについて知りませんでしたが、最近話題になっていて世界に広まっている製法ですので、もう少し研究しないといけないと思い取り上げます。この製法はイタリア・ヴェネット州で作られている高級赤ワインの特別な作り方です。最近までイタリアワインと言えば、ピエモンテのネッビオーロで作る「バローロ」と「バルバレスコ」。トスカーナのサンジョベーゼで作る「キャンティ」、「キャンティ・クラシコ」とサンジョベーゼの変種の「ブルネッロ・ディ・モンテプチルアーノ」ぐらいの知識しかありませんでしたが、プーリア州にジンファンデルと同じDNAのプリミティーヴォの赤ワインが素晴らしく今、私が注目している、最中に、ヴェネット州のアマローネを知った訳です。
アパッシメント製法のワインとは、イタリアの「アマローネ」が有名です。イタリアを代表する高級ワインの一つとして知られており、安くても3000円程度、高いものだと数万円クラスまであります。アパッシメントは非常に手間のかかる製法で、葡萄の水分も飛んでしまうので、通常のワインより多くの葡萄を必要とすることから、どうしても価格は高くなってしまいます。とは言えアマローネ以外でも、僅かながらこのアパッシメント製法にチャレンジしている生産者がいます!今回はそんなアマローネ製法=アパッシメント で作られている凝縮した旨味をもつワインを含めて研究対象にします!一度ハマったらやみつきになる、陰干し葡萄の濃厚な旨味!しかもフルボディで、やめられません—–の声が届くには秘密があるはずです!

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコは大変高価な本格派のアマローネです。
同じような製法として、貴腐ワインがあります。この製法は葡萄を干してからワインを作る製法で、甘くて高価な貴腐ワインになります。アパッシメントが「陰干」なのに対して、貴腐ワインは「干し葡萄」にする違いがあります。高級なワインと言う点だけが共通点です。更に、先日試飲した「マッソ・アンティコ・プリミティーヴォ・アパシート」はブドウの一部を半乾燥させて醸造していますが、アパッシメントに近いような気がします。又、想像させるのはジンファンデルの「一部干し葡萄が混ざる」事によって味わいが妖艶で、飲み手を虜にする優れものです。ですが違いは歴然で「自然で、かつ一部に干し葡萄が混ざる」ジンファンデルとは、異なる製法です。
ここで全く違う視点の話ですが、ジャンシス・R女子の醜い発言が、私はどうしても気になります!女子はジンファンデルのことを遅摘みの「馬鹿げたワイン」と言う、あまりにもジンファンデルを馬鹿にした、評論家には出来ない発言です。それだけではなく五大シャトー崇拝者のジャンシスは、同じボルドーのポムロールのワインを農民が作るワインと蔑みの発言まで飛び出したことに、怒り通り越して評論家にあるまじき発言で「最低な人格」でこんな人がワイン界を評価する今の、ワイン界の悲しい現実を紹介しました。
そこで話をアパッシメント=アマローネに再び戻し記事を続けます。
[偶然から生まれた産物 アマローネの誕生秘話]前述したとおりアマローネの歴史は浅く、ヴァルポリチェッラ村では伝統的にレチョートの甘口ワインを造っていました。 ある時、ヴァルポリチェッラ生産組合の醸造責任者ルッケーゼが、いつもの様にレチョートワインを造っていましたが、うっかり樽を置き忘れ、本来ならば甘みを残すためにアルコールを途中で止めなくてはならないところを、完全に発酵が終わり、辛口ワインになってしまったんだとか。 この失敗作こそがのちの「アマローネ」なのです。 アマローネはイタリア語で「苦い」という意味で、甘口のレチョートと区別するために「アマローネ」と名付けられました。 昔は、甘口が主流だったためレチョートの辛口を造ったところで売れませんでした。しかし、市場がしっかりとした赤ワインを求めるようになるとアマローネはうなぎ上りに人気が上昇し、バローロなどの高級ワインと肩を並べるまでになったのです。
[アマローネのブドウ品種]「コルヴィーナ」ヴェネト州とロンバルディア州、主にガルダ湖周辺で栽培されている黒ブドウです。 酸が高く、タンニンは中程度で、ワインにするとプラムやキャラメルなどのアロマが現 れます。 名前は「Corvo(カラス)」が由来となっていて、ある有名な伝説があります。 昔この地域では白ブドウばかりが栽培されていて、農民はブドウを食べるカラスを徹底 的に駆除していました。そんなある日、一人の農民が怪我をしたカラスを助けました。 すると空を飛べるようになったそのカラスは、ブドウ畑の上を一回りし、なんとそこに 植えてあったブドウを全て黒ブドウにしてしまった、というお話です。

これが有名な伝説のコルヴィーナと言う葡萄品種。
「ロンディネッラ」ヴェネト州で栽培されている黒ブドウで、色のしっかりとしたミディアムボディの赤ワ インを生み出します。

これがロンディネッラの葡萄の品種。
「モリナーラ」ヴェネト州で栽培されている黒ブドウで、やや薄い色をした繊細な香りを持つ赤ワイン を生み出します。
[郷土料理とのマリアージュ] 高級で濃厚なアマローネにはやはりメインのお肉料理と合わせて頂きたいです。 ヴェネトには馬肉を使った郷土料理があり、馬肉を長時間煮込んだシチューはアマローネと最高のマリアージュです。 他には野鳥やイノシシなどのジビエ料理や、熟成したハードチーズと一緒にゆっくりと楽しんで頂きたいワインです。
アマローネを名乗るには厳しい基準がある!イタリア・ヴェネット州には!同じような製法が幾つもあります!
陰干し葡萄の濃厚な旨味!フルボディ好きの方は必見。イタリアでつくられる最高級ワイン「アマローネ」をご存じでしょうか。イタリア最高峰のD.O.C.G.(保証付原産地統制名称)に分類される赤ワイン・アマローネは、王族や貴族しか味わうことができなかった時代もあるほど、希少かつ高級なワインです。イタリア語で「苦い(アマーロ)」という意味を含むアマローネは、トロリとした質感とチョコレートのような苦味、焦げたような独特の苦みを持つワインです。
アマローネは、多くの人が知っている「ロミオとジュリエット」の舞台、イタリア・ヴェネト州のヴェローナ近郊に位置するヴァルポリチェッラ地区でつくられています。同地区で陰干し(パッシメント)した葡萄を使用してつくる伝統的なワインがアマローネと呼ばれています。D.O.C.G.ワインであるアマローネは、陰干し期間、樽熟成期間、瓶熟成期間、イタリア固有品種であるコルヴィーナ・ヴェロネーゼ種、ロンディネッラ種、モリナーラ種の使用、最低アルコール度数など、多くの規定をクリアしていなければ「アマローネ」と名乗ることを許されない。高級イタリアワイン、アマローネの価格は5000-1万円前後。当たり年のものになると数万円ほどになることもあります。
アマローネを味わう上で、知っておきたい生産者は、アレグリーニ、ベルターニなどです。アレグリーニは、16世紀初頭に設立された家族経営の名門ワイナリー。世界最高峰とも評されるアマローネ「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ」を生産しています。ベルターニは、1857年に設立されたワイナリー。収穫量よりも品質を優先し、創業当初から一貫して、垣根仕立てでぶどうを栽培している。陰干しを4カ月以上、熟成は、樽熟成と瓶熟成を合わせると7年以上にも及ぶ「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ」を生産しています。

これが「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ」です。
味わい・香り・色のすべてにおいて濃厚で重厚なアマローネ。手間をかけてつくられた最高峰のワインを、たまには思い切って味わってみるものいいのではないでしょうか。
そこで前記した、私の疑問です!!ジンファンデルの葡萄は収穫時期になると、葡萄が一様に熟さないために干し葡萄が混ざります。これがジンファンデルの隠された秘密で、この干し葡萄が混ざるこのによって、作られる赤ワインは、妖艶な味わいになり人を虜にすると言われています。アマローネも干し葡萄にして赤ワインにするので「干し葡萄」と言う共通点が私には最大の疑問です!!調べて見た限りではアマローネがジンファンデルを手本にしているような記述は、ありませんでした!ですが、ジンファンデルの「干し葡萄」が混ざるは、どうしても偶然とは思えません!アマローネはジンファンデルを手本に「干し葡萄」にして赤ワインを作ったと私は、思います!又は貴腐ワインが手本だったでしょうか!イタリアには似通った製法のワインが多くありますので、それも取り上げてみます。
ここでアパッシメントに似通った葡萄を陰干しする、製法がいくつかありますのでそれを、製法による分類別に紹介します。
[PASSITOパッシート]収穫後、陰干しして糖度を高めたブドウを原料にして作る極甘口のワイン。果汁が濃厚で、アルコール濃度の高い、芳醇なワインになります。生産過程が貴腐菌に依存する貴腐ワインは、貴腐菌が作用しやすい環境が必要であるため限られた地域でしか造ることが出来ませんが、パッシートは生産地域が限定されないというメリットがあります。

このように陰干しした葡萄の糖度を高めて甘口ワインを作るのが「パシュート」ですが、貴腐ワインとは違います。
[RECIOTOレチョート]パッシートと同様に、収穫したブドウを陰干しにして造るワインですが、特にヴェネト州で造られたものを指します。レチョートとはイタリア語で「耳たぶ」という意味であり、ぶどうを耳たぶくらいの硬さになるまで乾燥させるというとことからこう呼ばれています。レチョートは発酵段階のブドウを使用しますが、完全に発酵が完了しているブドウを使用する場合はアマローネという辛口のワインになります。
[AMARONEアマローネ]ヴェネト州ヴァルポリチェッラ地区で、特別な製法によるものに付けられる名称。ブドウを手摘みで収穫し、数カ月間半ば乾燥して果実味と糖分を凝縮し、それを完全な辛口になるまで発酵させた後、大樽で2年以上熟成させて造ります。非常に手間と暇を掛けるために生産量も少なく、稀少で高価なワインですが、古今から、芳醇な香りと濃厚な味わい、口に含んだ時の独特の苦み(アマローネ)で飲む人を魅惑してきました。中には、20年以上の長期熟成を期待できるものもあります。
[VIN SANTOヴィンサント]収穫したブドウを藁の上で数カ月陰干しにし、干しブドウになって糖度が高まった所で果汁を搾り、発酵させ、密閉した小樽の中で最低3年以上熟成させた、高価なデザートワインで、豊潤な甘みが特徴。トスカーナ州で多く造られていますが、トレンティーノ地方でも造られています。「聖なるワイン」(ヴィンサント)という名前は、このワインが復活祭などキリスト教の儀式につかわれていたことに由来しています。
今日はアパッシメントワインが気になって記事にました。アパッシメント製法のワインはとても美味しい魅惑的なワインです。その秘密は「陰干し葡萄」にあることがよくお分かり、頂けたでしょうか。このアパッシメント製法は手間がかかり、収量が少ないので価格は高くつきますが、一度は飲んでみる価値のある赤ワインですので、よく調べてみしました。先日緊急紹介したアパッシメント4本セットはとても気になる存在で、今、購入しましたので、いずれその試飲記録をお届けできればと思っています。更に「ラ・プルーア2013」と言うヴェネットのアパッシメントを今、試飲中ですので近々でご紹介いたします!
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